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2012年7月31日火曜日

京都土産

1ヶ月ほど、京都に行っていた娘が昨日帰ってきました。
「京都も暑かったけれど、金沢も変わらんね。暑ーい。」

京都のお土産は、こちら。

定番のおつけもの


そして、お面・・・・

どうも、我が家の住人は、「かぶりもの」が好きで、変なものが大好き。

すごくチープで、ちーっとも可愛くない、むしろブサイクなお顔・・・。
でも、ちょっとない存在感で、さっそく皆被っていました。
息子にカメラを向けると、「撮るなぁー」って言うので、残念ながら写真はないのですが、おっ・おもしろいっ・・・。絵になる・・・。
5人ぐらいにいろいろな動物面を被らせて、並べるとおもしろそう・・。

家人はもちろん屋外でこれを被ることはありませんが、娘と友人はお祭りに浴衣を着て、頭の横に被って歩いたらしい(?)です。
浴衣に似合うかも・・?
楽しそう。

さて、この左側のオオカミ面、大きな黒猫のヨナちゃんが、警戒して怖がって、すごく緊張していました。
この面を近づけると、逃げる逃げる・・。
右側のヒツジ面は平気。何が違うのだろう・・。
白猫のヒナちゃんはまったく平気なのに、(むしろ近寄ってくる)
猫によって、性格がだいぶ違います。


2012年7月30日月曜日

唐草柄の染帯 彩色終了

普段は長い時間テレビをつけていることがないわが家ですが、やっぱりオリンピックに夢中です。・・・睡眠不足・・・・
相方は、柔道が結構好きで、息子はテニス好き。
私はスポーツ一般苦手でルールもほとんど知らないけれど、一流選手のプレイなんでもワクワクしています。
すごいなぁ。人間じゃない。どれだけ努力しているんだろう・・・。
開会式から、空いた時間があれば、テレビのスイッチに手が伸びます。

少し前から、染帯が何本か彩色を終えています。
そのうちの1本。
以前ブログで書きました銘仙柄を染帯にしたものです。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html



横向きになっていますが、後ろ太鼓部分です。
まだ白地で地色が入っていません。
地色でまったく別の雰囲気になるので、どうなるか・・・。
銘仙柄をできるだけ忠実に再現しようと思ったのですが、やっぱり作業を進めているうちに違う物になってしまいました。

おまけ画像
昨日の相方の釣果



 アジ  約20匹

 キス  16匹
カサゴ  2匹

キスにはさまれて、小さいエイ

これも食べれるらしいですが、表面がぬるぬるしていて、尾がとげとげして毒がある?らしい。
ぜんぶ「らしい」で、私よくわからないのですが・・・。

2012年7月27日金曜日

「ゆきしろ ばらべに 少年傑作集 」



「ゆきしろ ばらべに 少年傑作集 」
鳩山 郁子
太田出版


鳩山さんの漫画はすごい。
私の中では、鳩山郁子さんと高野文子さんは、次元が違う(レベルが違う)作家さんです。
ストーリーの構成、豊富な知識、計算された絵の構図、発想・想像力の豊かさ、・・・。
1つの物語を完成するのに、どれだけ推敲を重ねているんだろう。
ためいきが出ます。
(鳩山さんは少年物なので、もちろん好き嫌いがあると思いますが、)



相変わらず、パソコンの調子が悪くて、・・・。
今日は、ルーター(よくわからないのですが、インターネットをつなぐもの?)が熱中症になったようです。
つながらなかったネットを相方が帰宅して、直してくれました。
プリンターのスキャナーも動かなくて、スキャンすることができません。

猫は相変わらず、ぐったり伸びています。・・・動かない・・・。





2012年7月24日火曜日

「千年万年りんごの子」

久しぶりに本屋さんに立ち寄って、本を物色していました。
コミックの新刊で、お気に入りの新人さんが連載しているものがコミックになっていたので購入。




「千年万年りんごの子①」 
田中 相(たなか あい)
講談社 ITANコミックス

ITANって、「異譚」らしいです。
以前、本屋さんで、作者のデビュー短編集を表紙買いして以来のファンです。
過去ブログhttp://sorakara11.blogspot.jp/2011/10/blog-post_14.html

今回の連載は、民話調ファンタジー。(こんな分野があるかどうかはわからないけれど・・)

