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2012年5月31日木曜日

お気に入りのガラスのコップ



先日、「つばきや」さんで、日常使いの雑器、ガラスのコップを買いました。
過去ブログ  http://sorakara11.blogspot.jp/2012/03/blog-post_12.html
つばきやさんのHP  http://tubaki-ya.com/


特に変わった形でもなく、凝った柄が入っているでもなく、どこにでもありそうな、ちょっとなつかしい形のコップです。

これが、何故か、すごく手になじんで使いやすい。
高さが約13~14cmで大きめ。たっぷりサイズ。(たくさん飲みたいだけだったりして・・・)

華奢なガラスと違って、どっしりした重みがあって、口の丸い形がなめらかで綺麗。
気に入って買ったのですが、使うたびに「このコップ好きだなぁ」って、飲み物が美味しく感じるのです。

長く使うたびに好きになるのは、値段ではなくて、形や触感や重さなんじゃないかなぁって、思いました。(ちなみに1個200円。やっぱり値段だったりして・・・)


着物や帯に関しても同じかどうかわかりませんが、生地の質は、いい方が触感がいいでしょうね。
重すぎず軽すぎずも同じことが言えそう。
生地質のいいものは値段が高くなりますね。

そして、形。
仕立て上がりの形は決まってくるので、色柄について言えば、いつまでも好きでいてもらえるものは、最低限言える事は、仕事が丁寧で心がこもったものかなぁ。

着る人は様々で、好みも違うし、似合う色も様々。
「ええっ?こんな色? こんな形?」 と、???が多くても、実際に着てみるととても似合っていて、反省したり勉強したり・・・。
そう、柄と色ばかりは、高価な生地を使っているからといって、いつまでも好きでいてもらえるわけではないようです。(値段ではない?)
有名な先生方の作品も、高いお金を出して似合わなければ哀しいね。(はずれはもちろん少ないと思いますが)

本当に難しい。

2012年5月30日水曜日

ヒナ 4才

今日は、我が家の白猫(黒も混じっているので豆大福猫)ヒナちゃんの誕生日です。4才。

黒猫のヨナちゃんが我が家の住人になってから2週間後に生後1ヶ月のヒナが来ました。
私はずっと家で仕事をしているので、赤ちゃん猫のヨナが仕事部屋のドアの外で、ミャアミャアなくのが気になって、もう1匹もらうことにしました。
2匹ならいっしょに遊ぶだろう。淋しくないだろうって・・・。
猫を飼ったことがなかったから、猫の習性なんて知らなかったので・・・。
ヒナが来てから、少しの間、牽制しあっていたのですが、すぐに慣れて、動きが活発になると、2匹元気に走り回るようになりました。
そして、2匹して、私の部屋のドアの外で、「ミャア、ミャア」
猫って、1匹でも2匹でも、自分のペースでなくんですねぇ・・・。

でも、みんなしっかり、ヨナヒナにメロメロになりました。

ヒナちゃんは、多頭飼いの家に生れた子猫です。
飼い主が避妊しなかったため家の中に犬や猫がたくさんになり、飼育放棄した家の子です。
ドッグレスキューのボランティア団体が保護して、里親を探していたのをもらったのですが、4人兄弟で1ヶ月間、しっかり母猫と暮らしていました。(お母さんの母乳)
うちに来る車の中で、泣いて泣いて・・・。
(今でも車に乗せると、「世の終わり」のような悲惨な泣き方をします。)







今日のヒナ
相変わらず、お腹を見せてごろーん。


 ドッグレスキューで公開された写真。
かわいいーー。

ヨナもヒナも元気で丸々しています。



話は変わって、ゴールデンウィークの初めの頃に、青しその種を植えました。


我が家はみんな「大葉」が大好きでよく食べるので、今年、植えてみることにしました。
順調に青々してきたので、ちょっと間引きして、お味見。
市販の大葉より味は薄くちょっとかたいかなぁ、香りはまあまあ。
充分食べれそうです。


数枚、部屋に持って入ると、ヨナが飛んできて、1枚がぶり。
その後、2階にいたヒナも階段を駆け下りてきて、横からがぶり。

猫がうちにきてから、花を飾ることができなくなりました。
(おいしい花や葉は、すぐ食べられちゃうし、まずい花や葉は、花瓶から抜いて遊ぶし・・・・)
まぁ、仕方ないか・・・。

