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2016年12月7日水曜日

伊達襟

来年の成人式に手持ちの振袖を貸し出します。

クリーム色・水色・紫の三色染め分けの着物と黒の着物。
(黒は定番の赤の帯締め・帯揚げですんなり決まり)

染め分けの着物は、小物の色がどんな色でも合い、
着る人によって自由に色あそびができます。

先月作った伊達襟をさっそく試してみました。


 左・・サーモンがかったピンク
右・・赤みオレンジ

 左・・黄緑
右・・ピンク


とっても可愛い御嬢さんで、どれでもすんなり合いそう。
何色が好きかな?って聞いてみたら、本人の知人はみんな口を揃えてピンク
(私もピンクがイメージ)
かなり可愛い感じです。・・ピンクに決定



 帯揚げはピンクか紫か・・
ご本人に選んでもらうことにして、 
(伊達襟は写真は黄緑になっていますが・・)



だいたいこんな組み合わせ


もう成人式まで1か月、素敵な思い出いっぱいになればいいなぁ。
綺麗な晴れ姿、すごく楽しみです。


2016年11月24日木曜日

伊達襟

11月に入って時間が空いて、久しぶりに半端な生地を染めてみました。
彩色終わった後に、余った染料で、半端な生地の染め。

初めは2色~4色ぐらいの つもりが、
微妙な違いで8色も、
せっかく染めたから、伊達襟でもしようかな。

ミシンを出してきて縫い始めてからちょっと後悔、
調子に乗ってなんで8色も染めちゃったんだろう・・・。

生地幅で2本できるから、8色だと16本。

染めるのは楽しかったけれど、縫っても縫ってもなかなか16本仕上がらない。



 16本の伊達襟 完成!




 微妙な色の違いだけど、中間色のパステルで綺麗。



 余った8cmぐらいの長い生地
もったいなくて、ミシンでつなぎ合わせてみました。

綺麗な色すぎて、何に使えるのやら・・


伊達襟は、振袖やら訪問着やら、それぞれ着物や着る人のイメージに合えば、
おまけにつけたり差し上げたり、誰か使っていただけるでしょう。 
小物選びに実物の色があればすごく便利。


もうすぐ染め上ってくる振袖にはどの色が合うかしら?



 伊達襟とは関係ないけれど・・・

 なんだか癒されるぅ・・・

2015年4月12日日曜日

伊達襟 色遊び

先日、古い長襦袢のはぎれを若草色に染めました。

今の桜の季節、これからの新緑の季節に、綺麗めの若草色の伊達襟があればいいなぁって思っていたので・・




若草色か 黄緑か

近々、 手元にある「こぶし」 柄の訪問着を着ていただくかもしれないので、



 「こぶし」

ちょっとこの作り立ての伊達襟など合わせてみて、色遊び


 ① 若草色
さわやか・・



 ② うすピンク
優しい感じ


 ③ 水色


 ④ からし色
もうちょっとクリーム色がいいかな
(今度染めよう・・)



 ⑤ 生成り色
実はこれ、若草色の裏地
 白っぽい色は上品になる


使った色を並べて・・




手持ちの帯をあててみて、
雑な着せ方ですが、
着るとこんな感じ

どうでしょう?





2014年10月31日金曜日

はぎれでブツクカバー

中途半端にぽっかり空いた半日
はぎれでブックカバーを作りました。


 写真は3枚だけれど、作ったのは4枚



 以前おみやげにもらったブックカバー

私は本が大好きで、この文庫本ブックカバー をもらってからずっと愛用しています。
それまでは書店でつけてもらう紙カバーを使っていたのですが、布のカバーは手にやさしい。
ずいぶん馴染んで(くたびれて?)すごく使いやすい。



 この2枚は、振袖の生地のあまり布

ちょっと生地幅が足りなくて、返し部分に別布を付け足して、
下は裏地部分


この2枚は 以前作ったものの縫い直し

左は試験に染めた布
右はろうけつ染めの講習会で染めた試験ぎれ カトレア柄



文庫本のカバーですが、
表裏それぞれ38㎝生地が20㎝あれば1枚できます。

以前それらしく自分でも作ってみましたが、
ちょっと寸法きちきちに縫ってしまってそのままにしていました。
それを解いて、裏に接着芯をつけて、ある程度張りも出して、縫い直し