りんご農家の嫁が、おぼすな様(りんごの村を守る神様)のりんごを食べてしまう。
村には「りんごを食べた者は、次のオネリ(ほぼ1年後)におぼすな神の嫁になる」という因習がある。
りんご村の因習に立ち向かう決心をする夫・・・。


そこで1巻が終わっていて、次に出るのが来年の春予定らしい。
長いなぁ。

2012年7月23日月曜日

「幸福な食卓」

最近読んだ本。
「幸福な食卓」
瀬尾まいこ著
講談社  2004年初版


古本屋さんで買った本で、初版から少し時間が経っています。
瀬尾まいこさんは、去年まで、京都の中学校の教師をしながら執筆活動をされていたようです。
デビュー作「卵の緒」も、この本も、学校現場から見た(教師から見た)視線なのかなぁ。・・・ちょっと違うか・・・。

頭が良く人から好かれているのに登校しない子(「卵の緒」)や、何でもできる天才肌なのに、大学に進学しない兄(「幸福な食卓」)
一般的な価値観からずれていても容認する優しさが文章にはあります。
かなり重い出来事があっても、たんたんとしていて悲壮感がない。

小川糸さんと似たような感じの読後感で、食事の描写が多くおいしい小説です。

女流作家さんの描写は、こんな雰囲気の繊細な物が多い気がしますが、
最近はちょっとだけ、「優しい小説」にも飽きてきたかなぁ。(個人的に)

次は歴史物などいいかも・・・。

2012年7月21日土曜日

大きくて、透き通った綺麗なオレンジ色

相方が1泊の泊りがけで釣りに行っていました。
能登方面、舟に乗る海釣りで、昨日は千里浜(ちりはま)の民宿にお泊り。

一昨日までのじりじり焼けるような好天とは打って変わって、昨日から金沢は雨まじりのじとじと湿度の高い暑さでした。
今朝方は大雨警報まで出て、こんな日に釣りなんてずぶ濡れだろうと思っていたのですが、同じ県内でも、能登方面はそんなに降っていなかったようです。


そして、クーラーボックスの中身がこちら。



ベニズワイ

 アジとカサゴ

ベニズワイは大きくて、透き通ったオレンジ色をしていました。



台所で茹でる直前(大きいからおおきな鍋2つにそれぞれ1ぱいずつ)


「わぁー、今、そんな蟹取れるの?」って聞くと、
「すごいやろー。今回の一番の大物なんだけれど、実は・・・」

アジやらカサゴやら小さめで、あまり大きな魚が釣れなかったので、釣り宿のご主人がみんなに2はいずつお土産を持たせてくれたらしいです。

それにしても綺麗なぁ。
「クーラーボックスに入れた時はまだ生きてたんやゾ」
(日頃無口な相方は、釣り帰りの時だけ生き生きおしゃべりになります)

お味の方は今晩のお楽しみで・・・。
小さめの魚がいっぱいいるので、これから処理するのが大変そう。

(何度も繰り返しになりますが、私は魚がさばけません・・・・)
(そして、しょっちゅう、魚臭い・・・って、文句言っています。ごめん・・)

2012年7月20日金曜日

夏帯生地に芙蓉の柄を

大至急のお仕事で、濃いめのベージュ地大島紬の夏帯に芙蓉の柄を入れることになりました。
夏帯なので暑いイメージにならないように、たくさん柄を描くのではなくて、すぅーっと、伸びやかに。
早々に下図にかかります。
以前写真に撮っていた芙蓉の花を印刷して、(夏の終わりごろかなぁ)
スケッチして、構成して・・・。
下図ができれば、後は作業だけなので一気に進むと思われますが、「うわぁっ、綺麗」って下図が描けるかどうか、この一番のポイントが毎回苦しむところです。

夏帯は季節限定なので、花も夏に咲くものに限られます。
盛夏の7・8月の2ヶ月間だけに使われる夏花はなかなか需要がなくて、こういった依頼はちょっとワクワク。

夏の花って大きく華やかで綺麗なものが多いですね。
槿・朝顔・芙蓉・トケイソウ・葵・ひまわり などなど。
この見栄えのする花々を季節を気にせずに使えたらいいのですが、春・秋に使うには野暮になってしまう。むずかしいところです。






