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2014年12月3日水曜日

友人の半襟その3 野菊と萩

その3 野菊と萩

青緑・・2枚同じ 地色で、
こちらも写真がくすんでしまったけれど、きれいめの青緑です
(本当にうまく色が出なくてごめんなさい)




 彩色の葉の色がグリーンで




 彩色の葉の色がグレーで



3種類の柄を、3種類の地色に染めています。
生地は、絽の夏物生地で、夏に使えるように柄も夏柄
紫陽花は、5月末の暑い日~6月・7月初めかな
朝顔は、真夏7月~8月
野菊と萩は、7月~9月

3柄 ともに、右と左 違う柄を描いています。
私は右・左両方ともに同じ柄を描くのですが、友人は柄を変えてずいぶん楽しんでいます。
同じ素材の左右柄違いもおもしろいかも。
今度私もやってみよう。

(12月の寒くなってきた 日に、夏物の生地の話はちょっと季節ずれていますが・・・)


実は、この6枚の半襟は、 糸目糊や染料の試験用に染められました。

気温や湿度によって、糊の硬さが変わってきて、気をつけていても糸目糊が太く仕上がったり、綺麗に出なかったりします。
染料も、色の中に胡粉を入れたり入れなかったりで、糊の出方がどう違ってくるか、色の風合いがどんな風に違ってくるか・・
それを確かめたくて、染屋さんに協力していただき、試験した生地です。

染め上った着物からは想像できないでしょうが、
下図のデザインで、何度も何度も描きなおしたり、糊や色でこんな風に試験したり、表に出ない部分の試行錯誤やボツが結構いろいろあります。

とても仲の良い友人なので、試験の結果を見せてもらい、情報交換。

せっかく試験に染めるのだから、使えるように手持ちの絽の半襟白生地で 、楽しんで・・と、友人の言。(伸び伸びとした線がいつも以上に楽しそう )

染屋さんも、少し綺麗めのしっかりした色に染めていただき(再度、写真に出ていなくてすみません)
この地色は、夏の着物に合わせたら、どんな風になるのだろう。
白っぽい着物や濃い地色の着物にお洒落だろうな。
濃いめの地色半襟も今後の課題。


試験用に染めた生地なので、私用の非売品だそうです。
試験とはいえ表に出ることがない半襟・・・ちょっとだけ私のブログで見ていただいて、次の形に繋がるのを楽しみにしています。








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