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2013年10月31日木曜日

早津さん個展の搬入お手伝い


お友達の早津さんの個展が明日から始まります。

今日はその搬入のお手伝いに行ってきました。
 



 会場風景



 友禅と古布のパッチワーク タベストリー



 友禅をあしらった古布マフラー



 テーブルセンター



古布を使ったコースター


お客様がたくさん来ますように・・・

2013年10月30日水曜日

訪問着 「早春」

 前裾部分




 全体図


 前の着姿


右後袖 こぶし柄


ちょうど1年ぐらい前、重い(柄の多い)訪問着を3枚依頼されました。
2枚は以前に作った柄を、1枚は新しく

ここ数年、重い柄の訪問着を作っていませんでした。
着物自体の依頼も少なく、帯とか小物が多くなったことが理由のひとつです。
昔若い頃は着物の形をした大きなキャンバス感覚で作っていました。
着ることよりも飾ること、着て美しく飾って観ごたえある美しいものをという想いから、ずいぶん無茶なこともしたように思います。

「着る」という意識が「観て楽しむ」という意識よりも強くなった時、重い訪問着は着る人を美しく見せなく思えて、柄を描くことができなくなったように思えます。

3枚の依頼の2枚は、とりあえず昔の柄で下図があったので早い段階で仕上がりましたが、残りの1枚が描けない。
図案が思い浮かばないのです。着物という形で表現したいものがみつからない。

いくつか描いてはボツにして、横にしばらく寝かせてやっぱりボツにして・・・。
結果、昔作った「こぶし」 の柄を裾部分だけアレンジして、やっと仕上がったのがこの着物「早春」です。

「こぶし」の柄は前面「こぶし」で埋めましたが、この柄は裾にシラネアオイの花を配置しピンクを入れました。
地色も写真ではうまく出ていないのですが、薄い少し渋めのピンク地に色を変えました。(裾と肩は薄い紫グレー)

もう大胆な着物描けないかなぁって思いが制作中ずっと続いていて、なんとか着物の形に仕上がったのはホッとしますが、本当にしんどい1枚でした。

結局、まったくの新しい柄はできませんでしたが、次はまた一から ボツ図案にしないようがんばろう。


2013年10月28日月曜日

加賀友禅 おしゃれ小物展



加賀友禅と昔キモノ
早津由美
おしゃれ小物展

2013.11.1(金)~11.6(水)
11:00~17:00(最終日15:00まで)

場所町屋カフェ
ギャラリー 椋


加賀友禅作家の友人 早津さんが個展をします。

今回は着物・帯など呉服ではなくて、古布に一部加賀友禅を使ったおしゃれ小物の展示だそうです。

着物が日常着ではなくなって(私の子供の頃からすでに日常着ではなかったのですが・・)、年々需要も減る中で、どのようにして加賀友禅が生き残るか、技術を残すか、どんどん厳しくなってきています。

浴衣・ちょっとした外出着として和服に惹かれる若い人も増えてきているようですが、手描き友禅などという値段の高い物はなかなか手が出ません。(作っている私だって買えません)
そして、気楽に着て行く場所もない・・。

着物としてではなくて、何かもっと気軽に手にとっていただける価格の商品はないか、みんないろいろ試行錯誤しています。

早津さんの今回の個展も、おそらく友禅のひとつの可能性を問うているものだと思います。

興味ある方、お時間があれば是非ご覧下さい。


さて、着物といえば、
朝のNHK「ごちそうさん」

ちょうど着物の時代です。(おいしそうな料理はちょっと置いておいて・・)

登場人物が皆、綺麗な着物にすごく凝った刺繍の半襟をとっかえひっかえ。 
着付けもまったく乱れていなくて、スタッフさんのこだわりを感じます。
仕事柄、衣装に釘付けになっています。
いい着物だぁ・・

