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2012年2月5日日曜日

古い帯のしみ

母の古い8寸開き名古屋帯があります。(縫い代がなく、太鼓部分のみ2重に折り曲げてかがっている帯)
菊の柄が全体に織り込まれて、淡いピンクと銀の染め分けの厚みのある生地です。
50年以上前のもので、前部分に取れないオレンジ色に変色したしみがあり、これをなんとかできないか気にしながら、箪笥に眠らせていました。


 生地 
左 お太鼓部分の雲取りによる色分け
右(上・下)  織の柄


前部分のしみ(左 赤丸部分 右しみ部分の拡大)


上の写真では薄く見えますが、結構しっかり汚れています。

今日は、染帯の糸目糊を引いていて糊が手元にあったので、思い切って、菊の柄を汚れている部分に描きました。

左  前部分(赤丸部分が汚れている所)
右  お太鼓柄

全体に菊の織柄なので、菊の花を適当に散らし、しみを隠しました。
しみのある部分だけ描き足せば、柄が浮いてしまうので、同じように太鼓部分にも、菊を散らしています。

かなり厚い生地なので、うまく彩色できるかどうか・・・。

この帯、硬くて短く締めにくいのですが、とても柄が丁寧で綺麗なので、うまくしみが隠れて、帯として再生できればいいなあ。
失敗すれば、テーブルセンター等の小物になるかも・・・。

依頼されたお仕事ではないので、ダメ元で大胆になります。



2012年2月4日土曜日

2月の柄  その2

辛夷(こぶし)


・つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前になったらしい。
・花言葉は「信頼」  


・白い花が似ている辛夷と白木蓮の違い

「辛夷」  
・花びらの幅は狭い。
・全開する。
・白木蓮よりも小さく、花の下に小さい葉を一枚つける。

「白木蓮」
・花びらの幅が広く、厚みがある。
・上向きに閉じたような形で咲き、全開しない。



猫柳




・3月から4月頃、毛におおわれた花をつける。
・尾状の花穂を、猫のしっぽに見立てて命名。                             

・別名「狗尾柳」(えのころやなぎ)・・・・花を小犬の尾にたとえた。 

・猫柳をはじめ、ヤナギ類の花穂を「ねこ」という。       
・花言葉は「努力が報われる」 

「湖よりも 流がまぶし 猫柳」    米沢吾亦紅  



蕗の薹(ふきのとう)




・「蕗の薹(ふきのとう)」は、蕗の花芽のこと

・開花時期は、  2/  5頃~  3/  末頃。
                      
・春の代表的な山菜。
花が咲く前の柔らかいうちに天ぷらにするとおいしい。 ふきのとう味噌とか・・・。    

「見て過ぎし 蕗の薹へと 後もどり」  古屋秀雄   



今朝の雪は、今季最高の45cm   積もったようです。
この雪の下にフキノトウはかくれているのでしょうか?  
立春とは名ばかりで、今日も寒い一日でした。
こんな日は、いつもは冷たい猫君が甘えん坊で、ひざの上に自主的に乗ってきて降りてくれません。
あったかいけれど、重ーい。動けない。     

2012年2月3日金曜日

2月の柄  その1

「おでかけ着物歳時記」 秋月洋子
から、2月の柄・モチーフ小物についてまとめます。

まずは、2月の柄の抜書き

梅・鶯・節分・水仙・雪兎(ゆきうさぎ)・初午・猫の恋
辛夷(こぶし)・猫柳・小菫(こすみれ)・蕗の薹(ふきのとう)



 梅は白・淡紅・紅など花の色によって、白梅・紅梅に分けられる。
一重・八重・大輪・小輪・果実の大小など、多品種。
花の咲く時期は、白梅の方が先。
幹がゴツゴツしている。
 2月3日の誕生花。         
花言葉は「厳しい美しさ、あでやかさ」


  「梅一輪  一輪ほどの  あたたかさ」         
                  服部嵐雪(はっとりらんせつ)



梅のデザイン
左  梅鉢
右  裏梅

梅鉢
梅の花を上から見た形を単純化した文様。
中心の小さな円を囲んで大きめの円が五つ並ぶ。
蔓(つる)をつけた加賀梅鉢。
真中で接続した光琳梅鉢。

左 加賀梅鉢   右 光琳梅鉢


裏梅
梅の花を裏から見た状態を意匠化した文様。
単純ながら個性的で、紋章にも取り入れている。
十二単の襲(かさね)の色目のひとつ。

「きもの文様図鑑」 婦人画報社  より抜書き


左  紅梅がさね
右  梅がさね

紅梅がさね  
紅梅の花の紫味の紅色(黄味のない赤)の表紅色。
裏紫。

梅がさね
紅梅の色をまねた、表濃い紅梅色(紫味の赤)
裏紅梅色。

「色の彩時期  目で遊ぶ日本の色」  朝日新聞社編  より抜書き

襲(かさね)色目は、たくさんあって、裏梅かさねも下のHPに出ていたので、参考まで
http://www.kariginu.jp/kikata/kasane-irome.htm



水仙
 

別名  「雪中花」
 雪の中でも春の訪れを告げる。
英名「ナルシサス」
ギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたら、 いつのまにか1本の花になってしまった。
”ナルシスト”の名はここからくる。

 花言葉
    「思い出、記念」(房咲水仙)   
          「持って生まれた素質」(ラッパ水仙)   
          「詩人の心」(口紅水仙)       
          「思い出」(糸水仙)           
          「優しい追憶 」(笛吹水仙)    
          「田園の幸福 」(八重咲水仙)


「水仙の  香やこぼれても  雪の上」      
      加賀千代女(かがのちよじょ)



梅や水仙。
まだまだ今年の節分は真っ白です。
北陸の30cmの雪で、もういいかげんうんざりしているのに、テレビの映像で見る青森の雪の壁は、想像がつきません。
春が待ち遠しい。

2012年2月1日水曜日

雛遊展 (ひいな展)

 DM
パンフレット

題6回和の創作人形
倉敷 雛遊~ひいな~展

倉敷美観地区内 ギャラリー十露本館
2012年2月18日(土)~2月26日(日)
平日11:00~16:00 土日10:30~17:00 最終日は15:00まで

DMとパンフレットを送ってもらいました。
人形作家さんたちが、倉敷で、定期的に展示されているそうです。

こんなふうにグループ展ができるのはいいですね。
個人でする展示もいいのですが、私も、気の合う人とグループ展をしてみたい。
同業者でも、別の手作り工芸の方でも、自分にはない感性に出会えそうです。

詳細はこちら。

お近くの方で、お人形に興味のある方は是非覗いてみてください。