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2012年9月26日水曜日

着物の寸法

今日の話題はちょっと専門的な言葉が出てくるので、着物好きでない人にはわかりずらいかもしれません。申し訳ありません。

少し前に寸法直しを頼んでいた着物が出来上がってきました。
私には派手で、もう着ない着物を娘用に寸法直ししました。
私は身長163cmで大柄ですが、娘は157cm痩せています。
娘だけでなくて、誰でも着れるように平均的な寸法(少し大きめ)のまま直さずにいたのですが、娘には大きすぎて、とても着せにくい。
それで、思い切って寸法を合わせて仕立て直したのです。

最近の普通は、前巾6寸5分 後幅8寸 裄1尺7寸5分~1尺8寸です。
昔のアンティーク着物などでよくある標準寸法は、前巾6寸、後幅7寸5分、裄1尺6寸5分~1尺7寸。

着物の名称は以前ブログで説明しました。参考にして下さい。
http://sorakara11.blogspot.jp/2011/09/2_17.html

娘の寸法は前巾・後巾は昔サイズでピッタリなんですよね。裄は1尺7寸~1尺7寸5分。
前巾で、だいたい2cm、後巾で2cm、裄は4cm程違います。
結構差がありますね。


この着物の仕立て直しとは別にお仕事で、今日はもう一件、着物の寸法の確認する電話がありました。

だいぶ前に作った総柄の訪問着の依頼がありまして、その仮絵羽の寸法をどうするかの電話です。
訪問着は、柄がつながっているので、白生地に下絵を描く前に、仮絵羽(下縫い)にします。(柄を合わせるために)
つまり、白生地を着物の寸法に裁断して、着物の形に先に縫います。
そして、着物状態の生地に下絵を描いていきます。

この仮絵羽の寸法ですが、
私がお弟子さんだった頃(20年以上前)は、身丈4尺6寸5分裁ち切り。裄1尺7寸5分仕上がり。でした。
それが、少ししてから、身丈4尺7寸裁ち切り。裄1尺7寸5分だったり、1尺8寸だったり。
今回は、身丈4尺8寸裁ち切り。裄1尺8寸。
どんどん大きくなっています。4cmも長くなっています。(身長178cmぐらいまで対応)

もちろん、大きな人ばかりではないのですが、きっと、若い人の身長が伸びているのでしょうね。
小さい人は縫いこんで対応ができるけれど、大きな人は短い身丈では対応できなくて別注になるからでしょう。

着物の寸法は洋服ほどぴったりでなくても対応できますが、実際にぴったり合う寸法をみつけるのは、ひとそれぞれに体型も違うので、難しいです。










2012年9月25日火曜日

秋の庭

朝晩涼しくなりました。
夏の間、放っておいた庭も秋の花が咲き始めています。
(今日は写真がみなピンボケです。)




白萩

庭の白萩がかなり大きな木になっていて、毎年、空気を真っ白に染めます。
まだ咲き始めでちらほらですが、小さな花と三つ並んだ丸い葉がかわいい。

彼岸花

植えたわけでもないのに、何故か9月になると数本彼岸花が真っ赤な花を咲かせます。
どきっとするような赤で、すっと伸びた花に、ついつい目がいってしまう・・・。


ヤマボウシの実

春~初夏に白い花をつけた山法師が、朱っぽい実をつけて、地面にたくさん落ちていました。



つゆくさ

そして、どこにでも咲いている普通のつゆくさ。
写真ではいつもの青い色が出ていませんが、よくよく見れば可愛い形をしています。

今年はまだ、朝顔の勢いが衰えず・・・。


夏の間、蚊がぶんぶん飛んでいた庭も、少しましになり(まだ飛んでいてさっそく刺されましたが・・)、今は蜘蛛が我が物顔で巣を張り巡らせています。
追い払っても追い払っても毎日大きな蜘蛛の巣が出来ていて、からみつく。

蜘蛛が大嫌いで怖かったのに、例年見続けると慣れてしまって、枯れ枝で蜘蛛の巣取りも平気。
無益な殺生はしたくないけれど、裏の用水に・・・。(ごめんなさい。)