2012年5月29日火曜日

洗ったアンティーク着物をちょっと修復

数日前のブログで、アンティーク着物を解いて洗ったら、色がすごく落ちたと書きました。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/05/blog-post_3843.html

その着物について・・・。


まずは、修復前の状態


とにかく地色が落ちて、色落ちが止まりませんでした。
少しましになった時点で、乾かしてみると、柄色もかなり落ちてしまい、胡粉(白)はほとんどなくなって、他の色も薄く、全体が白っぽくなっていました。

アンティークな雰囲気は残したいので、無理に違った色を上からかけるのではなく、薄めに、そして、白はしっかり出す・・・。

友禅をするのと同じ手順で、柄にそって糸目糊(にじまないように防染)を引いて、そして彩色。蒸して染料を生地に定着させ、そして水元(水につけて余分な染料を落とす) 湯のしの代りにアイロンで乾かし伸ばし・・・。できあがり。

手順のみ書けば、いつも通りすごく手間が掛かりますが、部分的な修正のみなので、だいたい1日で終了しました。

前洗った時にしっかり余分な染料を落としていたからでしょうか、それとも、蒸しでしっかり染料を定着させたからでしょうか、今回は、水元しても(水につけても)ほとんど地色の色落ちがありませんでした。


修復前と修復後の比較。
(写真の色が出ていなくて、ほとんど変わらなく写ってしまいました)
違いがわかるかしら・・・ これでは、わからないですよねぇ・・・


左が修復前  右が修復後

左上前・おくみ

 人形に着せてみると・・・


そして、修復後の部分図
上・・・左前身ごろ
中・・・おくみ
下・・・右前見ごろ

生地が焼けていてくすみがとれなかったので、真っ白というわけにはいきませんが、少しだけ花の輪郭がはっきりしました。

さて、この生地をどうしようかなぁ・・・。
人形の着物?
小物?
雰囲気のある生地なので、使い道はゆっくり考えて・・・。(アイデア募集・・)
もし欲しい人がいましたら、声をかけて下さい。

2012年5月28日月曜日

庭の花

今日は朝からすごい雷でしたが、思ったほど荒れることなく、ホッとしました。
庭の様子も緑が多くなってきています。そろそろジャングル状態・・・。
もう少ししたら、蚊の餌食になりそう・・・。庭に入れない。

昨日、お天気のいい時に撮った写真を紹介します。

 まずは、今白い花満開の「バイカウツギ」
下の写真が、庭に咲いている状態で、上が花の部分を青いガラスの一輪挿しに活けた状態。
春に咲いたイカリソウは猫の好物で、あっという間に無残に食べられちゃったけれど、この「バイカウツギ」は、食べませんでした。
結構長い間(半日ぐらい)、このままの状態で楽しませてくれましたが、朝起きたら、床にころがって、ぺっちゃんこにつぶされていました。(それでも、食べていない)
おいしくないのかなぁ。毒草なのかなぁ。

「梅花空木(ばいかうつぎ)」・・・・山地などに生え、初夏に白い清楚な4弁花をたくさん咲かせる。空木の一種で、梅の花に似ていることからこの名前がついた。




                 
ホタルブクロのつぼみ
 
ずいぶん前に紫のホタルブクロと、白のホタルブクロを植えたのですが、いつの間にか白が消えてしまって、紫のみになりました。
花の形が可愛い。
早く咲かないかなぁ。
 


アマチャ

花が少し開き始めました。
まだ緑で色づいていません。

このアマチャは、20年以上前、まだお弟子さん時代に、工房に活けてあった切花から根っこが出てきて、もらって帰り、鉢に植えたのが育ったものです。
今の家に越してから地植えしました。
「アマチャ」と言われていたのですが、「ヤマアジサイ」と区別がつきません。
西洋紫陽花よりも繊細で地味な花です。(でも、風情がある。)
紫陽花よりも少し早く咲きます。




 そして、アオキの葉の上の蛙



2012年5月27日日曜日

初めてのオフ会? 素敵な絵本

昨日、ブログで知り合ったイラストレーターさんとその相方さんに金沢でお会いしました。
ひょんなことからTさんのブログをみつけ、その素敵な絵と文章に共感して、リンクさせていただいたことから、お近づきになりました。

