予定よりも1週間ぐらいはやく仕立て上がりました。
仕立てていただいた方、急いでいたたきありがとうございました。
自分で写真を撮ろうと思ったら、着物をかける衣桁より長さが長くて、裾がたれてしまいました。
仕立て依頼をしたゑり華さんに、もらったコピーをスキャンして、全体像を写真に保存。
写真のコピーのコピーなのでちょっと画質が悪いけれど(色ももう少し綺麗目)とりあえずやっと全体像をアップできました。
こうしてみると、大きい大きいと思っていた柄もそんなに大きくないんですよねぇ。
ひとつ、仕上がり満足。
いい勉強になりました。
気に入っていただけるかなぁ。
カウンター
2013年8月2日金曜日
2013年7月24日水曜日
花嫁のれん その5 染め上がり
染屋さんがすごくがんばって早く仕上げてくださいました。(1ヶ月かかると思っていたのが10日ほど)
今日染め上がりを取りに行きました。
まずは、彩色終了時の地色が入っていない状態(糸目糊のついた状態)と染め上がりの比較
そして、染め上がりの様子
生地幅がバラバラでどうなっているのかわかりにくいですが、だいたいこんな感じ。
おまけ画像
今日染め上がりを取りに行きました。
まずは、彩色終了時の地色が入っていない状態(糸目糊のついた状態)と染め上がりの比較
左・・・彩色終了時
右・・・染め上がり時
ちょっと右と左の写真の彩度明度が違うのでわかりにくいですが、糸目糊がとれてその部分が白くあがり、全体にすっきりした感じになります。
糸目の細い線、見えるかな?
そして、染め上がりの様子
生地幅がバラバラでどうなっているのかわかりにくいですが、だいたいこんな感じ。
花紋にした家紋
とにかく180cm四方ぐらいの大きさで、まだ仕立てていないため、全体の写真をとることができません。
これで雰囲気だけでも伝わるかなぁ?
仕立てたら、柄の流れがはっきりわかると思うのですが、どうでしょう。
とても綺麗な色に染まって、一安心です。
おまけ画像
昨日咲いた今年1号のあさがお
2013年7月21日日曜日
花嫁のれん その4 友禅工程
暑い日が続いています。
少しだけ夏バテ気味の私ですが、暑くなるとパソコンも調子悪くなります。
相方がお休み時に直してもらって余分なものを整理したら、 ブログの画面が違ってしまい、なかなか投稿できずにいました。
去年も同じようなことやっていたような・・・。
古いパソコンを「もうちょっとがんばってね」と励ましながら、また操作手順が変わるのが嫌で、新しくできずにいます。
花嫁のれんの投稿ができずにいる間に、友禅の工程を終えてしまいました。
少しだけ夏バテ気味の私ですが、暑くなるとパソコンも調子悪くなります。
相方がお休み時に直してもらって余分なものを整理したら、 ブログの画面が違ってしまい、なかなか投稿できずにいました。
去年も同じようなことやっていたような・・・。
古いパソコンを「もうちょっとがんばってね」と励ましながら、また操作手順が変わるのが嫌で、新しくできずにいます。
花嫁のれんの投稿ができずにいる間に、友禅の工程を終えてしまいました。
青花で下絵
糸目糊で柄の輪郭を引く
彩色終了
先週、地染め(染屋さんに地色を染めてもらう)に出してきました。
彩色終了時では、まだ地色が入っていないのと、柄の周りに糸目糊がついた状態です。
最終的な仕上がりはこの状態とかなり雰囲気が変わります。
この時点で、少しきつめかな?濃い目かな?ぐらいがちょうど柔らかく仕上がるので、ここで「綺麗ね」は、仕上がった時、かなり柄がぼけています。
画面ではわかりにくいですが、、牡丹の花はだいたい20cmぐらいの大きさで、梅の花が7~8cm。
本当に大きくて、糸目糊もいつもより太めで(輪郭を少し太い線にしました、)彩色も広い場所を大胆に。
派手目の色をどんどんと進めていくのは、結構気持ちがいい。
かなり集中して、彩色終了時は、ちょっとハイな気分でした。
染め上がりは、今月末ぐらいまでにお願いしたので、その後、仕立てに出して、出来上がるのが8月いっぱいぐらいかな?
時間がかかりますねぇ。
待つことも楽しみです。
(楽しみなのか、失敗してないかハラハラドキドキなのか・・)
2013年7月2日火曜日
花嫁のれん その3 下図と紋
のれんの図柄を何にするか?