2012年9月24日月曜日

PRIDE  池袋ウエストゲートパーク X



「PRIDE   池袋ウエストゲートパーク X」
石田衣良 著
文春文庫

石田衣良さんは特に好きな作家というわけではありませんが、池袋ウエストゲートパーク  シリーズは楽しみにしています。
軽い文体と、最近の時事ネタを盛り込まれたキャッチーさ。
そして、登場人物がとても魅力的。

魅力的な登場人物が出てくる本は、ドラマ化されやすいですね。
このシリーズもテレビで放映されていました。(残念ながら観てませんが・・)
この10巻で、ファーストシーズン完結となっていますが、どうでしょうね。また出るのかな。


この10巻の解説がとてもおもしろかったです。

解説ーミステリー界の新世代を代表するヒーロー像   杉江松恋


かなりのミステリー通で、さまざまな翻訳ミステリーを提示して、比較されていました。
知らない本が多かったなぁ。
それに、ミステリーは大好きですが、かなり飛ばしたいい加減な読み方で、一つ一つ真剣に謎解きしながら読んではいません。
だから、読み終わったら、すぐに忘れてしまう。
同じ本を何度買ったことやら・・・。

この頃、軽い本ばかりだな。
おもしろいけれど、すぐに読み終えてしまって、長持ちしません。




2012年9月22日土曜日

白生地 その2  たことねこ


昨日購入した白生地の画像です。
白地の地模様なので、柄がちょっとうまく撮れませんでした。


 1枚目  唐草

 2枚目  唐草・唐花

 3枚目  カトレア

3枚ともに大きくはっきりした柄です。
少し前、小紋等で作った柄ばかり選んでしまいました。
この大柄地紋をどのように生かすか、形になるまでに時間がかかりそうです。



週末の恒例、相方の今日の釣果

写真は撮らなかったのですが、キスが12匹ぐらい。
キスは例年、もっと早い時期らしいですが、今年はあまり釣れなくて、今頃少しだけ釣れたそうです。
そして、何故か小さい蛸が5匹。

10cmちょっとのミニサイズで、あまりおおきくならない蛸だそうです。

アップの可愛い(?)顔


 さっそくゆでられて・・・

言い古された言葉ですが、たこやらいかやら、初めに食べた人はすごく勇気あるなぁ。


最後にたこの次は今日のねこ。


少し涼しくなって、座布団の上で、

思わず触りたくなる肉球

2012年9月21日金曜日

免許更新と 白生地

今日も外に出た一日でした。
今週はなにかとしなければいけないことが多くて、じっくり机の前に座っていることができない週みたいです。

昨日コンタクトを作り直したので、さっそく午前中免許の更新。
新しい免許はICチップが埋め込まれているとか、自分専用の4桁パスワードを2つ設定させられました。
更新時の講習も、以前は交通事故の映像を長い間見せられたのですが、今回は、エコドライブと、事故が起こった時の最近の車の性能について。
事故がおこりやすい運転の具体的な指摘、飲酒運転の罰金の額・・。

事故は起こしたくないし、巻き込まれたくないですね。


そして午後、白生地を見せてもらいに行きました。
先日紹介していただいた京都の卸問屋さんから、変わった生地が届いた と電話をもらったので、すぐ飛び出しました。

ちょっと時間がなく生地の写真が撮れなかったので、写真は明日アップします。
丹後縮緬で、色無地用だと思います。
大きな柄が織り込まれていて、地色を染めたら大胆で綺麗だろうなぁ。
もちろん、無地で染めてしまってもいいのですが、せっかくだから、小紋の柄を足して、変化をつけてみようかな。
地模様3反・変わり織1反。
お金ないくせに、買ってしまいました。
ついでに、すごく柔らかくて綺麗な小千谷の紬も、予約してしまって・・・。
今年は手をつけられないので、来年、いっぱいいっぱい染めよう。

2012年9月20日木曜日

コンタクトレンズ

今日は午前中、コンタクトレンズの作り変えに行って来ました。
運転免許証の更新で、視力検査に自信が持てなくて・・・。

もともと、ひどい近視で、眼鏡はプラスチックの一番軽いレンズでも牛乳壜の底。
その上、少しずつ老眼が加わって、遠くも近くもなんだかぼやけた感じです。
視力を測ってもらうと、「使っていたコンタクトは、0.5ぐらいしか見えていませんよ。」って言われてしまいました。