最近の子供たちは、ごく当たり前にネットを駆使して、知人を増やしていきますが、アナログ人間の私はなかなかついていけなくて、初めてのオフ会です。
(オフ会って、死語じゃないですよね。)
なんとなく、ドキドキ。

Tさんも相方さんも、思っていた以上に自然体で素敵な方でした。
着物、絵、カメラ、ダイビングに山、その他いろいろ、話題が豊富で、多趣味、・・・・
あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。

このごろ、ちょっとだけ生活の変化があって、楽しい。
大きな変化はいらないけれど、このぐらいがちょっと刺激あっていいなぁって、思ってしまいます。

また、次お会いできる日を楽しみにしています。(わざわざ時間取っていただいてありがとうございました)

いただいたお菓子・・抹茶クリーム入りでおいしー。




そして、またまた、オークションで買った絵本。(この頃、本ばっ
かり買ってるなぁ)


 M.ブーテ・ド・モンヴェル
「Chansons De France」
1996年 洋書絵本・楽譜

モンヴェルの挿絵が好きで、以前から欲しかったのですが、やっと1冊手に入りました。
ただA6サイズぐらいかなぁ、思っていたよりも小さくて、・・・。
でも、絵は本当に素敵。





さっそく、2枚コピーして、飾りました。(百均の2L写真サイズ のフレーム)
これもまた、ほんの小さな非日常・・・(いや、日常か・・・)

2012年5月25日金曜日

「円朝の女」

今月、文春文庫の新刊で出た、「円朝の女」 松井今朝子著を読みました。



帯に書かれているフレーズが、

惜しい女、
堕ちる女、
尽くす女、

落語会のスーパースターと
彼を愛した五人の女が
生き生きとよみがえる!


江戸末期から明治維新・文明開化の時代。
松井今朝子さんが描く吉原は、とても生き生きしていて、明治の価値観の大変化がリアルな映像とし文章から浮かびます。
この本は、さまざまな女の生き様と、時代の流れがおもしろい。





「銀座開化おもかげ草紙」も同じ時代です。

瓦斯灯の明るさ(明治以前は夜は暗く、提灯を手に足元を照らしながら夜道を歩いたんですよね)
煉瓦の冷たさ(煉瓦の家はほとんどなかった)
細かい丁寧な描写から、生々しい温度を感じました。

女の人が描く「女」と、男の人が描く「女」と、やっぱり違いますね。
私見(偏見?)ですが、男の人が描く「女」はどこか観念的で綺麗すぎたり、生々しすぎたりする気がします。
松井さんの「いい女」は、淡々としててすごく粋でかっこいい。
好きな作家さんです。

2012年5月24日木曜日

ヨナ 4才?

昨日、5月23日はヨナの4才ぐらいの誕生日でした。
20年6月中頃に、ヨナは我が家の住人になりました。

生後約1ヶ月。捨てられていたので正確な生年月日がわからないため、娘の生年月日の日に合わせて、5月23日に勝手に決めました。

兄弟の中で一番小さくてはかなくて毛並みも悪く、黒猫だったため、貰い手が決まらなかったのですが・・・・。
無事に育つのかしらと、恐る恐るスポイトでミルクをやったのですが・・・。

そのか弱いおもかげを微塵も残さず、すくすくと大きく大きく成長しすぎました。





 手足も長く大きいね


ごはん食べている所
お皿が見えない。大きい顔



以前にもこの画像載せましたが、うちに来たばかりの頃

大きさわかりずらいですね。
片手にのるぐらいのハムスターみたいでした。
「チビ」って名前にしなくてよかったー。







2012年5月22日火曜日

お得な買い物したー

以前、「季刊装飾デザイン」に載っていたアール・デコのファッション画を、ブログに書きました。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/01/blog-post_27.html


まとまった安い画集がないか、気になりながら忘れていたのですが・・・。
たまたまオークションでみつけて、Amazonの中古本と値段比較し、あまり中身を確認しないで購入したのが今日届きました。(単に表紙を見ての衝動買い)



「鹿島 茂コレクション2  バルビエ×ラブルール 」 
アール・デコ、色彩と線描のイラストレーション
鹿島 茂著
求龍堂 刊
2012年4月 初版


帯までついているすごく綺麗な本で、 オールカラー、270ページ
すごい中身の濃い本でびっくり。
それに、古い本かなぁと思っていたのに、つい1~2ヶ月程前に出たばかりだったのでさらにびっくり。
定価3300円(税抜き)の本ですが、送料込み1000円で落札してしまいました。
まだ、手にしたばかりで読んでいないので、写真を少しだけアップ。