サテンの細いリボンでしおりをつけて、前に作ったものよりちょっとだけ完成度アップ

ブックカバー用に柄をデザインして配置すればもっとよくなるけれど、試験布なのでこんなもんでしょう。

絹のブックカバーなんて贅沢だけれど、しっとり柔らかくて ちょっとだけ優雅な気分。

2014年9月6日土曜日

古い帯のリメイク トートバッグ

古くて渋い帯をリメイクしました。

 左・・表
右・・裏

 
 柄はとても素敵なのですが、
古い絹のカビ臭がする。
小さい全体柄なので、よくよく見ないとわからないけれど、全体にシミがある。
茶色で、とにかく地味で渋い。
これだけ渋かったら、帯にするにしてもかなりの年配だろうなぁ。

いろいろ好みはあると思いますが、
私には表地の黒っぽいグレーが暗く見えて、裏地を使用。
裏地はなんとなくゴブラン織の雰囲気で柄に立体感がある。


まず、帯を解いて、茶色く変色した帯芯を捨て、
ジャブジャブと水洗い。
(この感じの織の生地はほとんど縮まないだろうという予測通り)
カビ臭がとれ、ほこりがとれ、すっきり。

しっかりといい生地なので、トートバッグにリメイク。




 市販の綿生地を市松に


 古布着物地端切れを縦に
絹の方が質感は馴染む


生地の地味さや渋さはどうしても残るけれど、これならまあまあ使えそう。



端切れをつなぎ合わせて、思ったよりも楽にバッグができたので、
手元にある試験に染めた生地で、同じ形の友禅バッグを作ってみました。


 昔染めた山茶花の柄
20年近く前?
下手で恥ずかしいけれど、遠目にはわからないかも



 額紫陽花の柄
10年?15年?ぐらい前
5月末~6月頃に持つのにいいかも


 雪柄
これは最近  2~3年前?

60㎝ぐらい生地があれば、片面友禅柄のバッグができる。
 

友禅技法を使った手軽に購入できる小物の制作は課題の1つですが、
一から染めて制作するとどうしてもコストがかかってしまいます。
コストを下げるために、柄を小さくしたり減らすと貧弱で、プリント柄の方が安くで素敵・・。



そして、余った10㎝程度の綿端切れをミシンでパッチワークして、


ランチョンマット? 鍋つかみ? 鍋敷き?  3つ出来上がり。


2014年2月23日日曜日

牛首紬のケープ


昨年11月頃の仕事で(企画はそれより前から)、牛首紬の生地に加賀友禅を染めて、ケープを作りました。

 仕立て上がり

atelierbobbinさんの紹介記事  http://atelierbobbin42.ti-da.net/e5752475.html


 以前 加賀山代温泉の 星野リゾート界さんの依頼で花嫁のれんを制作しました。
その第2弾企画です。

花嫁のれん 過去ブログ  http://sorakara11.blogspot.jp/2013/08/6.html



制作過程をちょっと記録・紹介しますね。

企画のイメージは 「雪の北陸」
雪が舞う中、和傘をさして散策していただく時に、 旅館の浴衣の上にちょっと羽織る贅沢な伝統工芸ケープ。


図案は雪の結晶にしました。
そして、椿。
裾部分に柄を入れ、上は地色で

 彩色終了時(地色が入る前 まだ糸目糊が残っています)



 地色は2色で

牛首紬は光沢があって、写真に撮るといろいろ影が出てしまいます。
実物はムラや濃淡のない柔らかい色。

そして、ちょっと柄がわかりませんが、これをお針子さんに仕立てていただき、仕上がりが一番上の写真の形。

このお仕事はいつも着物を染めている業界人からは出てこない発想だと思います。
(洋服と同じ感覚で生地を裁断する・・・)
牛首の生地は高価で、加賀友禅はブランド(??)ですから、なかなかいいなと思っても作れない。
企画段階から価格が上がるのが判っていて、作っていいのかなぁって思っていたのですが、その反面で、すごくすごくワクワク。
楽しい仕事になりました。
作らせていただいて感謝。

少しでも多くのお客様に石川県の伝統工芸の一端に触れていただけることを期待しています。


星野リゾート界さんは、3月20日頃から来年夏頃までの1年半、ホテル改装工事でお休みされるようです。
また来年の夏、新しい姿でお客様を迎えられるのを楽しみにしています。


それにしても、関東の大雪と裏腹に、今年の北陸 金沢は雪が積もりません。
せっかくの雪が舞う中のケープ・・・山代温泉は舞ったかな?