運転に支障がないように、遠くが見えるように。
でも普通に遠くが見えすぎると近くが見えなくなるので、どちらもほどほどに。
それがだいたい「両眼で0.9ぐらいでしょう」らしいです。

確かにはっきり見えるようになりました。
でも、家に帰って仕事をすると、以前より手元が、輪郭がはっきりしない。
老眼鏡の軽いのを併用しなければならないかなぁ。
使っていると目が疲れるんですよね。

視力が落ちていたから、3D映画や、色のはっきりした映画を観ると酔ったようになったのかもしれません。



文庫本の新刊で「きのうの神さま」を読みました。

「きのうの神さま」 西川美和著
ポプラ文庫

俳優の阿部サダヲが少しお気に入りで、上映中の映画「夢売るふたり」、少し観たい。
すごく観たいわけではないので、DVDレンタル待ちになると思いますが。

その映画の脚本・監督が西川美和さんで、「ゆれる」や「ディア・ドクター」も撮っています。
どちらも観ていないのでわかりませんが、文庫本新刊の帯につられて、小説の方を買ってしまいました。

5つの短編からなっていて、なめらかな文体と心理描写のうまい作家さんです。
読みやすく、面白かった。
「ゆれる」も読んでみようかな。

2012年9月18日火曜日

下図用の紙 猫

下図用に使っている紙を配達してもらいました。

片面がつるつるで、片面がざらっとした薄いハトロン紙です。
たぶん全紙サイズで、500枚単位で、紙の卸会社から直接届けてもらっています。
1枚はとても軽い紙ですが、500枚ってすごく重い。(半分でもすごく重い)
いつも紙卸会社の方は、肩にかついで運んでくれます。
暑い中本当にお疲れ様です。

だいたい1枚の着物の柄を考えるのに、総柄の重い着物なら4枚の紙を使い、ポイントのみの軽めの訪問着や付下げでは2枚ぐらい使います。
でも、一度で綺麗に形が決まるわけではないので、その倍・3倍・・・。
スケッチするのに使ったり、反物を包むのに使ったり(これはほんのたまに・・)

500枚は一人では多いので、友人2~3人と毎回分けています。

以前は模造紙(小学校の発表とかでよく使う紙)を使っていたのですが、1枚のコストが高い、分厚くて破れやすい、しわになりやすい、下図を写しにくい、保存にかさばる・・・。など、ハトロン紙に比べるととても効率が悪いものでした。


猫と比較して、全紙のサイズって大きいでしょう。
厚みは写真に写っていませんが、500枚で5~6cmぐらいかな。

紙を広げると、猫が自分の場所とばかりに乗ってきます。
つい写真をパチリ・・。
でも、毛が落ちるので、あわてて追い払いました。 
友人と分けるために、50枚ずつ数えて、丸めて、・・。
ちょっと油断すると、また、猫が紙の上・・・。
しばらく追いかけっこして、娘の部屋に閉じ込めると、黒猫がいつの間にか紙の上・・・。
爪とぎポーズで、手を持ち上げたので、叫びながら娘の部屋に閉じ込めて・・・。

猫の乗った紙は自分用によけて、大騒動でした。



紙を片付けて、閉じ込めた部屋から猫を出して、しばらくすると、


いつもの扇風機を枕に、ななめ仰向けに、バンザイ姿勢で、ぐっすりおやすみ。

猫はいいなぁ・・。

2012年9月17日月曜日

おばあちゃんにお花を

敬老の日に、どのような言葉をかければいいのか、ちょっと迷います。


何をプレゼントしたら喜んでくれるか、母の日も同じですが、上の世代の好みってわからないんですね。
自分に問うても、今欲しい物って、すぐに具体的にはみつからないから、ますますわかりません。
そんな時はやっぱりお花。
「小さくて、すごく可愛いのを作ってください」って言ったら、ガーベラ主体のやさしい花束になりました。

息子に
「おばあちゃんにあげてきて」(お隣に住んでいるので・・)って頼むと、
「何て言えばいいの?」
「うーん。いつもありがとう。とか、長生きしてねとか・・・」
「なんか変じゃない? わざとらしくてかみそう・・」

