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2012年11月11日日曜日

10月の柄・モチーフ小物

11月になって10日過ぎてしまいました。
10月に柄をまとめられなかったので、ちょっとずれましたが今日10月分をまとめて、明日11月をまとめます。

10月の柄
石榴(ざくろ)・柿・栗・葡萄・烏瓜(からすうり)・落花生(らっかせい)・秋茱萸(あきぐみ)・稲穂
鶉(うずら)・団栗(どんぐり)・紅葉・栗鼠(りす)


石榴(石榴)


 左・・・石榴の花
右・・・実



 「吉祥果」とも言われる石榴は、無数の種子をつけることから、豊穣・多産・子孫繁栄の象徴とされる。
吉祥紋の一つに蕾と葉のついた蔓で構成した石榴唐草もある。



艶々と輝くような果実は、「照柿(てりがき)」・「洗い柿」など色の名称に多く用いられる。
柿渋は染料や防水・防腐剤に使われる。




葡萄(ぶどう)


豊かな実をつけ、蔓性植物なのでどんどん広がっていくことから、生命と豊穣、子孫繁栄を意味する吉祥文の一つ。
栗鼠と組み合わせた葡萄栗鼠文もあり、家紋にも、「下り葡萄」・「葡萄枝丸」などがある。


左・・・葡萄枝丸
右・・・下り葡萄


烏瓜(からすうり)


左・・・花
右・・・実

赤く色づいた楕円形の実を、烏などの鳥類が好んで食べることから「烏瓜」という。
種子の形が打ち出の小槌に似ていることから、財布に入れておくとお金が貯まるという言い伝えもある。


落花生(らっかせい)

花が落ちた後に茎が伸びて地面に刺さり、地中に実がなることから、名がついた。


秋茱萸(あきぐみ)

透き通るような赤い実が美しい。
4月や6~7月に実をつけるものもあるので、春~秋の間使えるモチーフ。


稲穂(いなほ)


稲は、古くから家紋に多く使用される。
稲束(いなづか)や稲架(ほざ)など刈り取られた稲穂は、深まりつつある秋の意匠。
稲にちなんで、「雀(すずめ)」・「鳴子(なるこ)」・「案山子(かかし)」もこの季節のモチーフ。
「稲波文」(実った稲穂が波打つさまを描く)
「稲束(いなづか)」「稲の丸」(束ねた稲を表す)


鶉(うずら)
団栗(どんぐり)


紅葉(もみじ)


楓の葉が紅葉したものをもみじという。
鹿をあしらったもの。波や流水、菊の折れ枝を添えたりした情趣あふれる模様が多い。

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