ジョルジュ・バルビエ





ジャン=エミール・ラブルール





値段ばかりつい気にしてしまう貧乏人ですが、オークションでお得な買い物した時は、すごくうれしい・・・。
そうやって、オークションにはまっていって・・・・・。
安い買い物もたくさん買ったら、トータルすると人に言えないぐらいお金使っていたりして・・・。
でも、やめられない。

2012年5月21日月曜日

金沢の部分日蝕は木漏れ日で・・・

各地で金環日蝕が観測されました。
金沢市は、部分日蝕でしたが、天気に恵まれ、やっぱり朝からそわそわしていました。
朝の6時だいぶ過ぎた頃、外は晴れているのに、家の中が曇り空の日のように暗くなり、その状態が8時過ぎまで・・。
世の中の流れに遅れ気味の我が家は、日蝕用の眼鏡など用意していなかったので、7時30分過ぎ、テレビの画面に見入っていました。


そして、直接観ることは叶わないけれど、間接的に・・・






庭に、木漏れ日が作る太陽の姿をみつけました。



2012年5月20日日曜日

古い着物の解き洗い

今日は、なんだか古い生地を触りたくなって、ずっとしまいこんでいた、昔の色留と長襦袢を引っ張り出してきました。

紫の色留でずいぶん前にオークションで素材用として購入したものです。
アンティーク着物じゃないかなぁ。
地色がかなり焼けていて、生地も弱っているので、着物として再生はできません。
手描き友禅で、柄が丁寧に描かれていて、花のにおい(中心のおしべ・めしべ)の部分に刺繍されています。

まず、解いてみると、仕立てもすごくこまかくて綺麗な縫い。
寸法も少し身幅が狭くて、柄がぴったり合っているので、誂え品じゃないかなぁ。
残念ながら、縫い糸の劣化が激しく、生地にくいこんでいるため、解くのに手間取りました。

袖丈も1尺5寸(57cmぐらい)で少し長め。(1尺三寸49cmが最近は多い)
袖を解いてみると中にさらに縫いこんであって、2尺(76cm)もありました。
袖に柄がなく、使える部分が多くラッキー。
これだけ長い袖の色留は、最近では見ることがありません。
いつ作られた着物なのかなぁ。
胸・肩や袖に柄のない一つ紋の小振袖だったりして・・。

普通は、解いて、端縫い(1反の生地の状態に縫い合わせる)して、丁寧に洗い張りですが、ダメージの強い生地なので湯のしなどお金をかけられず、ダメもとで、しっかり水につけて、濡れているうちにアイロンで引き伸ばす・・・。




洗ってアイロンをかけて、だらんと乾かしている状態。



昔の物なので、予感はあったのですが、水につけたとたん、見事に色落ち。
水が濃い紫色に染まりました。
何度か水を替えながら洗っていくのですが、なかなか色落ちが止まりません。
地色の色落ちだけでなく白濁しているので、柄に使っている胡粉(白)もかなり落ちている様子。

アイロンで乾かすと、柄色も落ちて全部白っぽくなってしまいました。(上記写真)
地色はあれだけ色を出したのに、そんなに薄くなったわけではなくて、赤みが少し飛んで、青っぽい紫になったようです。
生地の焼けとしみは残ったものの、埃がとれて、汚れがうすくなって、少しすっきりしました。

とても丁寧な仕事をしている染め柄なので、ついでの時に、糸目を引いて、柄を少ししっかり彩色して、遊んでみようかな。
白い花は白く、色が飛んでしまった部分は色を足して・・。
上前、おくみ等の前柄は、柄続きのまま、人形の着物にしてしまうのも雰囲気あっていいなぁ。
柄の綺麗なところを出すには60cmぐらいの人形かな・・・なんて・・・


人形に着せたイメージ
やっぱり、もうちょっと柄をしっかりさせた方がいいな。




そして、もう1枚、雑に洗ったのが、この長襦袢


こちらは頂き物の古い袷の長襦袢。
綸子のような光沢あるしっかりした生地で、あまりダメージはなさそう。
解いてみると、縫い代から柏の紋が出てきました。
縫い目が大きくそろっていないので、きっと、手持ちの色無地を長襦袢に自分で仕立てられたのでしょう。