確かに、感謝とはちょっと違うような。
「いつまでも元気でいてね」は一番それらしいけれど、小学生みたいで、言葉にすると照れるよね。


まあ、私も年々敬老に近づいていくので、自分用に

桔梗を1つ買いました。
こちらは土つきで、さっそく花壇に植えて。

暑さのせいで、花屋さんのお花もなんだかぐったり元気がないです。

2012年9月15日土曜日

小さい・・・ 多い・・・


秋の気配がしているのに、日中は相変わらず暑いです。


「暑いと釣れんなぁ」

週末は釣りに出かける相方もこのところ大物が釣れなくて、小さいのを少々。
一見、たくさんに見えますが、真ん中の鯛、10cmぐらいしかないんです。
どれも、20cmないみたい。

「食べる所ないし、放してやればいいのに・・」
って言うと、
「こんな小さいの、釣られたら放しても生きられないよ・・」
だそうです。

魚には気の毒だけれど、暑い暑いと文句いいながらも、海に行くと生き生きした表情しています。


今日買い物に行くと不思議野菜がありました。
以前友人にもらって驚いた「そうめん南瓜」「金糸瓜(きんしうり)」
初めて見た時も驚いたけれど、やっぱりおもしろい。

だいたい20cmぐらいの大きさ

瓜の形で、皮が南瓜(かぼちゃ)みたいに硬い。
中の種を取り、輪切りにして(繊維をつぶさないように縦には切らない)茹でると


 スライサーで切ったみたいに均一な繊維がほどける。

1個で 直径24cmぐらいの大皿に山盛り。
1個は多かったーー。

そうめんつゆで食べたり、サラダにしたり・・・。
味付けを変えて、夕食に。の予定。


おまけ画像・・今日のホワイトボード


ホワイトボードは覚書に使っていますが、時々気がつけば不思議な絵が出現します。
猫が痒そうに目をひっかくのか、かさぶたができていたので、目薬と書けば・・・。
(さらさらっとうまい絵はお姉ちゃんで、へたくそ絵は弟。時々相方。)
今日のは弟。なんとなく本人に似ている・・・。
いえ、下手ではなくて、味のある絵です。(小学生低学年なみの字・・・私も人のこと言えませんが・・・)

2012年9月14日金曜日

付下げを四つ身に作り変え

若い頃の付下げ。
何度も着て、妹さんも着て、少ししみが出ている思い出の着物。
大切にされていた着物をお孫さんの四つ身(7歳児用七五三の着物)に作り変えの依頼がありました。

丁寧に保管されていたようで、染みはあるものの、古い絹独特のにおいがなくて、しっかりした綸子(りんず)の生地でした。




着物を解いて洗い張りした生地

生地の地模様

今日、洗い張りができました。

光沢のある重みのある綸子(綸子)地で、ねじり菊の大きい地模様が入っています。(写真下)
もともと、地色を染めていない白地の着物で、地紙紋(骨のない扇面)がポイントポイントに散っています。(写真上)

この白地を黒地に染め替えしてシミを隠します。
せっかくの白地だから、ちょっとだけ手間を加えて、


手元にある図案から、大きめの花を少しだけ飛ばして可愛くしようと思っています。(上の下図)
扇面がしっかりかわいい色が入っているので、飛ばす花は白。
黒地に白はきっと映えるでしょう。


この着物には、白地に薄いピンクぼかしの八掛(はっかけ)がついていました。


八掛は裏地で、白い色や薄い色の裏に濃い目の八掛をつけると、仕立てた時に裏の色が出てしまうので、だいたい白地に裾ぼかしの物を使います。

使用していた八掛と胴裏(どちらも裏地)は、さすがに変色していました。

生地の薄い胴裏(どううら)は新しい物に取り替えるとして、八掛はまだ使えそうなので、上から真っ赤に染めてもらいました。



八掛(裾回し・・・裏地)

