カウンター

2016年9月30日金曜日

金木犀 香る





 2日ほど前、友人の家に寄った時、金木犀がふんわり香ってたのですが、
気が付けば、我が家の金木犀も満開でした。
 香りが薄いのかな? まったく気が付かなかった。





白萩はもう散りかけていて、




 山茶花が咲き始め
(早い・・)




ムクゲは長い間楽しめる
(テントウムシがつくんだよね)





りんどう大好き


9月もお終い、少し涼しくなってきたなぁ


2016年9月27日火曜日

個展会場・・その4 2階

 2階会場

ギシギシと音のなる古い階段を上っていただいて、2階会場です。
本当に広い・・






 階段を上ってすぐに白い壁の広いスペース
 広い空間が殺風景に見えて、
パネル展示しました。

お客様の依頼でお客様が締めたいと思うデザインの帯
実物はもう手元にないので、お客様の了解を得て、写真展示です。
(綺麗な写真じゃなくてごめんなさい)

自由な発想で着ることを楽しむ帯に
見ていただいた方は楽しんでいただけたようです。



 二階入り口にもミニチュアを一つ



 入ってすぐの視線・・こんな感じです・・染帯・・

ちょっとゴチャゴチャしちゃったかな




 反対側にも染帯



 ミニチュア着物と髪飾り

入口左の壁が可動式棚になっていて、
上段にミニチュア着物
下段に髪飾り
 

 こんな感じ



 小紋




 正面の障子前  半襟と小物
逆光になってしまいました





2階に2体、トルソーに着付け

トルソーに着付けると着姿がよくわかります。
帯や小物をいくつか、用意して、
着付けてくれたFさんに小物を選んでもらいました。 

写真ないけれど、下の小紋は帯結びが帯枕を使わない銀座結びなんですよ。
粋な着付け


個展会場・・その3 和室

1階メイン会場の奥に、6畳3つ4畳半1つ 和室4部屋ありました。
 そこに 振袖・訪問着・夏着物を展示しました。

展示順に写真アップ


 娘の7歳の時に着た四つ身
雪輪の中の柄は娘が小さいときの落書きで、
そのまま下図に使いました。
子供にしか描けない絵です

四つ身って意外に寸法が大きい って声が多かったなぁ



 ブログで紹介している姪の振袖


 最新の友人のお嬢さんの振袖

途中経過をブログで紹介しましたが染め上がり・仕立て上がりを出していませんでした。
楽しみにして下さっていた方、遅くなってすみません。
こんな感じに華やかです。




 今回の展示の中で一番昔に作った妹の振袖
現役でピンクが似合う女の子に着ていただいています

金沢に来る前、京都で彩色のバイトをしていた時に作ったものです。
彩色のみで、下図・糸目糊等は京都の職人さんにお願いしました。
刺繍や金でくくってあって、京友禅です。



訪問着

 これも古いなぁ
独立してしばらくしてから作ったものと思います。



 白山吹

信州の山並みに手前は枝垂れ桜
ちょっとだけ個人的な思い入れを込めて



 秋海棠


 夏着物

 鷺草


 花菖蒲




 白山紬の生地に白木蓮
木蓮はもう少つぼみとかどっしりしているけれど、
繊細にしてみました。
(勝手にコブシと木蓮の間みたいに変えちゃった)


 和室にも手持ちのお人形2体飾りました。

 娘作のお人形

尾花智子さん作のお人形

私が飾ると椅子に座らせるだけで能がなく、
お人形に「可愛く見せてあげられなくてごめんなさい」です。


個展会場・・その2 メイン会場人形展示

メイン会場・・人形の展示・・

 人形はこんな雰囲気で展示していました。


 せいこさんのお人形





 引き振袖のミニチュアサイズの着物を
打掛風に羽織らせました

まず、着物があって、白い着物に似合うお人形貸してもらえませんかってお願いしたところ、
送っていただいたのがこの子 (身長68㎝)

私が描いていた以上に綺麗な子が送られてきて、
繊細過ぎて、触るの怖かったです。

それでもドキドキしながら着付けてみると、本当にピッタリ
よく似合う すごく似合う・・

英里さんが着物の柄が綺麗に見えるように会場でセッティング・ポージングしてくださいました。

会期中、ずっと見惚れていました。





 せいこさんとコラボさせていただいたお人形2体

上は約60㎝サイズの少女
下は約50㎝サイズの幼女

メールで写真などやり取りしながら人形と着物を同時進行で制作しました。
(すごく楽しかった)