濃い地色で粋な長襦袢に仕立て直しもいいかなぁと、水に浸けてみると、やっぱり色が出る出る・・・。
水を何度かえても、濃い色落ちが止まりません。
あきらめて、アイロンをかけて、伸ばして・・・。生地も縮む・縮む。・・・
乾かしてみると、濃度は思ったほど落ちていなくて、前の色留とは逆に青みが少し飛んで、赤っぽい濃い紫になりました。
くすんだ感じが消えて、すっきり。

これを長襦袢にしたら、汗をかいた時、着物に色移りするんじゃないかしら・・・。
こちらも着用に再生はあきらめました。

着用には無理でも、欲しい時にみつからない色なので、使い道はありそう。

写真の色とは微妙に違うけれど、気になる方がいたらお問い合わせ欄からでも声をかけて下さい。
無料で譲ります。(下の長襦袢生地のみ。上の方は少し楽しみたいので、その後で)







ヨナの脱走

昨日、今日になるかな。夜中の1時過ぎに電話が鳴って、びっくりしました。
隣に住む相方の妹から。

我が家は4人家族なのですが、隣に相方の母と妹と猫のサクラが住んでいます。
2階の私の仕事部屋の窓を開けると、中屋根があって、隣の中屋根と接しています。
昨日は、とてもいいお天気で、この屋根に続く窓を開けっ放しにしていました。
日頃から外に出たがる黒猫のヨナちゃんが、この窓から脱出して、お隣の屋根に。
たまたま、お隣も窓を開けていて、部屋に入って、隣猫サクラと喧嘩になったらしい。

妹「ヨナ、どうしよう。ふーふー うなってる。」
半分ねぼけながら、「ちょっと待ってね。そっちに行くから・・」

相方はどうも起きそうにないなぁ。
電話の音に、起きていた息子が「おれ、連れてくるわぁ・・」って行ってくれました。

なかなか戻ってこないし、そのうち、ヨナの「ふにぁー」って、大きな声が・・。屋根の上で音もするし・・。
ヨナさん、パニックになって、息子を思い切り引っかいて、屋根に逃げたらしい。
結構弱虫(?)な息子は、びびってしまって立ち往生。

「エサで釣れば?」って、えさを手に「ヨナ・ヨナ」と呼んでみたけれど、食いしん坊のヨナさんが警戒してしまって、まったく見向きもしません。
(エサに反応しないなんて、こりゃ、かなり重症だ)

30分ぐらいすったもんだした挙句、やっと、私の仕事部屋の窓から引っ張り込んで、無事捕獲。
家に入ってから、白猫のヒナちゃんに「ふーっ」(どこ行ってたの?別猫の匂いするよ。一人で行って・・・。どんな意味のふーっだろう )と威嚇され、怒られ、猫パンチ。
夜中の2時前に、2匹で階段をバタバタ追い掛け回し、やっとヨナもヒナも落ち着いたのが2時ごろか・・・。
ほんと、人騒がせな・・・。

結局、相方は朝まで寝たまま。
息子は朝起きても機嫌悪いし・・。

当のヨナさん・ヒナさんは、ケロリとした顔で、朝一番に起きてきて、「ねぇ、ねぇ。ごはーん」「ごはーん」の合唱。

猫はいいなぁ。

2012年5月18日金曜日

つい視線が向いてしまう、少しおもしろいこと


ブログを始めるに当たって、できるだけ家族ネタ(特に子供ネタ)は避けるよう言われていたのですが、日々、そんなに変わったことがない生活をしているので、いつの間にか子供の話題が解禁になってしまいました。

今日は、どうしても書きたくて、本人の許可をもらって写真なしで書きます。

昨日、娘が「髪染めてくる」と美容院に行きました。
その後、お友達と会って、少し雨に降られ、濡れた髪で帰ってきました。

「失敗したー。赤くなっちゃったー」
家族みんなで「そんなでもないんじゃない」「ちょっと赤い程度だよ」って言っていたのですが、・・・。

今日、朝の光の中で見ると、「あ、あ、赤ーい」
思わず、「ぷふっ」目が離せなくなって、ちらっと見ては、にまー。
ごはんを食べながら、チラッ、チラッ。 にまー。ぷふっ。
「もう、嫌だぁー」って、・・・ふふっ。