2013年2月19日火曜日

半襟の糸目糊  粘土うさぎ

最近、仕事以外の雑用が多くてなんとなく落ち着かない日々です。
ブログも更新が遅くなりがちで、ここ1~2ヶ月の間は、3日ごとぐらいの頻度になるかもしれません。

しばらく半襟の染めをしていなかったのですが、依頼があってまた数柄作ることになりました。
今日は糸目糊が仕上がったので、1枚だけちょっと画像を載せてみます。

 胡蝶蘭の柄

糸目糊の輪郭線です。
これから、その糊の内側を彩色します。
半襟に関しては、コスト上、地色を染めずに 白地のままで仕上げることが多いかもしれません。
胡蝶蘭を白い花で仕上げたいので、これは地色を染めようかなぁ。


そして、話題は変わりますが・・
娘が部屋の掃除をしていた時に出てきた作りかけの粘土細工。
「捨てようと思ったけれど、色塗ったら可愛くなった」 って見せてくれました。


4~5cmぐらい(?)
ちょうど帯留めサイズ。
裏を平らにして帯留め金具をつけたらおもしろそう。
くれるそうなので、また時間が出来たらやってみよう。
でも、粘土の帯留めってどうなのかな?使えるのかな?

2012年3月28日水曜日

ブックカバー

昨日作ったブックカバー、もう少しうまくいかないかなぁと、今日ももう一度挑戦してみました。



以前ミニチュア着物を染めた時に、あまり生地でいっしょに染めたハギレ。
一見、綺麗にできているように見えますが、やっぱり、微妙にゆがんでしまいます。
柔らかい生地は、ブックカバーには不向きかなぁ。
30cmぐらいのハギレを何に使おうか、どうやって生かそうか、悩むところです。


ところで、ブックカバーの中身なのですが・・・


「アコギなのか リッパなのか」
畠中 恵 著
新潮文庫
2月新刊

「しゃばけ」シリーズの作者のユーモア・ミステリー

「しゃばけ」は人気シリーズで、友人に進められるまで、あまり手に取ろうと思わなかったのですが、一度読んだら、漫画を読む感覚で一気に最後まで。
そして、主人公のなさけない若だんなにはまってしまいました。

この「アコギなのかリッパなのか」も同じで、とにかく軽くて読みやすい。そして、ほのぼの。

村上春樹の話題作。「1Q84」も、今月から3ヶ月連続で文庫本出版です。
「風の歌を聴け」はちょっと好きだったけれど、それ以降、なんとなく??で、「ノルウェーの森」も、きっとここのこの感覚がおもしろいんだろうなぁって、他人事みたいな読み方しかできず、きっとあんまり好きじゃないのでしょう。
話題作になっても覚めた感じで見ていたけれど、文庫になったので、やっぱり読んでみよう。



2012年3月27日火曜日

ろうけつ染め生地

2月中頃、ろうけつ染の講習会に行った時、実習で染めた生地が、蝋落としをして仕上がってきました。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/02/blog-post_19.html    ( 過去ブログ)





上・・・カトレア柄
鉛筆で描かれた下図に沿って、蝋の堰だし技法(柄の周りを蝋で伏せて、色がにじまないようにしてから彩色する)を繰り返して、柄を描いたもの

中・・・松
友禅と同じように糸目糊を引いた図案に、糸目に沿って蝋の堰だしをして染めた柄。
カトレアとの違いは、糸目の白い線が柄の周りに出ること。

下・・・オリジナル
柄の描いてない白地に好きなようにとのことで、描いた落書き。
蝋筆に慣れるために太い線(白い部分)で筆の試し描きをしていました。
蝋部分が防染されています。
それ以外を大きな刷毛で、適当にぼかし、ちょっと物足りないかなぁと、すきまにグレーで野茨の線描きしました。