写真は酔芙蓉(すいふよう)


芙蓉
・開花時期は、 8月初~10月初
・ピンク色の大型の花。
枯れたあとの姿も印象的(”枯れ芙蓉”)。
・「酔芙蓉(すいふよう)」
芙蓉とほとんど同じ形の花だが、 朝に開花したときは白花で、 夕方になるにつれてだんだん赤くなる。名前の由来「酔っぱらって赤くなった」

「反橋(そりばし)の 小さく見ゆる 芙蓉かな」  夏目漱石

2012年7月19日木曜日

千鳥と舟の麻帯

オークションで柄が気に入ってついつい買ってしまった麻の夏帯が届きました。

 太鼓柄


 前柄

 ちどり部分のアップ


夏用の帯は、礼装用と前に写真をアップしました名古屋帯しか持っていなかったので、この柄を見て一目ぼれ。


前にアップした写真

このカトレア柄は頂き物ですが、本当に好きで、愛用しています。
でも、さすがにちょっと派手かなぁって気がしていました。(好きだから気分次第でまた使う気がしますが・・・)

今回手に入れた麻の帯は、墨と顔彩の素描です。
ふっくらした「ちどり」柄が可愛いい。


千鳥文(ちどりもん)

ちどりの図柄2種

動物の家紋「丸に千鳥」

「着物文様図鑑」から

川原や海辺に見られる千鳥は、古くから歌にも詠まれ、愛されてきました。
蒔絵や染織品などに詩情豊かに文様化されています。
写実的な千鳥、千鳥がつながっているような千鳥繋ぎ文、観世波に千鳥、波に千鳥など海辺模様の中にもあしらわれています。

上の写真のちどりの図柄2種の右側は、「シロチドリ」の図柄。
シロチドリは、わりに細身で、波打ち際などに群れをつくって砂中の虫などをエサにしています。
飛ぶ姿も美しく、かなり早いスピードで飛行。


この麻帯、本当に涼しげだなぁ。
今度、ちどりを柄に取り入れるのもいいかもって思ってしまいました。

それにしても、どこかから、
「このぐらいのすっとした簡単な柄なら、自分で描けばいいのに・・」って声が聞こえてきそうです。

素描はほとんどしたことがないので・・・(高価な生地に一発勝負はちょっと怖い。)
麻を染める染料は、絹の染料とは違って、持っていないので・・・。
言い訳の言葉はたくさん出てきますが、自分で染めるよりも、出来上がりの中古オークションは価格が安いので・・・・ということで・・・・

2012年7月18日水曜日

真夏の庭


気温がぐんと上がって、伸びの遅かった朝顔が一気に花開きました。
かなり上まで張ってあるネットのまだ下の方ですが、今年は紫のカーテンになっています。
朝は、青紫で、だんだん赤紫に色が変わり、昼頃には、しぼんでいます。(その時にはほとんどピンク)


外が白くて、内がピンクがかった朝顔


 そして、だいぶ前から咲いていた木槿(むくげ)

とても綺麗な花ですが、てんとうむしがつくんですよねぇ・・・。
家の前を通る小学生が、「てんとうむしの木」と呼んでいます。
てんとうむしも、1匹だと可愛いけれど、たくさんうじゃうじゃは、ちょっと・・。
蟻もいっぱいついてるし・・・・。

 実物は、この写真よりももう少しピンクが濃い

つぼみも可愛い

木槿(むくげ)
開花時期・・・6月末~10月中頃
中国原産。平安時代に渡来。

朝方3時頃に開花して夕方にはしぼんでしまう「一日花」
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」 (人の世ははかないの意味)

花言葉は「信念」

「それがしも 其の日暮らしぞ 花木槿」  小林一茶



水引草(みずひきそう) が茎を伸ばしていました。
花が赤くなるのはまだもう少し後。




梅雨の前、一番に咲いた「あまちゃ」の花が枯れて、赤紫になっていました。
咲いている姿も楚々として可憐だけれど、緑から紫になって、枯れた茶ピンクも緑に映えます。
3枚の花びら(正確にはガク)もかわいい・・。




庭のところどころに、紫カタバミが、花をつけています。
植えた覚えがないけれど、出てきてくれてうれしい。
普通のカタバミやクローバーよりも葉が大きく、花も綺麗なピンク。


