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2011年9月12日月曜日

ネットオークションの戦利品

ホームページの自分の作品解説をブログで紹介しようと思い、大急ぎで順番にアップしてきました。

これまでの作品の中で、今手元にあるものだけしか紹介できないのですが、ホームページとリンクできるようになりましたので、よかったらホームページの方もご覧下さい。
「染工房  ソラカラ」 http://somesorakara.web.fc2.com/

これからも着物のブログとなりますが、徐々にいろいろ紹介できればいいなぁと思っています。
毎日更新できればいいのですが、どうでしょうか。話題が続くかなぁ。



男物黒羽織の羽裏1 


男物黒羽織の羽裏2




アップした写真は男物の羽裏です。

昔の羽裏(羽織の裏地 )は、今まであまり興味なかったのですが、私のお気に入りのブログで多種多様な羽裏写真を見るうちに、実物が見てみたい衝動にかられ、オークションで落札しました。

どうやって染めているのだろう。プリント?墨と顔彩?

女物の羽裏で、染料が盛り上がっていて、いかにも上から描きましたっていうのはよくみかけます。
そういうのは、水に浸けてみると色落ちしたり色移りしたり・・・。

上の2枚はどうやらそういった安い染料ではなさそうです。
もう少し顔の表情に繊細さがあればいいのですが、すばらしい羽裏はもっとすごい絵が描かれているのかなぁ。興味津々。
ちょっと知識が足りません。(羽裏に凝ってコレクションするにはお金と保管場所もないし・・・)
でも、見ているだけで本当におもしろい。


オークションについて少しお話したいと思います。

「加賀友禅の作家さんでも、オークションするの?」ってよく驚かれます。
色々な作家さんがいて、もちろん、「安い着物や帯なんて」と顔をしかめる人もおられるでしょう。

私は大好きです。
アンティークな柄の帯や着物が安く出品されているとうずうずします。
小物も大好き。
高価なものはなかなか落札できませんが・・・。
写真と色が違ってがっかりすることも時々。
でも、予算の範囲内で楽しんでいます。

一番がんばって入札参加するのは、個人の自宅保管の白生地や、売れ残った質のよさそうな白生地です。
使われずに黄変してしまった生地や、しみのついた生地などを見ると、よみがえらせたい意欲がわいてくるのです。
柄を描いて、染屋さんから地色が染まって仕立てあがった時、ピカピカに生まれ変わった反物を見ると、本当にうれしくなりますよ。
 新品の生地を使うのと、同じか余計に手間とコストがかかるので、良いのか悪いのかわからない部分もありますが、絹を大切に生かすという点でOKかなと思っています。

柄や色が大胆で自己主張しているものも、実物が見たくなります。
最近お気に入りの「辻が花調」を取り入れた彩色もオークションで買った辻が花の帯の図柄の影響です。
また次回にでも、その帯を紹介します。

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