太鼓柄
前柄
夏用大島帯生地です。
夏は大きく華やかな花が多いです。
しっかり陽の光をあびて、上にすくすくと伸びた花は綺麗で、絵になりやすい。
でも、暑い汗をかく時に絹の着物って躊躇しますよね。(普段でも着物は着なくなっていますが)
夏の着物や帯は需要が少ないので、なかなか夏の花を染めることはできなくて、たまにこんな生地の依頼があると、何の花にしようか素材を選ぶのも楽しいです。
いろいろな花がある中で、
芙蓉の花って好きだなぁ。
朝顔も好き。
向日葵もいいけれど、元気になりすぎてしまって、帯よりも浴衣かしら・・。
たちあおいなど、着物全体にすっとまっすぐ上に伸ばしたらおもしろいけれど、夏に柄の多いのは暑苦しいかも。
真夏の鷺草は清楚でいいな。
鉄線(クレマチス)は今頃の季節に花屋さんに並んでいるけれど、夏のイメージ?(春の袷でも大丈夫かな)
トケイソウもおもしろい。
季節感を大事にする着物だから季節外れの柄は描けないけれど、季節感を問わなければ楽しく作れるのに・・。
なぁんていろいろ思いながら作った帯でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