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2013年7月2日火曜日

花嫁のれん その3 下図と紋

のれんの図柄を何にするか?

大きな家紋(20cm直径)が2つ入るので、格調高い物です。
いつも考えさせられるのがこの紋の格。

格調高い柄となると、吉祥文とか有職文とか、鴛鴦・鶴・亀・・・
松竹梅・四君子・・・
花車・薬玉・御所解・・・

昔からある古典柄で、どうも古くさく感じて苦手です。
模様の本を写せばいいのですが、苦手意識が邪魔をして、いいものができる気がしない。

加賀友禅の特徴であるスケッチをもとにした写実はとても素敵なのですが、 お洒落感が先にたって格調高さを感じられません。
(好きなのは、もっとデザイン的なお洒落な花柄・・。)

20cmの家紋と、いろいろ調べてみた画像の前で、好きと格との間で本当に迷ってしまいました。

とりあえず、今回のコンセプトに立ち返り、

花嫁のれんといっても、「群青の間」に映えるものであること。
お客様をお迎えするのれんであること。
おそらく、こののれんの前で写真など撮られると思うので、人物を入れて美しく華やかな空間ができること。

そして思ったことが、「大きくはっきりと形が見える柄にしよう」

格とお洒落感ギリギリのところをねらって、紋に負けない大きさの牡丹をメインに決めました。
そして、家紋の「梅鉢」にちなんで、背景に大きな梅を散らす。
古典花柄だけれど、大胆に・・。


 雑で分かりにくいですが、小下図

下図を写真に撮ったのですが、全紙4枚で全体を写したら、まったく何が何かわからない。
上の小下図も作る本人しかわからないと思いますが、わからないまでも制作過程の一番初めをお見せするのもいいかな・・と、



 部分図ですが下図、梅と牡丹・・こんな感じ


 どんな風に出来上がるか・・・。



 そして、紋は「梅鉢紋」で。

当初、20cmの梅鉢を外注でお願いしようと思っていたのですが、 時間もコストもかなりかかりそうなので、自分で糸目を引いてなんとかならないか、染屋さんに相談に行きました。

大きな白抜き紋のイメージしか持っていなかったので、糸目(柄のまわりの輪郭線)の線が出ていいものかどうか?
「糸目引けるなら自分でするほうがいいし、好きな色ぬったらいいんや。花紋にしてもいいし、みんな結構自由にやっとるよ・・」と言われ、紋や格にこだわっていた気持ちがすぅーっと楽になりました。

 それで、紋もすこし自由に作ってみようと、

 左 梅鉢紋
右 梅枝紋

二つの紋を花紋のように合わせて、 ちょっと形を変えて、



できたのが これ

とりあえず、下図が完成しました。
後は、どんどん作業にとりかかるだけ。

どんなふうになるかは、作業手順を追ってご報告します。

ちょっと専門的になってしまいました。わかり難くて申し訳ありません。



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