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2012年10月4日木曜日

黒地四つ身の染め上がり





先週月曜日に出した黒地の染め替えが上がってきました。
早い!!
1ヶ月ぐらいかかると思っていたのに・・。
もしかしたら、なんとか七五三に間に合うようにと気を使ってくれたのかもしれません。

彩色した時から生地がすごくはじいて、染料が浸透しなかったので、無理かもしれないと思っていましたが、充分着ることができるぐらいに黒地に染まりました。
強い黒でも浸透しないところが数箇所あって、角度によっては少しはげたように白っぽく見えます。(でも、近づいてよくみなければわからない程度に染まっています。)

地直しに出すとかなり費用がかかりそうなのと、帯で隠れてしまう場所なので、仕立ててからどうしても目立つようなら、わからないように直しを入れることにしました。(完全には直らないようなので)


生地の地模様はこんな感じ

綸子地でかなり光沢があって、黒地は少しきつかったかもしれません。
でも、八掛(裏地)に真っ赤(扇面と同じような赤)をつけて、襦袢もかわいい赤が覗いたら、すごく華やかになりそう。
きっと可愛い・・。

また、仕立てに1ヶ月ぐらいかな。




2012年10月3日水曜日

下図の整理

昨日・今日と二日に分けて、ずっと押入れの奥にためていた下図を整理しました。

昔の下図はその時々で一生懸命考えて、力全部形にしていて、「よくがんばっているなぁ」です。
そして、「下手だなぁ」

私個人に限らず、昔の物は、「下手だけれど勢いがあっておもしろい」とか、「今はこんな発想できないなぁ」とか、「枠からはみだしているなぁ」とか・・・。

ずっと捨てられなくて眠っていたものを、これからこのまま使うことはまずないので、思い切って半分ぐらい処分しました。(ちっとも思い切っていない)
それでも処分しきれない下図が100枚(?)ぐらい。
本当にたくさん作りました。

少しスベースが空いたので、また明日から下図作りです。




今日は写真を撮っていないので、おまけ画像は最近のヨナ

このかご、ちょっと小さめなんです。
狭いのに・・・。丸い。







ソファーに座っていたら、横にでーんと並んで、そのうち眠ってしまいました。
可愛くて(?)、ついパチリ。
お腹ぷよぷよ。

2012年10月2日火曜日

染帯 大正ロマン銘仙柄

ずいぶん時間がかかりましたが、染帯が上がりました。(未仕立てです)

途中経過の過去ブログ
下図 http://sorakara11.blogspot.jp/2012/06/blog-post_26.html
彩色 http://sorakara11.blogspot.jp/2012/07/blog-post_30.html


太鼓部分

 柄のアップ

帯を締めた感じ

濃い地色は、写真がうまく色が出ません。
柄の色が白っぽくとんでしまっています。
生地に凹凸があり、銀糸が織り込まれていて光沢もあるので、光っているのやら沈んでいるのやら・・・。

柄がおもしろいなぁと楽しんで作り、出来上がりも昨日は「綺麗」って満足していましたが、今日になって、いいのか悪いのか、自分では全く判断できなくなりました。
それにしても、角度によって雰囲気の変わる不思議な帯。
しばらく寝かせてみて、時間を置いて、改めて新鮮な目で見れば、違って見えるかもしれませんね。
締めてみるときっと合わせやすいと思うのだけれど、あれっ、どうかなぁ。
やっぱりわからない。


大正ロマンの時代の柄って、なんて大胆でお洒落なんでしょう。
アールヌーボーやアールデコの影響を受けていて、和柄から離れたデザインも多い。
自由な発想と、「着物はこうである」って枠組みに囚われない考え方を持てば、着るのも見るのも楽しくなりそうです。

今よりずっと多様で新しいなぁ。




2012年10月1日月曜日

彩色の一週間

10月に入りました。
先週は彩色に集中した一週間でした。

月曜日は、四つ身染め替えの着物に少し柄を足して、染屋さんに持って行きました。
古い生地は洗い張りした後、柄を描いて彩色、染めに出します。
糸目を引いて、水をかけて糊を定着させたところ、思っていた以上に水をはじいて驚きました。
染屋さんに説明すると、(もしかしたら防水加工がしてあったのかも・・・)「たぶん時間がたって膜がはったような状態なんだろう。黒なら大丈夫だと思うけれど・・」って言われ、預けてきました。
とにかくはじき方が普通じゃなかったので、無事、綺麗に染まることを願うだけです。
パールトーンやガード加工や、いろいろ撥水防水加工があります。
お手入れにはいいかもしれませんが、こんなふうに染め替えとか手を加えたい時に、染料がはじいて浸透しないので、実はやっかいなのですよね。(作り手サイドの事情ですが・・)
できるなら、なるべく自然に任せるほうが私としては好きです。揮発を使用するよりは水を使用したいし、絹が黄変していくのもまた、それなりに味があっていいと思っています。

火曜日は、染帯を1本彩色して、また染屋さんに。
こちらは、雛罌粟(ひなげし)の柄。
ちょっと写真はアップできないのですが、少ない柄で濃い地色に染めます。
綺麗に染まりますように。

水曜~日曜まで、依頼されていた訪問着を彩色しました。
依頼は1枚なのですが、図案を2案考えたので2柄共に作ってしまいました。


1案 梅と紫苑


 2案 唐草
 柄のアップ

まだ地色が染まっていないので、出来上がりの雰囲気は違うものになります。
ちょっと唐草の方はうすく彩色してしまったかも・・。
今日、2枚ともに染屋さんに持って行きました。
染め上がりは10月いっぱいの予定。
またまたまた、綺麗に染まりますように。

今日、銘仙柄から図案を起こした染帯が上がってきました。
すごく雰囲気のある帯になって、いい意味で想像を裏切ってくれました。
こちらは、明日にでも写真をアップしますね。



 昨日いただいた焼酎

日本酒や焼酎って、匂いが苦手で、そんなに好きじゃないのですが、(あれば飲みます・・・) これは本当に美味しかった。
かなり強いお酒で、後味がすごくまろやか。
パッケージもお洒落だし、きっとすごく高いお酒だろうなぁ。
ゆっくり楽しみます。



そして、梨木香歩さんの帯と、酒井駒子さんの表紙に魅かれて買った文庫本。

天のシーソー  安東みきえ著
ポプラピュア文庫

「生身の子供がいる」って感じた児童書でした。
姉妹のやり取りとかちょっとしたしぐさとか・・。
とても素敵な本なのですが、もう少しファンタジーの要素がある方が好きかな。

酒井駒子さんは大好きな作家さんですが、この絵は少し表情が乏しいかも・・。
画風が定まることは安定する半面で、その中で新しさを出していくのが難しくなる気がします。(勝手な感想です)