縫った線などは残っていますが、しみはまったくわからなくなっています。
黒地に染めた着物に真っ赤な八掛はかわいいでしょうね。


まだ洗い張りが終わったばかりの生地の状態ですので、これからゆっくり手をかけていきます。

大事にされていた着物が形を変えて再生されるのは、すごく楽しい仕事です。
もしかしたら、依頼主さまよりも私の方が出来上がりを楽しみにしているかもしれません。


2012年9月13日木曜日

染屋さん

今日は、新しく紹介してもらった染屋さんに行ってきました。

今まで3軒。親しく染めていただいている染屋さんがあります。
だいたいの染屋さんは問屋さんのお仕事を最優先させるので、個人のお仕事を頼みに行く時、後回しにされたりして、染めてもらうのに時間がかかります。
急ぎで頼めば間に合わせてくれますが、あまり強引なお願いはできなくて、気長に待つことにしています。

自分にぴったり合う染屋さんがないかと、いろいろ声をかけて、紹介されればいろいろ頼んでと、一軒に決まらず結構浮気しているなぁ。

今日は、ちょっと緊張しながら、新しい染屋さんへ。

電話で住所を聞いて、地図で場所を確かめて、車を出して、近くまで来ているのに、目的地に着けない。
ご近所の人に聞いても、「知りません」って、そっけなくて、・・・。ちょっとめげました。
よくよく住所を確認すると、番地はあっているのに隣町の所を見ていました。
本当に方向音痴で、一度ですんなり着くことがまれ。

なんとか到着してお願いしたけれど、少し気疲れしてしまいました。

「染める」作業は変わらないのに、染屋さんによって雰囲気が違いますね。
人柄の違いなのかな。

好きな色の感性が似ていて、少しぐらい無理なお願いも聞いてくれて、真面目で染が好きでうまい、それからできれば値段が安い。
条件がぴったり合うところなんてないので、その時々で妥協しながら染屋さんを変えていかなければいけないようです。

人に依頼するのは難しい。

ちなみに、今日お願いした染屋さんは、ご主人も奥さんもとても気さくな方で、明るい雰囲気でした。
ピアノの練習音が流れていて(子供さんかな)アットホーム。

2012年9月12日水曜日

笹だんご

昨日に続いて頂き物。笹だんごが送られてきました。



10個ずつこんなふうに束ねられています。



 箱を開けると、あまりにも青い笹の香りが誘います。
お礼の電話をかける前にちょっとお茶を入れて、一つ味見。
柔らかくておいしーい。

今週は頂き物が多くて、幸せだなぁ。

うまくいかないことが続いていて、なんとかならないかと動いても好転せず、まあ、なんとかなるかと開き直ると、幸運が一つ二つ三つ。
いつも、自分の思いとは違うところで、思いがけない動きがあるような。
いい風が吹きますように。



おまけ画像
少し朝夕涼しくなると、元気に動き出します。
そして、動いた後は、何かを枕に お昼寝。
扇風機だったり、洗濯物だったり、新聞紙だったり。
今日は床に落ちていた団扇。
幸せなお腹。

2012年9月11日火曜日

久しぶりに庭

今日は夕方ごろまで雨でした。

少しだけ涼しくなると、さっそく隙をみて猫が脱走。
うちの庭は、横に用水が流れています。
夏の間蚊がうようよして、しばらく放置状態だったのですが、猫を追って久しぶりに覗いてみると、秋の気配。


夏の名残

今年は朝顔がまだまだ花をつけています。
例年、8月いっぱいぐらいで、花も終わりなのに、まだ1日に20以上・・。
写真は、夕方4時ぐらいのしぼみかけた花。
朝、青紫だった花がだんだん赤みを増してきて、赤紫よりもピンクです。


ざくろの実

今、実をつけています。
まだ青くて割れないけれど、本当にいい形。


水引草

庭中あちこちに、水引草が顔を出していました。
このしゅっと伸びた白っぽい小さな蕾が、だんだん赤く色づいてきます。


白萩

白萩も小さな蕾をつけていますね。(写真はピンボケ)


そして、すすき

ちょっと荒れた庭は、少しずつ秋らしくなっていますが、やっぱり、目に見えてぶんぶん蚊が飛んでいます。
しっかり餌食になりました。
猫も刺されたかなぁ。

最近は、また下図。

「梅・・・、静かに・・・、伸びやかに・・・」
「椿・・、りんと、すっと、、」
かっこよくとか、かわいくとか・・・
なんとなく、頭の中でこうであって欲しいってイメージで線を引いています。
静かだけれど動きがあり、存在感があり、でも、でしゃばらない。
なかなかうまくいきません。
イメージ通りにいきませんが、気持ちだけ丁寧に・・・。



