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2013年5月16日木曜日

夏染帯 「酔芙蓉」

 太鼓柄


前柄

夏用大島帯生地です。

夏は大きく華やかな花が多いです。
しっかり陽の光をあびて、上にすくすくと伸びた花は綺麗で、絵になりやすい。

でも、暑い汗をかく時に絹の着物って躊躇しますよね。(普段でも着物は着なくなっていますが)

夏の着物や帯は需要が少ないので、なかなか夏の花を染めることはできなくて、たまにこんな生地の依頼があると、何の花にしようか素材を選ぶのも楽しいです。

いろいろな花がある中で、
芙蓉の花って好きだなぁ。
朝顔も好き。
向日葵もいいけれど、元気になりすぎてしまって、帯よりも浴衣かしら・・。

たちあおいなど、着物全体にすっとまっすぐ上に伸ばしたらおもしろいけれど、夏に柄の多いのは暑苦しいかも。
真夏の鷺草は清楚でいいな。
鉄線(クレマチス)は今頃の季節に花屋さんに並んでいるけれど、夏のイメージ?(春の袷でも大丈夫かな)
トケイソウもおもしろい。

季節感を大事にする着物だから季節外れの柄は描けないけれど、季節感を問わなければ楽しく作れるのに・・。

なぁんていろいろ思いながら作った帯でした。


 

 

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