大きな家紋(20cm直径)が2つ入るので、格調高い物です。
いつも考えさせられるのがこの紋の格。
格調高い柄となると、吉祥文とか有職文とか、鴛鴦・鶴・亀・・・
松竹梅・四君子・・・
花車・薬玉・御所解・・・
昔からある古典柄で、どうも古くさく感じて苦手です。
模様の本を写せばいいのですが、苦手意識が邪魔をして、いいものができる気がしない。
加賀友禅の特徴であるスケッチをもとにした写実はとても素敵なのですが、 お洒落感が先にたって格調高さを感じられません。
(好きなのは、もっとデザイン的なお洒落な花柄・・。)
20cmの家紋と、いろいろ調べてみた画像の前で、好きと格との間で本当に迷ってしまいました。
とりあえず、今回のコンセプトに立ち返り、
花嫁のれんといっても、「群青の間」に映えるものであること。
お客様をお迎えするのれんであること。
おそらく、こののれんの前で写真など撮られると思うので、人物を入れて美しく華やかな空間ができること。
そして思ったことが、「大きくはっきりと形が見える柄にしよう」
格とお洒落感ギリギリのところをねらって、紋に負けない大きさの牡丹をメインに決めました。
そして、家紋の「梅鉢」にちなんで、背景に大きな梅を散らす。
古典花柄だけれど、大胆に・・。
大きな家紋(20cm直径)が2つ入るので、格調高い物です。
いつも考えさせられるのがこの紋の格。
格調高い柄となると、吉祥文とか有職文とか、鴛鴦・鶴・亀・・・
松竹梅・四君子・・・
花車・薬玉・御所解・・・
昔からある古典柄で、どうも古くさく感じて苦手です。
模様の本を写せばいいのですが、苦手意識が邪魔をして、いいものができる気がしない。
加賀友禅の特徴であるスケッチをもとにした写実はとても素敵なのですが、 お洒落感が先にたって格調高さを感じられません。
(好きなのは、もっとデザイン的なお洒落な花柄・・。)
20cmの家紋と、いろいろ調べてみた画像の前で、好きと格との間で本当に迷ってしまいました。
とりあえず、今回のコンセプトに立ち返り、
花嫁のれんといっても、「群青の間」に映えるものであること。
お客様をお迎えするのれんであること。
おそらく、こののれんの前で写真など撮られると思うので、人物を入れて美しく華やかな空間ができること。
そして思ったことが、「大きくはっきりと形が見える柄にしよう」
格とお洒落感ギリギリのところをねらって、紋に負けない大きさの牡丹をメインに決めました。
そして、家紋の「梅鉢」にちなんで、背景に大きな梅を散らす。
古典花柄だけれど、大胆に・・。
雑で分かりにくいですが、小下図
下図を写真に撮ったのですが、全紙4枚で全体を写したら、まったく何が何かわからない。
上の小下図も作る本人しかわからないと思いますが、わからないまでも制作過程の一番初めをお見せするのもいいかな・・と、
部分図ですが下図、梅と牡丹・・こんな感じ
どんな風に出来上がるか・・・。
そして、紋は「梅鉢紋」で。
当初、20cmの梅鉢を外注でお願いしようと思っていたのですが、 時間もコストもかなりかかりそうなので、自分で糸目を引いてなんとかならないか、染屋さんに相談に行きました。
大きな白抜き紋のイメージしか持っていなかったので、糸目(柄のまわりの輪郭線)の線が出ていいものかどうか?
「糸目引けるなら自分でするほうがいいし、好きな色ぬったらいいんや。花紋にしてもいいし、みんな結構自由にやっとるよ・・」と言われ、紋や格にこだわっていた気持ちがすぅーっと楽になりました。
それで、紋もすこし自由に作ってみようと、
左 梅鉢紋
右 梅枝紋
二つの紋を花紋のように合わせて、 ちょっと形を変えて、
できたのが これ
とりあえず、下図が完成しました。
後は、どんどん作業にとりかかるだけ。
どんなふうになるかは、作業手順を追ってご報告します。
ちょっと専門的になってしまいました。わかり難くて申し訳ありません。
2013年7月1日月曜日
花嫁のれん その2
数日前の北國新聞に、「花のれん展」(今日から展示)の記事が載っていました。
ちょうどのれんについていろいろ調べていたところだったので、さっそく観に行ってきました。
全部で何点ぐらいあったのかな?
