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2011年8月24日水曜日

訪問着 「白木蓮」

「白木蓮」  

全体図



 左上前柄アップ


 背柄





生地   白山紬
色   薄い紫グレー・水色・グレー()のぼかし
未仕立て


白山紬の生地に早春の白木蓮を染めました。
前回の「こぶし」柄を、より着易くなるように図案を変えた着物です。
「こぶし」を「白木蓮」に変え、全体柄よりも裾とポイントにしぼって柄を描きました。
季節を選ぶけれども、とても着易くて、着姿の綺麗な着物に仕上がっています。

白山紬は紬と言えどもとても上質な素材です。
手描き友禅訪問着なので、簡単なパーティーやウエディングに着ることができると思いますが、どんなに高価で高級な生地でも、紬という位置付けで、格式・礼装が気になる場所では、控えられた方がいいかもしれません。
紬好きの私としては、歴史・伝統にとらわれず、質の良し悪しによって、自由に楽しむことができればいいのにと思いますが・・・。
歴史は人が作るものだから、その時々の流行や社会状況によって、礼装の変化があってもいい気がします。
同席者に不快な思いをさせてはいけませんが・・・。


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