ハギレですが、せっかくの絹なので、ブックカバーにしました。




絹のブックカバー・・・なんて贅沢。
手触りがすごく柔らかいんですよ。
白地なので、汚れるかも・・・。
(柔らかい生地をまっすぐ縫うのが難しくて、ちょっといびつ)



 おまけ画像
娘のおふとんでいっしょに寝ているヒナ
(ベッドのど真ん中は私の場所・・・)

2011年12月10日土曜日

加賀友禅の帯揚げ

帯揚げ2柄  糸目糊

今、仕事で帯揚げを染めています。
地色が白地のままで、柄のみ色を入れます。
生地はしぼの高い縮緬地(凹凸が大きい)。
青花で下絵を描き、今日は糸目糊を引きました。
地入れをした後、青花を散らす(濡れてにじんだ青花をタオルで軽くふき取る)工程で、柄の周りに薄く青い色が残っています。
これは、彩色後、蒸し・水元などで消えます。

以前に帯揚げは何枚か作りましたが、その中から追加で注文を受けた柄です。

いつも思うことですが、人それぞれ自分に似合い好む色柄があり、何を望まれるかは本当にわかりませんね。

その中で、地色を染めない白の帯揚げは、意外に使い勝手がいいらしいです。
白い色はどんな帯・着物にもなじむし、その中に好きな柄がチラチラ覗いたら、お洒落な感じがしますね。
私は、1種類の花柄をデザイン化したものが好きなのですが、季節を限定してしまうので、たくさんの種類が入っている方が一般的に望まれるようです。

夜になって、窓をたたくあられの音と、雷。
冷たい雨に変わり、外は寒そうです。




2011年10月4日火曜日

牛首紬のテーブルマット



9月初めから染めていた牛首紬のテーブルマットが仕上がりました。
上の写真は柄のアップです。

今日は、その製作過程を写真で紹介します。



 上  牛首紬の横糸
下  浜縮緬の横糸


上の写真は、生地の端からとった牛首紬の横糸と、普段使っている生地の浜縮緬の横糸の比較です。
牛首紬は、とても高価な生地なので、なかなか染める機会がなく、今回初めて染めさせていただきました。

ちょっと写真ではわかりにくいですが、牛首紬の横糸は光沢のある糸で、太くてとてもやわらかいです。

牛首紬の説明ページ
http://www1.harenet.ne.jp/~psbfan/ushikubi_tsumugi.html



①下絵にそって 糸目糊置き

② 彩色


③地染め直後
まだ、柄の部分に糊がついています。


④染め上がり


以前にもご紹介しましたが、上4枚の写真は友禅工程です。

地染め直後と染め上がり写真は全然うまく撮れなくて、柄がはっきりしていないし、地色も実物とはずいぶん違います。
3枚目は赤くなっています。
画質調整でなんとか雰囲気だけでも出ないかなぁと色調節をしてみたのですが、本当に染めの微妙な色合いは出ませんね。

紬一般に言えることですが、縮緬と比較して、生地に糊分がより残っていて、地入れや染めに注意が必要です。
糊の強い生地は、色が入りにくかったり、染料の浸透具合が部分的に違ったりします。

今回の牛首紬は、地入れをしても、生地がすんなり均等に水を吸収して、彩色まで本当にスムーズに進みました。
だから、染め上がって乾いた時に、まさか糸目糊の際の地入れのカタが、くっきりと出るとは思いもしませんでした。
③の写真で柄の周りにもやもやと雲のようにムラになっています。(わかりにくいですね)

私の地入れミスです。
せめてもう少し注意して水カタがわからないようにぼかすべきでした。反省。

当初、地色は紫1色ですっきり仕上げる予定だったのですが、急遽予定を変更して、波型の模様を地色につけることになりました。
そして、最終的に仕上がったのが④の写真です。

単色ですっきりの方が綺麗なのか、地色に柄が入って立体感が増した方が複雑で綺麗なのか、好みは人によって分かれるかもしれません。

友禅の技術的なことに関しては、どうしても専門用語が出てしまいます。
以前書きました、「友禅工程」を参考にして下さい。