杏さんは身長がかなり高いし、全部誂えだろうな・・とか。
先週は、高級振袖、川に落とすのかぁ?・・・

「カーネーション」の糸子ちゃんは、いつも同じ黄色い着物きていたなぁ。
それも着付けに補正していたのかどうか、すごく自然なしわがなじんでいた。
お金持ちのお嬢様 栗山千明ちゃんはいい着物を着ていたっけ・・とか

よく見る昔の写真は帯の高さがずいぶん高かったり、今とは違ったレトロ感ある不思議な着方をしていたように思います。(バリエーションがあって自由な着方)
今の人より小柄で肩幅がない・・
普段着は木綿とかで、外出着としっかり分けていた・・とか
 

「ごちそうさん」の着物は綺麗で楽しみですが、あまりにもきちんとし過ぎていて、ちょっと違和感持ったりして・・。
時代考証詳しくないので間違った感想ならごめんなさい。


2013年10月21日月曜日

お人形のイクエちゃん

お人形の写真いただきました。


 何度かブログで紹介しましたヒデリさんのお人形 イクエちゃんです。

京都の展示で着ていた黒い着物



染め上がりの仕立てた状態

黒地はかっこいい。

そして、もう一枚。赤紫地色





 着物の染めたはぎれ部分で、リボンを作ってくれました。
この色、イクエちゃんに良く似合って、可愛い!!
黒地とは違った幼さです。




 衣桁に掛けた状態

地色だいぶ違いますね。
お人形が着ているほど臙脂っぽくなくて、衣桁に掛けた方ほど、紫っぽくないかな。
雰囲気は人形の方が近い。

 
 来年春 倉敷で開催される人形展「雛遊展」に赤紫の着物で出品するそうです。

そして、なんと、その展示が終わってから来年中には、イクエちゃんが我が家に来ることになりました。
私のお人形2体目。(娘製作人形は、本人が東京に持って行ったので家にありません)
人形愛好家のように、丁寧に扱えませんが、素敵なお人形2体も持てて、うれしい。

2013年10月17日木曜日

京都のお土産

京都のお土産いただきました。


包装がとてもお洒落。
 かわいいシールの貼られたビニール袋(右)の中に、わくわくする色の包装紙(左)
素敵な花のデザイン名刺が2枚
(椿の花大好き。最近は斑入りの椿ばかり染めているなぁ・・・)

中身を見る前にちょっと写真を撮っておこう。

椿-tsubaki labo-KYOTO
 http://tsubaki.amgrrow.com/

koha
 http://www.koha-star.com/

薄手の緑と茶色の紙をずらせて合わせた包み紙。とても綺麗。(今度まねしてみよう)

そして、開けてみると、




花いっぱいデザインされたブックカバーが出てきました。(左)
いい模様。形がかわいい。
うれしいなぁ。 
さっそく今読んでいる本に使います。




そして、柴犬の絵葉書
これもかわいい

心のこもったお土産ありがとうございました。



2013年10月15日火曜日

「惑星9の休日」 「足摺り水族館」


「面白い漫画あるよ」って娘からの情報で、さっそく読んでみました。


 「惑星9の休日」
 町田 洋 著
祥伝社

この表紙、目についてもきっと買わなかっただろうな。 

帯の文章から・・
「辺境の小さな星、
惑星9に暮らす人々の
ささやかな日常と、少しのドラマ。
・・・・涼しげな8つの物語」

ちょっと星新一のショートショートを読んだような、軽さ温かさがある漫画です。
絵もいい。
好きだなぁ
 
まったくの新人さん?
描き下し デビューって書かれているけれど、これからの人なのでしょうね。
初めての本がこのレベルなら、後々楽しみだなぁ。


 そして、もう1冊

  「足摺り水族館」
 panpanya 著
1月と7月 刊

これも面白い。
ちょっと、坂田靖子さんの不思議世界ファンタジーみたい。

panpanyaさんのホームページ?ブログ? に絵と文章が載っています。
「SURMICLUSSER」 http://www.panpanya.com/

この本の販売は「1月と7月」という個人会社らしいです。
 http://www.1to7.jp/

それにしても、よくこんな本みつけてきたなぁ。
ちなみに私はアマゾンで購入しました。
 


そして、また昆虫話

毎年この季節はいろいろな虫が元気です。

 アケビの木を好きな虫は多いのかな、
蝶がじっと止まっていました。
逃げないので、閉じた羽をちょっと触ってみると、赤茶色した 内側の羽が見えました(右写真)