娘「頭悪そうに見えるー。Mちゃん(弟)、いっしょにローソン行こう。」
息子「絶対、嫌っ」(真剣な表情で・・・)
娘「お父さんも、Mちゃんも、いっしょに歩いてくれないんだろうなぁ。お母さんは歩いてくれるよねぇ」
私「ええーっ、うちの子じゃない」
娘「ひどーい」

しばらく、髪の色が落ち着くまで、みんなでからかって楽しめそうです。
でも、私としては、日常の中でのこうした楽しい変化、結構好きだなぁ。
ネタにして笑える話って、そうそうないから・・・。
Mちゃんも、楽しいことやらないかなぁ・・。なんて・・。


映画「ティコ ムーン」の画像

ここまで赤くないけれど、(もうちょっとオレンジっぽい茶色) こんな感じ。
ウィッグみたい。

2012年5月17日木曜日

「アイスクリン強し」

本の話題が続いています。今日も1冊。


下図を考えている時は、どうも本を読むのが速くて、その上、頭を使う難しい本が読めません。(ちょっと現実逃避)
あまり夢を見る方ではないのですが、こんな時図案の夢をみることが多いです。
うまくひらめいたり、目が覚めると忘れていたり、夢の中でいいと思ったものが描いてみると全然ちがったり・・・。
早く形になぁれ。



畠中 恵 「アイスクリン強し」
講談社文庫
2011.12初版


去年の暮れに文庫本になった、畠中恵さんの本。
文明開化の明治時代、洋菓子屋さんの主人公と、徳川の世ならば「若殿様」と呼ばれていたはずの巡査たちが巻き込まれる騒動話。
畠中さんの話は、とにかく軽快で、登場人物が暖かく癖がある。
そして、明治の文明開化は、和の中に急に洋が入り込み、価値観がまったく変わってしまうので、興味ある時代です。

ガス灯がともり、夜が明るくなる。
煉瓦の家が建つ。
そして、洋装。ちょんまげから断髪。

この時代の本を読みながらいつも、価値観がここまで変わってしまったらと想像すると、何が良くて何が悪いのか、足元がグラグラしそうです。
この本は、そこまで価値観の変化に重点を置いていないので楽に人間模様を読み進められるのですが・・・。


そして、何気なく挿まれている紙片。

本の中に出てきた主人公が作るお菓子のレシピ。

粋? お洒落な付録ですね。
お菓子好きにはたまらない。
文字で想像したお菓子を、料理家が再現して美味しそうな写真に撮り具体的な形にする。

手作りジャムの入ったアイスクリン、食べたいな。


2012年5月14日月曜日

「きっと きっと -つぶらな瞳たちへー」

今日は、金沢市竪町のゑり華さんに行ってきました。

店内には、ゑり華花岡さんのコレクション・大正~昭和初期のアンティーク半襟展が催されていて、すばらしい刺繍が並んでいました。
いつも思うのですが、この時期の刺繍は、本当にすばらしいです。
着物に関しても同じことが言えると思いますが、デザイン的で大胆。自由な発想。
とてものびのびと表現されています。
着物が日常生活から消えて、礼装用が主流になってしまったからでしょうか、模様までが小さく限られた物になってきているように感じます。


そして、ゑり華さんの店内でみつけた本。

「きっと きっと -つぶらな瞳たちへー」
志田 弘子 友禅染 絵詞
自費出版

母親の目線で、子供たちに残したいもの、伝えたいもの、守りたいもの、・・・
力強い詞と、友禅染で描かれた人物の染絵でつづられています。

東日本大震災以降、今の自分に何が出来るのか、具体的な形で考えるようになりました。
一人の力では非力ですが、できることは何か・・・。
友禅作家さんである志田さんは、本の中で自分の言葉と自分の絵で行動されています。
半年で、1冊。本当にすごいなぁ。
改めて、自分に何ができるのでしょうか?

