訪問着 「こぶし」
全体図
左前裾柄
後背裾柄
色 薄いグレー地色に裾が紫系グレー中間色
生地 サヤ型地模様生地 八掛 パレス地(白に裾グリーングレーのぼかし)
仕立て済み
訪問着(こぶし) | 尺・寸・分 | cm |
身丈(肩) | 4尺4寸 | 166.3 |
身丈(背) | 4尺3寸 | 162.9 |
裄 | 1尺8寸 | 68.2 |
肩幅 | 9寸 | 34.1 |
袖幅 | 9寸 | 34.1 |
袖丈 | 1尺3寸 | 49.2 |
袖口 | 6寸 | 22.7 |
袖付 | 6寸 | 22.7 |
前幅 | 6寸5分 | 24.6 |
後幅 | 8寸 | 30.3 |
褄下 | 2尺1寸 | 795 |
衿肩あき | 2寸4分 | 9.1 |
くりこし | 7分 | 2.7 |
古い生地に染めた訪問着です。
総柄の重い柄(しっかりたくさん柄入り)で全体に柄がつながっています。
柄は「こぶし」で、季節がはっきりしています。(春の早い時期に咲く花)
花の色が白のみで表現しているので、総柄のわりに着易く、帯合わせし易い着物です。
10年ぐらい前に作った着物ですが、この着物を作った時は、着姿が美しく、プラス衣桁に掛けて飾った時にも美しく、1枚の絵のようにのびのびと表現することを目標にしていました。
柄が多くても色数が少なく、着物のみが目立ちすぎないように、色々考えて考えて考えすぎて作っています。
今現在の私は、この時よりもさらに着ることに重点を置いています。
着姿が上品で着る人を一番に引き立てようと思えば、余計なところに柄がない方がいいと思っています。
でも、無駄のない着物は衣桁に掛けた時に物足りないかもしれません。
そしてこの着物を見ると、少し柄が多くて上品にならなくても、たまには、一生懸命無駄なこともしてみたくなります。
証紙なし
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