紫カタバミ(オキザリス)

春から夏にかけて開花。ほぼ1年中、どこかで見かける。

昼のみ開花。夜は閉じる。
花言葉は「喜び、母親の優しさ」(オキザリス)




2012年7月16日月曜日

暑くて・・・

今日も暑い一日でした。

暑くなると・・・・

パソコンの調子がここ2~3日悪くて、なかなか言うことをきいてくれません。
パソコン本体も熱くなっているらしくて、休み休み様子を見ながら・・・。
友人のホームページが新しくなったので、リンクを貼りました。
そしたら、どうも操作を間違って、「削除」を押したら、「リンク」のページごと削除してしまい、あわてて娘に電話で連絡。
再度リンクページを作りなおしてもらいました。
消えたデーターを再登録。
これは、暑いせいでも、熱いせいでもなくて、私の操作ミス。


今日は相方は釣りで、息子はテニス。(私は仕事・・)
この暑い中、元気だなぁ・・。
二人とも、真っ赤に日焼けして帰ってきました。


 今日の釣果

暑くなると、
「魚もいなくて、釣れない」らしい。
小さなアジが数匹と小さなハチメ一匹。


相変わらず、自家製干物です。  つまようじに洗濯バサミ・・・




暑くなると、

猫が伸びる。
この頃のお気に入りは、扇風機の下。
プラスチックの台をかかえて、伸びています。
冷たくて気持ちいいのかなぁ。




そして、暑くなると、
重宝するのが扇子。



片面が「好きやねん」裏面が「なんでやねん」

数年前に京都のお土産店で思わず買ってしまった扇子。
たいしたものじゃないのに、あおいでいるといつまでも笑えます。
毎日、誰かが、使っている・・。
やっぱり、これ、「好きやねん」

2012年7月13日金曜日

ピアノの調律

家に古いピアノがあります。
40年以上前のYAMAHAです。

小さい時に(小学校入学前後)ピアノを習い始めて、両親に無理言って買ってもらいました。
高価な物を買ってもらったのに、ご多分に漏れず、ピアノの練習が嫌で早々にギブアップ。
充分に使われないままに実家の飾りになっていたのを、娘が生れた時に金沢に持って来ました。
習い事が苦手な娘は、独学でピアノで遊び、うまくはないけれど、今でも楽しそうに好きな曲だけ弾いています。
バイエルとかソナチネとか基礎にこだわらなかったら、上手にならなくともずっと楽しく好きでいられたでしょうか。
まったく指が動かない私は、今ではピアノを触りたいとも思わない。

そんな古いピアノですが、娘が弾き始めた時から年に一度、調律をしていただいています。
初めにお願いした時が7月の暑い時だったので、毎年この暑い中、1時間以上かけて、音を調節してもらいます。
綺麗に整った音は、なまくらな私の耳にも心地いい。

調律が終わって、調律士さんと古いピアノのお話をしました。
1ヶ月ほど前に、古いピアノの鍵盤と弦を全部張り替えるお仕事をしたそうです。
象牙の鍵盤で、一つずつ鍵盤に貼られた象牙を外して新しい鍵盤に貼り付け、弦も新しい物に取替える作業です。
ピアノ本体の材質がいいことと、今では象牙の鍵盤は手に入らないので、丁寧に修理して生き返らせたそうです。
2人がかりで5日かかったとか・・。
そういった古いピアノの修理はほとんどないので、すごく大変な仕事で疲れたけれど、いい勉強になったと言われていました。
音の調律だけでなく、ピアノの修理までしてしまうんですね。すごいなぁ。
そして、疲れたといいながら、なんだか目がキラキラ楽しそうなんです。
弦を張り替えて調節していると、徐々に音が生き返ると言っていました。
私もそうですが、職人さんって、手のかかることが好きなんですよね。





調律士さんが帰ると、綺麗にクリーニングしていただいたピアノの上に、さっそくマーキング(?)
白を背景に白いやつが、黒を背景に黒いやつが、自分のなわばりを主張していました。
「わたしのピアノ!」冷たくて綺麗で気持ちいいー。


そういえば、NHKのカーネーションで、「ピアノ買うてぇー」ってシーンがありました。
若い脚本家さんが、あんなにリアルな台詞の表現よくできるなぁって感心したものでした。(私にとってリアルだっただけかもしれませんが・・)