昆虫図鑑しっかりしたのを1冊欲しいなぁ。



カマキリ

2013年10月12日土曜日

サプライズ プレゼント

昨日は思わぬところからプレゼントをいただきました。

 九州から 焼酎「時の旅人」


 アイスクリーム

サプライズプレゼントは、本当にうれしいです。
さっそく、相方と二人、晩酌しました。


そして、昨日のお買い物



直径20cm超 の木の入れ物
どうも、木とか布とか、形の綺麗な物を見ると欲しくなる
何を入れてもさまになるけれど、
今特にこれを入れたいって物がないんですよね。
なのに買ってしまいました。


ちょっと 手前にぬいぐるみなど並べてみたりして・・

2013年10月8日火曜日

サメマチオさん 鳩山郁子さんの漫画

漫画コーナーに行くたびに目に入る表紙
気になるけれど迷ってなかなか買えなかったのが「サメマチオ」さんでした。

 「春はあけぼの 月もなう 空もなお」
サメ マチオ 著
宙出版(おおぞらしゅっぱん)

少し前にこの本を買いました。
「枕草子」の文章を背景に、現代人の日常を描いた連作短編集
切り口がおもしろい。

でも、古典は学生時代以来何十年ぶりだろう。
かなりあやしい・・

想像以上に気に入って、 他のも・・



 「マチキネマ」1.2
サメ マチオ 著
宙出版

こちらも、もっと日常を描いた短編集
描きこまれていない絵・・・雑に見えるかもしれないけれど、単純な線でぐいぐい引き込まれていく表情の豊かさ。
絵も話も視点が素敵。 うまいなぁ・・


そして、

鳩山郁子さんの最新刊



 「エルネストの鳩舎」
鳩山郁子 著
青林工藝舎 刊

サメマチオさんとは正反対の作風

少年物で、隅々まで繊細に描きこまれた画面と、難解なファンタジー・非日常

綺麗・・すごく綺麗・・

かなり好き嫌いわかれると思います。


細部まで描きこむ力と描きこまない力、どちらもうらやましくて、才能ある人はいいなぁ


 

 話は変わって・・

今我が家の庭は、姫りんごとざくろが ほんのり赤くなり始めています。


ヒメリンゴ


 ざくろ
(どちらもガラス越しに写真を撮ったのでちょっとぼけています)

今日の午前中、机に向かっていると、外でなにやら ピィーピィー ビィーヨビィーヨ、
甲高い声が聞こえてきました。(ちょっとうるさい)
窓越しに見ると、ヒヨドリが数羽 ヒメリンゴの木に止まって啼いています。

カメラを向けたけれど、枝から枝へ写真に納まってくれませんでした。
なので、図鑑から画像拝借


しばらくまだ青いヒメリンゴをつついてからどこかへ飛んで行き、その後はすずめがチュンチュン・・

姿がみえないけれど、「ガッ ガッ」 「ケッ ケッ」・・・???(「ガ」と「ケ」 じゃ、全然違うかぁ・・音の表記はむずかしい)
規則正しい短い啼き方の鳥も来ていたようです。なんだろう。

これから実がなっている間、いろいろ楽しませてもらえそう。
(ヒメリンゴもざくろも、手入れしてやっていないので、しぶくてすっぱくて、ちょっと食べられません・・)