今日はお土産をたくさんいただきました。
左・・・東京のお土産  Sugar-Fers (シュガーファース)
右・・・京都のお土産  京都北山 茶の菓

どちらもおいしくて幸せ・・・

2012年9月9日日曜日

印刷物

まだまだ残暑が続きます。

11月に娘が高校時代からの友人と、東京の小さな(?)ギャラリーで写真の展示をします。
なんとか赤字を最小限に食い止めるため、パンフレットのような写真集・ポストカードなどを販売するようです。
今朝、その写真の印刷物が届きました。

高校生の時から撮りためた、膨大な不思議写真。
撮影会と称して、いろいろな場所でテーマを決めて撮っていました。
1回の撮影会で200枚以上の写真を撮り、その中から2~3枚を厳選、そして編集してできた1冊です。

お金がないから、自分でホッチキスで閉じて、280冊ぐらいの予定。
(毎回私も参加させられるのですが、この単純作業が結構おもしろい)

2日程前から順番に、DM葉書が届いたり、封筒の印刷物が届いたり、そして、今日は、写真集の中身が届いたり。

綺麗な印刷物は、自分のものではないのですが、うきうきします。

このブログでも紹介したいのですが、本人があまり望んでいないので、写真は載せることができません。
(DMも1枚しかくれない。)
まあ、私のブログよりも、自分のブログやホームページの方が圧倒的に集客できるので宣伝の必要ないし、親の知り合いに見られたくないのかもしれないですね。

おもしろい感覚の娘の友人達。
毎回毎回何をするやら、私、影ながらのこっそりファン(兼雑用係)なんです。


2012年9月6日木曜日

「悪の教典」

夜中から今日の午前中にかけて、土砂降りの雨と雷でした。
昼少し前から一転しての青空。
やっぱり晴れている方が気持ちいい。


雷の中、読み始めたら止まらなくて、最後まで読んでしまいました。


「悪の教典」上下
貴志祐介著
文春文庫

以前ケーブルテレビのミステリチャンネルで、紹介していた本。
黄色に黒いカラスの表紙が気になって、文庫で出版されたので買ってしまいました。

文庫本 後の紹介文で、
「ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作」
と書かれていました。



ピカレスクロマンって何?

ピカレスク小説(ぴかれすくしょうせつ、英: Picaresque novel, 西: Novela picaresca)は、16世紀~17世紀のスペインを中心に流行した小説の形式。悪漢小説や悪漢譚、悪者小説とも呼ばれる。
(ウィキペデイアより) もう少し詳しく載っていましたが、そちらで調べてください。


主人公が徹底した悪者(教師)で、迷いなく次から次へと邪魔者を排除し殺していく。
ミステリーは大好きだけれど、サイコホラーやスプラッターは好きな分野ではないのですが、分かりやすい魅力的な文章で読み始めたら最後まで止まりません。
東野圭吾さんの小説みたい。
雷雨の中で読んでいても、そんなに怖さが感じられない本でした。
「ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント」(下巻解説)がピッタリ来る言葉かな。

今日は少し睡眠不足で眠い1日でした。





2012年9月5日水曜日

9月の柄・モチーフ

9月に入ってもまだまだ残暑が続いています。
それでも、朝晩が少しだけ涼しくなったり、虫の声が聞こえたり、秋の気配を感じます。

今日は9月の柄をまとめます。

9月の柄・モチーフ
粟・雀・兎・月・雁・菊・十五夜
竜胆・蔦・秋海棠・秋桜
(「おでかけ着物歳時記」秋月洋子著より)

粟(あわ)

雀(すずめ)
左・・・雀文(すずめもん)
右・・・ふくら雀文

「竹に雀」「稲穂に雀」(秋)
小雀(春) 寒雀(かんすずめ 冬)

ふくらすずめ (脹雀 福良雀)
まるまるとした雀の子や、寒さをふせぐため全身の羽毛をふくらませた雀を文様化したもの。
振袖などの帯結びにもある。


兎(うさぎ)

 兎文(うさぎもん)

唐草兎文 月兎文(げっともん)
「杵兎」(きねうさぎ 秋)
「雪兎」(ゆきうさぎ 冬)
「波に兎」
「花兎」




月象文(げっしょうもん)