それにしても、ピアノといい本といい・・・新しい物よりも古い物が多くなっているのは、住人が古くなっているからでしょうね。
思い出とともに捨てることができずにいるものが場所をとっているようです。
「断捨離」って、無理かも・・・。

2012年7月12日木曜日

テレビを見ながら

今日も蒸し暑い日でした。
最近ほとんど家にこもっているので、なんら変わったこともなく、花やら本やら、着物話とは違ったブログになっています。(人にも会っていない・・・)

日々の毎日はおそろしく単調で、今日は、そんな一日の繰り返しを書いてみます。

朝、6時前に起きて、お弁当作り。そして、適当な朝食作り。
7時頃、相方が仕事に出かけ、入れ替わりに息子が起きてきて、8時前に出かける。
花に水やって、洗濯機をまわし、適当に家事を済ませて、友禅のお仕事(現在下図ばかり、描いてはボツ描いてはボツの繰り返し)

お昼は一人なので、またまた適当に済ませて、友禅のお仕事。
最近は夕方6時前にブログを書き始めて、(息子が帰ってくるとパソコンを占領されて使えなくなるので・・)
7時ごろから適当に夕飯の準備。
8時~9時ぐらいにみんな戻ってきて、遅い夕食。入浴。
テレビを見ながら、10時半ぐらいに、寝る前の読書。
12時ぐらいに就寝。  

「適当」という言葉の多いこと。家事本当に苦手です。

8月初め頃まで、娘が留守しているので、なんだかとても単調で殺風景な日常です。
(このサイクルに娘が入ると、マイペース人間なので、大きく振り回されて、そして、やかましい。でも、好奇心旺盛なやつなので、変化はあるかな。日々何があるかわからない)

私は、のんびりゆっくり時間を過ごすことが苦手で、実は、ぼーっとテレビを見ている時間が落ち着かない。
(もちろん、真剣にテレビや映画を見ていることも多いのですが・・)
テレビを見ながら、古布で何かを作っていたり、本のページをめくっていたり、常に手を動かしています。



最近は、テレビを見ながらこれ。

お人形はそんなに興味なかったのに、ミニチュア着物を着せてみたくて買った球体関節人形にはまってしまい、すっかり人形好き。
制作キットを買って娘に2体目を依頼しているのですが、それを見ていたら、なんとなく粘土を出してきて、まねしながら、形を作って、紙やすりで削って・・。

今娘が留守なので、粘土へらや彫刻刀などの道具がどこにあるのかわからない。
ティッシュやラップで適当に芯の形を作って、それらしい形を紙やすりで磨いて、つまようじで線を引いて・・。

これじゃあ、細かい作業できないなぁ。(本もないから、作り方もわからないし・・・)
だいたい、人体デッサンなんて、20年以上やってないよぉ。
人の身体の形がわからない。
(この前、息子の肩甲骨あたりをじっと見ていたら、「何真剣に見てるの?」って嫌がられた。・・・)

そのうち、娘に顔と手首・足首(表に出る部分)を作ってもらって、着物を着せてしまえばそれなりに1体できたりして・・・。(「自分で作れ」って言われそう)
自立できなくても、椅子に座らせればOKでしょう。

こんな調子で、毎日1時間程、テレビを見ながら手を真っ白にしています。
できるのかなぁ。
不恰好トルソーでもいいかなぁ・・。
友禅下図同様に「ボツ」だったりして・・・。


2012年7月11日水曜日

カミキリムシ?

朝、いつものように花の水遣りをしていたら、何やら異質感が・・。



ガクアジサイの葉の上に黒い光沢のある虫。
少し青みを帯びた黒い色に、ペンキをこぼしたような白い斑点。
触覚は黒と白が交互。
3cm~5cmぐらいの大きな胴体。
昆虫はまったく詳しくないけれど、「カミキリムシ?」・・(頭の中で、そんな声が・・)

じっとしてあまり動かないので、急いでカメラを取りに家に戻り、写真撮影。

本当に動かないし作り物みたいなので、ガチャポンのおもちゃかと思いました。
じっと見ていると、触角や足が動いたので生きていることを確認・・


正面から見たお顔(けっこう可愛い)

