着物初心者の方は、そういった専門用語が出てきてもなんのことかわからないでしょうね。
今回は、着物の名称について、簡単ですがご紹介します。
着物の図と名称を手描きしてみました。
下手な字で読みにくくて申し訳ありません。
上2枚は、着物表地です。
位置を表す名称で、人によっては呼び方も違うかもしれません。
衿(えり 襟とも表記)は、2枚重なっていて、下になる衿は、本衿(ほんえり)・地衿(じえり)・主衿(おもえり)・・・、呼び名はいろいろです。
衽(おくみ)は、漢字自体が変換できない難しい字ですから、読み方もわからないですね。
着物は、袷(あわせ)仕立ての場合、裏地がつきます。
今までの記事の中で、頻繁に出てきた「八掛(はっかけ)」は、上の水色部分の裏地です。衿の褄(先部分)と袖口にも八掛の生地を縫い付けます。
八掛以外の白地の部分は(ピンク色部分は無視してください)胴裏(どううら)といって、羽二重(はぶたえ)等の滑りやすい薄い生地をつけます。
加賀友禅の振袖の場合、袖のふり部分(ピンク部分です)にふり布をつけます。
上の図は、訪問着サイズで袖の長さが短いですが、振袖の長さを想像してください。
長い袖を動かすたびにチラチラと「ふり」からふり布が覗けばとても素敵でしょう。
以前にもご紹介しましたが、黒地表地の裏側に赤地のふり布がついています。
次回は、着物の寸法に関する名称を紹介します。
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