反物状態で、柄の続き具合は、上の写真ではわかりませんが、雰囲気だけこんな感じです。
やっぱり微妙な色がでないのが残念ですね。
絹の生地は横に寝かせて見るのと、着た時のようにまっすぐ立てて見るのでは、生地の光沢・柄の色合いが違います。
上の写真は、床に寝かせて撮ったので、少しぼけた感じに見えますが、立てて見ると(着姿で見ると)、白花がもう少しくっきり浮き出て、色花が沈みます。
地色のぼかしもやわらかくなるはず。
手描き着物は、反物状態よりも、仕立てて着物の形になった時の方がずっと素敵ですよ。
また、着物と、実際に着て見た時とは、ずいぶん雰囲気が違います。
身にまとって、柄がしっくり浮き出て見えるときもあれば、衣桁に掛けて見ると素敵なのに、着ると柄が変な風に出ることもあります。
この着物が依頼者さまのお気に入りの1枚になりますように。
昨日の猫の話題をひきずって、
今日は、この本です。
「あっちの女 こっちの猫」 佐野洋子画文集
講談社 ルピナス・シリーズ 1999年初版
山を見ている。
山だけ見るわけにはいかない。
空も一緒に見えてしまう。
おれ、
今のままでいい。
最後のページの絵と文です。
このページにいろいろな思いが集約されていて、このページがあるだけで、私のお気に入り本になりました。
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