 横からのお洒落なスタイル




子供用図鑑で調べてみると、たぶんこれでしょう。
「ゴマダラカミキリ」

林や果樹園にいます。
くわやいちじくの木にあつまります。
(「いきもののしいく」 フレーベル館)

分布  日本各地 6~8月
特徴  黒地に白点を散りばめた、美しい模様をもつカミキリムシ。
初夏、畑のまわりを飛ぶ姿を見かける。
ミカン類や街路樹、庭木などの幹に集まる。
体長25cm~35cm
(「FIELD-PAL  野外探検大図鑑」  小学館)


ちょっと綺麗な訪問者に、ワクワクした朝でした。


仕事柄、植物図鑑はたくさん持っていて、鳥の図鑑も少しはあるのですが、昆虫図鑑や動物図鑑は、子供の小さい時の図鑑があるだけ。
もうどの本もボロボロ。
それでも写真や絵・図がわかりやすくて、いまだに愛用しています。

少し前、ギャアギャアと声の悪い鳥が鳴いていました。
姿が見えず、種類がわかりません。
鳥の声・虫の音。
図鑑からは音はわかりませんね。(知識が乏しいので・・)



くしゃくしゃのひょうたんの白い花が今日も一輪咲いていました。
朝、白い花をつけて、夕方には、もう茶色く変色しています。(下の茶色は昨日咲いた花)






2012年7月10日火曜日

7月の柄・モチーフ小物  その3

蛇籠(じゃかご)

蛇籠文

中に石を詰めて河川の護岸に使う円筒形の長い竹籠を、伏す大蛇に似ていることから、蛇籠という。
流水・草花・水鳥といっしょに使うことが多い。


流水(りゅうすい)

流水文

曲がりくねって流れる水のさまを文様化したもの。
古くは弥生時代の銅鐸に描かれている。
尾形光琳の{紅白梅図屏風」に描かれた流水文は、光琳の水と呼ばれる。

竜田川文(たつたがわもん)

流水に紅葉を散らした文様。
奈良県生駒郡を流れる竜田川は、紅葉の名所。
由来・・・「竜田河紅葉乱れてながるめりわたらば錦中やたえなむ」 古今和歌集


曲水文(きょくすいもん) 

唐から伝わった曲水の宴は、平安時代、宮中や公家の間で行われて、水の流れを前に詩歌を詠むという優雅な遊び。
白生地の地紋としても使われる。


露草

金魚
団扇(うちわ)



2012年7月9日月曜日

7月の柄・モチーフ小物 その2

蜘蛛の巣

「よいお客がかかりますように」と花柳界で好まれた柄。夏のモチーフ
袷で使うと「幸運がかかるように」とお正月にも。

百合

百合のデザイン
「ヨーロッパ花の装飾文様Ⅱ セギー」より

 百合文

百合の柄は、アールヌーボー等ではデザイン化されていますが、和柄の文様としては他の素材に比べて少ないらしい。
形がとりにくいからかも・・。


朝顔



 今日咲いていた家の朝顔2種

上は、毎年咲く朝顔で、今日始めて咲いた。
下は、去年道に咲いていたすごく小さな朝顔の種を拝借して植えた物。



鬼灯(ほおずき)



 鬼灯は、小さな赤い提灯の意味





扇面文

「扇紋」「末広文」ともいう。
末が広がることから、吉兆の意味になぞらえ、縁起のよい文様とされている。
扇面の中に、草花など様々な模様を入れることが多く、扇面の中に貼る地紙のみで用いられる時、「地紙文」という。
夏に涼をとる道具としては夏の模様だが、吉祥文としては通年使える。


夕顔

左・・夕顔の花
右・・夕顔の実


知っているつもりで、知らなかった夕顔の花に実(実は図鑑で見て驚いた)
ひょうたんのように大きな実らしい。


ちょっと脱線。
ひょうたんのような実ということから、つけていた家のひょうたんのつぼみ



月下美人(げっかびじん)



半夏生(はんげしょう)

夏至から数えて11日目7月2日ごろの半夏生の日に生えることからついた名前。
葉が半分白くなることから、「半化粧」ともいう。



合歓(ねむ)


ダリア



鷺草(さぎそう)



薊(あざみ)
右・・「ヨーロッパ花の装飾文様Ⅱ セギー」より