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2011年12月10日土曜日

加賀友禅の帯揚げ

帯揚げ2柄  糸目糊

今、仕事で帯揚げを染めています。
地色が白地のままで、柄のみ色を入れます。
生地はしぼの高い縮緬地(凹凸が大きい)。
青花で下絵を描き、今日は糸目糊を引きました。
地入れをした後、青花を散らす(濡れてにじんだ青花をタオルで軽くふき取る)工程で、柄の周りに薄く青い色が残っています。
これは、彩色後、蒸し・水元などで消えます。

以前に帯揚げは何枚か作りましたが、その中から追加で注文を受けた柄です。

いつも思うことですが、人それぞれ自分に似合い好む色柄があり、何を望まれるかは本当にわかりませんね。

その中で、地色を染めない白の帯揚げは、意外に使い勝手がいいらしいです。
白い色はどんな帯・着物にもなじむし、その中に好きな柄がチラチラ覗いたら、お洒落な感じがしますね。
私は、1種類の花柄をデザイン化したものが好きなのですが、季節を限定してしまうので、たくさんの種類が入っている方が一般的に望まれるようです。

夜になって、窓をたたくあられの音と、雷。
冷たい雨に変わり、外は寒そうです。




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