紙谷英里さんのお人形



 このお人形を貸してくださいって、お願いして、
この子に合わせて着物を作りました。

すごく好きなお人形で、自分の中では「藤の精」のイメージでした。
ほとんど図柄も迷わなかったなぁ

搬入時、見るたびにポーズが変わっているんです。
横に寝ていたり、向きがかわっていたり・・
最終的にこの形、
このお人形の前でうっとりしていたのは私だけではありませんでしたよ
 




 急きょ、もう一体この子をお借りしました。
不思議な目の色で、角度によってキラキラ光ります。
表情あって、見るほどにどんどん可愛く見えてくる。




こちらは、英里さんと初めてコラボしたイクエちゃん
約40㎝
可愛い・可愛いと親バカです・・



せいこさん・英里さん、大事なお人形をお貸しいただきありがとうございました。
 英里さんには搬入、搬出も、お人形のお世話すべてお任せしました。
会場での反響は大きく、その繊細さに驚きの声が多かったです。
お人形の居る空間は空気が凛として素敵でした。

 
 
 

個展会場・・その1

 個展会場の模様、写真に記録しておきます。

展示内容

着物・・23点(うちトルソーに3点着付け)
染帯・・16点
ミニチュア着物・・14点
半襟・髪飾り・小物・・???(適当に飾ったので点数ちょっと不正確)
染帯のパネル・・???

お人形・・8体(せいこさん・英里さん各3体ずつと私個人所有2体)


まずは、玄関入口からメイン会場の半分婚礼衣装部分


 入口ポスター

ポスターの提示板をおいて、暖簾をかけたけれど、
もう一言、「ご自由にご覧ください」の案内があった方がよかったかな
中が見えないのはちょっと入りにくいですよね 
(次への反省点)




 入ってすぐは広い土間になっている

あっ、この写真、搬入時のかもしれません
左手に会期中にいただいたお花を飾っていました
(いい写真なくてごめんなさい)


 入口左側
今回メインの婚礼衣装



 左・・白い引き振袖
右・・赤い打掛
中央に赤い牡丹の髪飾りと筥迫(はこせこ)セット・・帯周り



 黒留袖2枚

左はずいぶん若い時に作ったので作者としては恥ずかしいのですが、
こちらの方が好きと言われる方が多くて、うれしかったです



 黒の振袖をトルソーに着付けて

Fさんにトルソーの着付けをすべてお任せしてしまいました。
振袖の帯結び綺麗ですね


 人形サイドから見たメイン会場
広くて天井高くて、少し光量足りないけれど、色合いが暖かくやさしい
 


おまけ画像

個展会場ではお披露目できませんでしたが、
19日に個展終了後、25日あわただしく娘が結婚式をあげました。
個展前だったら会場で婚礼衣装の着姿写真をご紹介できたのですが、
ブログでご紹介

顔出しNGということで、
私が撮ったので(専門家の写真ではないので )下手なのはご容赦・・雰囲気だけ伝われば・・



 着付け師さんご厚意で綿帽子で式に臨みました

綿帽子って、白無垢だけかと思っていましたが、
色打掛でもいいそうです。



 髪がショートヘアーと限られた中で、
髪飾りで飾っていただきました。
メイクさんの力すごい・・



打掛脱いで、引き振袖姿

帯は手持ち3本を用意して着付け師さんに選んでもらいました。
姪が成人式に選んだ一番渋い牡丹の帯
この帯、渋い金色地で 一見華やかな礼装には渋すぎる気がするのですが、
締めてみるとピンクの大きな牡丹が存在感あって、すごく豪華
白地に映えて引き締まり綺麗でした。


白い引き振袖は 、赤い打掛と合わせた時に映えるように、胸元など上部にメインの柄を入れていませんでした。
2枚合わせて1枚の感覚で作っていて、
打掛を脱いだ時、白地は着姿が寂しいかな と できあがってから不安に思いましたが、
白って、それだけで思っていた以上に清楚になるんですね。

着付けの力かな、
親バカで冷静に判断できていないのかもしれませんが、
 とってもとっても綺麗でした。


とても綺麗で細やかな心配りのある着付けをしていただきました。
東京八王子なので金沢からもう一度お願いすることはありませんが、
お近くの方にお勧め  着物一般の出張着付けしていただけます。

「きつけや」
ちなみに、知らなかったこともう一つ、
帯周りに飾る扇子ですが、私が黒留を着るのに、家に茶色と黒と2つ扇子があって、着付け師さんにみてもらい教えていただきました。
婚礼用の花嫁の扇子は白
黒留袖の扇子は黒
決まっているそうです。

黒留袖の写真は恥ずかしいので着姿アップしません・・・