20点以上は展示されていたと思います。
会場内 写真撮影可。ブログもご自由にと許可を得ましたので、携帯でしっかり写真撮ってきました。
カメラ持って行くんだった・・・。
花嫁のれん、かなり迫力ありました。
綺麗。
初日ということもあって、新聞を見た私みたいな人が次々来られていました。
「孔雀や鴛鴦はやっぱりいいねぇ」
「あらぁ、豪華やねぇ。立派なお支度やぁ」
これから作ることもあって、ちょっと真剣に観ていました。
生地 5巾のものが多かったのですが、3巾のもの(紋は真ん中の巾に1つ)や、4巾(縫い目をまたいで2つ紋)のものもありました。
生地の種類もさまざまで、羽二重が多かったな。
羽二重の生地は薄めなので、ちょっと意外。縮緬が多いと思っていました。
地模様の入った生地もあったので、特に決まりはないのかもしれない。
そして、墨・顔彩の素描きや、友禅を併用したもの、友禅のみ と手法は結構多彩でした。
なんでもありなのかも・・・。
でも、大きくて、なんでも自由っていうのは、絵の力量が問われるなぁ・・・。
2階に上がると、金沢の老舗に伝わる生活諸道具が展示されていました。
その中から、花嫁のれんに関連して
ちょうどのれんについていろいろ調べていたところだったので、さっそく観に行ってきました。
入館時にもらったパンフレットの画像
金沢老舗記念館
金沢市長町2-2-45
℡ 076-220-2524
開館時間 午前9時30分~午後5時 (年中無休)
観覧料 100円 高校生以下無料
「花のれん展」 7月1日から9月30日まで展示
HP http://www.kanazawa-cci.or.jp/shinise/memorialhall/
全部で何点ぐらいあったのかな?
20点以上は展示されていたと思います。
会場内 写真撮影可。ブログもご自由にと許可を得ましたので、携帯でしっかり写真撮ってきました。
カメラ持って行くんだった・・・。
花嫁のれん、かなり迫力ありました。
綺麗。
初日ということもあって、新聞を見た私みたいな人が次々来られていました。
「孔雀や鴛鴦はやっぱりいいねぇ」
「あらぁ、豪華やねぇ。立派なお支度やぁ」
これから作ることもあって、ちょっと真剣に観ていました。
生地 5巾のものが多かったのですが、3巾のもの(紋は真ん中の巾に1つ)や、4巾(縫い目をまたいで2つ紋)のものもありました。
生地の種類もさまざまで、羽二重が多かったな。
羽二重の生地は薄めなので、ちょっと意外。縮緬が多いと思っていました。
地模様の入った生地もあったので、特に決まりはないのかもしれない。
そして、墨・顔彩の素描きや、友禅を併用したもの、友禅のみ と手法は結構多彩でした。
なんでもありなのかも・・・。
でも、大きくて、なんでも自由っていうのは、絵の力量が問われるなぁ・・・。
2階に上がると、金沢の老舗に伝わる生活諸道具が展示されていました。
その中から、花嫁のれんに関連して
結納の品・・婚礼模様
左側の花嫁のれんの前に積まれた箱は、和菓子屋さんから届けられる、お饅頭の箱 らしいです。
たくさん積み上げられるほどに立派な婚礼だとか・・
花御輿(はなみこし)
すごく豪華な花です。
こんな注釈が・・・
この注釈見ても、お菓子で出来ているなんてわからない精巧さです。
すごい
お近くで興味のある方は是非ご覧下さい。
建物も素敵です。
2013年6月30日日曜日
花嫁のれん その1
石川県山代温泉の「界 加賀 」さんより、花嫁のれんの依頼がありました。
界 加賀 星野リゾート HP http://kai-kaga.jp/about/
界 加賀 星野リゾート HP http://kai-kaga.jp/about/
群青の間
石川県の伝統工芸を部屋に取り入れて、他と区別した独自の企画をされているそうです。
これまでにも、九谷焼や水引細工の新しい作家さんを取り上げ、今回は加賀友禅。
さて、上記写真の「群青の間」 この群青色の壁を背景に、今までにない「独自の加賀友禅花嫁のれん」の依頼です。
すごくワクワクする企画です。
私は大阪出身で、金沢に来てこの仕事をするまで、結婚式に飾る「花嫁のれん」の存在・風習を知りませんでした。
もちろん、染めの仕事を始めてから、昔の花嫁のれんを展示物として何度か観た事があります。
それは、ただ展示品として柄を見ていただけで、いざ染めようと思うと、全然頭の中は真っ白。柄も何も浮かびません。
「花嫁のれん」とは?