志田さんHP 「じゃり道工房」
http://jarimiti.petit.cc/grape1/


おまけ画像2枚
柚木さんのポストカード階段に追加


今日友人からもらった画像 丁子草
綺麗



2012年5月13日日曜日

今年初の釣果

朝は肌寒く、日中はとてもさわやかな青空でした。
こんな日が続けばいいのですが、そぐに暑くなるのでしょうね。

相方が今年初めての釣りで、少しだけお魚釣ってきました。




上と下  鯵(あじ)
赤い魚  カサゴ
真ん中の茶色い魚  チャバチメ


大きな魚は鯵1匹で他は小さめでしたが、釣りたては新鮮。
これからしばらく、休みごとにうれしそうにまだ暗いうちに出かけていきそうです。

私は今日、朝顔の種を植えて、去年取ったバジルの種を植えて・・・。
今年も楽しませてくれるのかなぁ。

2012年5月11日金曜日

とりとめなく

今日も一日雨模様。5月なのに寒い。

そしてまた下図が進まなくて、頭の中であーでもない。こーでもない。
「松」を描こうと思っているのですが、あまり得意でないので、なかなか形になりません。この下図段階が、毎回一番苦しみます。



先日紹介したポストカードフレーム。
安野光雅さんのポストカードから、おみやげのポストカードに。
飾ってみました。かわいい。



 オークションで買った皮の小物入れ。
持った感じがとてもなめらかでしっかりした作り。
10cmぐらいの大きさで、小物入れ・名刺入れと書かれていたけれど、名刺入れにはちょっと大きくて、小物入れには、何を入れようか悩む・・・。
この大きさ、もしかしたら、煙草入れなのかなぁ。
とても気に入ったので、何か入れて持ち歩き、手になじませたい。



待ち時間に買った講談社文庫のミステリー短編集。
伊坂幸太郎の飄々とした軽快な文体と、伏線を張り巡らしたストーリーが好きで、つい、買ってしまった1冊。
伊坂幸太郎から始まり、連城三紀彦のしっとり重い文章で終わるところ、構成うまいなぁ。
「騙し合いの夜」だけあって、短い文章の中で、二転三転・・。


寒い日は、とりとめなく、だらだらと、・・・・。

2012年5月10日木曜日

東京のお土産

今日は肌寒い一日でした。
朝、娘が東京から夜行バスで帰って来ました。
夜行バスの事故やら、関東地方の竜巻やら、無事で一安心。
そして、疲れた顔で東京情報。


まずは、前々から言っていた「大友克洋のGenga展」



電話で聞いていたクリアーファイル、1200円。
クリアーファイルがそんなに高いの?って、びっくりしていたけれど、実物は、4枚組で、4枚共に裏表緻密な絵が描かれていて、納得。



大友克洋が、浦澤直樹のアニメ、「マスターキートン」等で音楽担当した、蓜島邦明(はいしまくにあき)とコラボしたCD。
会場でしか買えない、53分の音源。
そして、53分の長さだから、アルバムになっていると思っていたら、1曲が53分とか・・・。
娘によると、ちょっとがっかりしたらしいけれど、どんな音だろう。


原画展は、膨大な「アキラ」の原画が並んでいて、その緻密さに圧倒されたらしい。
時間内めいいっぱい居て、時間が足りないぐらい堪能できる展示で、電話で言っていたように「すごい」としか言いようがないって・・・。
確かに、このクリアーファイル見るだけで、納得してしまいました。
そして、やっぱり予想通り、どちらも本人へのお土産・・・。



コミティアのお土産が、西村ツチカさんの同人誌。



西村ツチカさんの漫画は、上の表紙にあるように、緻密とは対極の素朴な絵柄です。
どういうふうに表現したらいいのかわからないので、ウィキペディアから言葉を借りれば、
「コミックリュウでのキャッチコピーは「ある種の天才か変態」。吾妻ひでお・安彦良和 から「絵のうまさは際立っている」と評価されている。」




本屋さんで衝動買いした、「かわいそうな真弓さん」。
おもしろい漫画家さんが出てきたなぁ。って思ったものでした。
同人誌は、漫画よりは雑かなぁ。
ストーリーは、別の人で(ナマエミョウジ)絵を担当しているだけ(?)なので、ちょっと物足りないのかもしれません。

オノ ナツメさんの出展しているブースには行かなかったので、本人には会っていないと言っていました。
サインをもらった友達の話によると、静かな感じの人だとか・・。



そして、金沢駅でみつけたフライヤー。

「リスベート・ツヴェルガー 絵本原画展」

金沢で観られるの?って喜んだのもつかのま。
京都の伊勢丹7階美術館「えき」と書かれていました。

いいなぁ。
京都も東京も遠いなぁ。