雁(かり)

左・・・雁文(かりもん)
右・・・雁木文(がんきもん)

雁行文様・・・雁が斜めに連なって飛ぶ形
雁金紋
「月に雁」
「葦に雁」

雁木文(がんぎもん)
雁が列をなして空を飛ぶときのような、ギザギザの形を雁木という。
文様では、正方形を2つ、角をずらして重ね、8個の角を持つ形にしたものをさす。
単独で用いることはほとんどなく、他の文様を囲むものとして使う。


菊  十五夜


竜胆(りんどう)



蔦(つた)


「蔦紅葉(つたもみじ)」「地錦(じにしき)」・・・美しく紅葉することから
少し退色した葉は9月下旬~10月
枯れ蔦は12月
青蔦は5~6月


秋海棠(しゅうかいどう)



秋桜(こすもす)

2012年9月4日火曜日

歌舞伎

今朝、出勤前に相方が、
「会社で歌舞伎のチケットもらったけど、行く?」
私「うん、行く。いつ?」
相方「それが、今日の2時開演」
私「ええー、今日はすることいっぱいあって無理やわー。でも、場所は?」
相方「それが、小松・・」
私「・・・無理・・・」

チケットみせてくれて、
相方「やっぱり、急すぎるよなぁ。誰か行く人おらんかなぁ・・・」

って、言って、チケットを置いたまま、会社に行ってしまいました。

チケットをよくよく見れば、なんと、一番高い桟敷席。
2人1ます、18,000円。

これは無駄にするのはもったいないけれど、当日2時は急すぎて、その上、小松は金沢から1時間ちょっと車でかかり、遠すぎ。
なんとか行けそうな人に電話をかけたけれど、やっぱり無理。
しかたないので、忙しい友人に恐る恐る打診してみると、「うーん。でも、行きたい」
結局、私と友人で行くことにしました。(あーあ、いいのかなぁ。することが・・・)

小松まで行く途中、友人の携帯にお仕事催促電話が・・・。
たぶん「今どこにいる?」らしい相手の電話。
友人、(携帯に頭を下げて・・)「すみません。ちょっと、今日できないので、明日からがんばりますので・・・すみません・・・・」
(本当に、ごめん・・・)

なんとか無事、小松について、歌舞伎鑑賞・・・。

会場「こまつ芸術劇場うらら」
のぼりが逆さまになっている。(反対から写真を撮ればよかった)

会場内 舞台
開演すると写真撮影は禁止なので、場所だけ
桟敷席、思ったほど立派じゃなかった・・・。

パンフレット

演目 
1 歌舞伎のみかた  市川猿弥
2 一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋
3 女伊達(おんなだて)

市川右近
市川笑也
市川笑三郎
市川寿猿
市川猿弥
市川門之助  他

歌舞伎は知識がないので、薀蓄言えませんが、女形の市川笑也・市川笑三郎は本当に美しく、うっとりしてしまいました。
歌舞伎の異世界にすっかり魅了され・・・。

今度はもっと余裕を持って、着物着て、楽しめたらいいな。









2012年9月2日日曜日

山中温泉

今日は用事で加賀温泉方面に行きました。
家から車で1時間30分ぐらい。
金沢から小松あたりまでは自分で運転したことがありますが、加賀温泉までは初めて。

朝9時頃に出て、とてもいいお天気の中、さわやかなドライブでした。
用事を済ませたら1時。
せっかくここまで足をのばしたのだから、森林浴などいいかなと、山中温泉まで。

鶴仙渓(かくせんけい)遊歩道を散策。
そんなに時間がなかったので、遊歩道コースの半分ぐらい、こおろぎ橋からあやとりばしあたりまで。


青紅葉

数日前からの雨で少し濁った水

木立

あやとりばしの赤い造形が緑の中に映える。

午前中あんなに気持ちのいい青空だったのに、2時過ぎたあたりから、ぽつぽつと細かい雨粒が・・・。
3時過ぎるとざあざあ降り。
ほんの少しの間、緑に癒されて、大雨の中、金沢まで帰りました。

今度は、秋に、水面に落ちる紅葉を見に来たいものです。
その時は観光客が多くて、こんな風にのんびりとはできないかなぁ。