石川県を中心に北陸各地で見られる、嫁入り道具の一つ。加賀友禅で仕立てられ、上部には実家の家紋が染め抜かれている。のれんは婚礼当日、婚家の仏間の入り口に掛けられ、花嫁はそれをくぐって仏壇に参ったのち、結婚式に臨む。(Wikipedia より)
それで、まずは、金沢市片町にある老舗呉服屋さん「ゑり華」 さんで実物を見せてもらい、寸法や具体的にいろいろ訊いてきました。
寸法 (ゑり華さんで測らせてもらった寸法)
手描きでちょっと見にくくてすみません。
着物反物の生地巾をそのまま使って、5巾。
横 (生地巾×5) 180~190cm 4尺7寸5分~5尺
縦 170~180cm 4尺5寸~
二巾と四巾に上から 約26センチ(7寸 )下に紋が入る
紋の直径 約20cm
上から43.5cm(1尺1寸5分)まで、5巾を縫い合わせる。
それより下は、生地端の耳のまま。
上部分はのれん棒を入れるため三折り、 生地は7.5cm(2寸)ぐらい
裾は三折り 生地は3.8cm(1寸)ぐらい
上からだいたい3分の一ぐらいは濃い色のものが多いみたい。
これは決まりはないようです。
かなり大きい。
180cm・・着物1枚総柄って感じです。
季刊「銀花」第141号(2005年春号)に
特集が組まれていて、昔の素敵な柄が載っていたので、少しその本から写真をお借りします。
緻密で繊細ですね。
ゑり華会長の花岡さんの文章もこの特集号に載っていたので、それから少し引用させていただきます。
加賀のれんの種類
外のれん(日常的に使われるのれん)
内のれん(部屋のれん)
その他(半のれん、商業のれん・・)
花嫁のれんは、婚礼に用いる内のれん。
嫁入り道具の一つとして実家で誂えたものを、婚礼当日、嫁家先の座敷の鴨居に下げ、花嫁はそれをくぐって仏間に入り、ご先祖へのあいさつをする。
その後は新夫婦の寝間の入り口に一週間掛けられ、その間に親戚の女性たちが嫁入り道具を拝見に訪れ、祝い膳を囲んで夫婦の行く末を祝う。
外されたのれんは、箪笥や長持ちにしまい込まれ、その後取り出すことはほとんどない。
布地
明治初期までは細河内と呼ばれる高級薄手木綿。
その後、紬・縮緬・紋綸子・塩瀬・羽二重と多様化
(縮緬と限ったわけじゃないんだぁ・・)
ゑり華会長の花岡さんの文章もこの特集号に載っていたので、それから少し引用させていただきます。
加賀のれんの種類
外のれん(日常的に使われるのれん)
内のれん(部屋のれん)
その他(半のれん、商業のれん・・)
花嫁のれんは、婚礼に用いる内のれん。
嫁入り道具の一つとして実家で誂えたものを、婚礼当日、嫁家先の座敷の鴨居に下げ、花嫁はそれをくぐって仏間に入り、ご先祖へのあいさつをする。
その後は新夫婦の寝間の入り口に一週間掛けられ、その間に親戚の女性たちが嫁入り道具を拝見に訪れ、祝い膳を囲んで夫婦の行く末を祝う。
外されたのれんは、箪笥や長持ちにしまい込まれ、その後取り出すことはほとんどない。
布地
明治初期までは細河内と呼ばれる高級薄手木綿。
その後、紬・縮緬・紋綸子・塩瀬・羽二重と多様化
(縮緬と限ったわけじゃないんだぁ・・)
ほんの一週間から10日使うためにだけ作られた花嫁のれん。
意匠をこらせて、娘の幸せを願い送り出す風習。
なんて贅沢なんだろう。
最近の多様化した結婚事情からみると、ずいぶんかけ離れていて、これもまたすたれゆく文化なのかなぁ。(ちょっと寂しいけれど着物も同じ・・・。)
今、下図が出来た状態で、7月から生地にとりかかります。
明日、下図までの経過報告をして、途中途中をブログに載せることができたらいいなぁと思っています。
意匠をこらせて、娘の幸せを願い送り出す風習。
なんて贅沢なんだろう。
最近の多様化した結婚事情からみると、ずいぶんかけ離れていて、これもまたすたれゆく文化なのかなぁ。(ちょっと寂しいけれど着物も同じ・・・。)
今、下図が出来た状態で、7月から生地にとりかかります。
明日、下図までの経過報告をして、途中途中をブログに載せることができたらいいなぁと思っています。

















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