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2014年9月11日木曜日

古い博多名古屋帯のなおし

以前紹介しました、古い博多織の名古屋帯
http://sorakara11.blogspot.jp/2014/05/blog-post_17.html

オークションで安く落札して(300円だった・・過去ブログをたどっていてそういえばそんなに安かったって・・価格忘れている・・)

シミの目立つ白地(生成り)部分に柄を足して友禅してみました。

 もとの画像
(シミが写真ではまったく出ていませんが、こんなデザイン)




 直した後・・柄が複雑になっている

シミは全体にあったのですが、レンガ色部分や色の入った唐草部分はシミがあっても気にならなかったので、
白地部分に同じ唐草柄を足しました。
せっかくのレンガ色と白地のコントラストを壊したくなかったので、
シミが隠れる程度に できるだけ白っぽさを残して



 少しアップにして

 もとは全体にこんなシミ

うまく比較写真になっていないかも・・
糊と胡粉・染料を使って、全体にうっすら柄を入れると、シミがわからなくなりました。



 締めた時、前に出る柄で比較したらわかるかな?

上・・直し前(写真に光が入ってますが・・)
下・・直し後

以前にも古い博多帯に柄を足したことがあったので、
厚めの織生地でも正絹なら染めることができるのはわかっていました。
やっぱり 「できる」 って再確認・・

時間のある時に似たような布で長さを足して手でかがって、締めれるように仕立てよう。


明日、この柄の取り方をまねて、唐草柄を変形して染めた帯を紹介します。
(直しと同時進行して1本制作しました)


2012年11月26日月曜日

染帯の仕上がり


今日は、少し前に彩色を終了した染帯6本と簡単な紬付下げ柄2反が染め上がってきました。

上の写真は、お仕事で依頼された大島紬地の染帯4本。
はっきりした写真を載せていいのかよくわからないので、ちょっと乱雑に撮りました。
地色は濃い色の指定ということで、他は任せていただいたのですが、暖色系統がなかったなぁ。
寒色やグレーの方が柄が締まるので、偏ってしまいました。
濃い臙脂色や渋めの朱、茶色とかもよかったかも。

とても使いやすい地色に染まったので、ホッとしています。
染め上がった時がやっぱり一番うれしいですね。

2012年11月18日日曜日

オークションで買った帯 楠目ちづさんの着物

2ヶ月程前(時間感覚がずれているので大体そのぐらい前)、どうしても欲しくて、オークションで着物と帯を落札しました。

着物は今自分の寸法用に仕立て直しに出しているので、今日は帯を紹介します。
落札した時、紹介したかなぁ。(記憶があいまいなので重複していたらすみません)


太鼓柄

前柄

白地の塩瀬、名古屋帯です。


染めの着物や帯は、自分で染めることができるので、オークション等で買うことはほとんどありません。
でも時々、色の組み合わせやデザインなどの参考に買わないけれど覗いています。
そんな中で見つけたのがこの染帯と、同一作者のサインのある着物。
帯はスイートピーかなぁ、ちょっとわかりませんが、小さい写真が目に付いて、柄も配置も気になって気になって・・・。
これ、実物観てみたい。逃したら後悔するかもと、かなり強気でがんばりました。(お金が山ほどあればドキドキしなくて済むのですが・・・貧乏人なので・・・)

手に入れることができて、品物を観て、本当に無理してよかったと感激しました。
娘に「これ、いいでしょう・・」って見せびらかすと、
「お母さんが作ったカトレアの帯に雰囲気似ているよぉ」
その後、
「でも、お母さんのより、すっきりしてシャープでいい感じ・・」(どうせ・・・)


ちなみに私のカトレア帯
(実物の色はもう少し落ち着いた色ですが・・)
確かに並べるんじゃなかったかも・・・



さて、この帯の作者の「ちづ」さんですが、勝手に「楠目ちづ」さんに違いないと思っています。


スクラップ帳を見ると、また同じ物をスクラップしている。とか、同じページをコピーしているとか、よく、よく、あります。

10年以上前(もしかして20年ぐらい前)の着物雑誌「きものサロン」で何度も重複してスクラップしている「楠目ちづ」さんの着物。


彼女がどういう方か詳しくはわかりませんが、切り抜いたページによると、

いけばなの先生で、「むらさき会」という独自の流派を作られたようです。
お手紙に自作の押し花をさり気なく添えるそう。
その押し花に感動した方がたくさんいて、その一人デパートの呉服担当者がその押し花を模して着物を作らせ、「楠目ちづ」の着物としたらしい。(着物のデザインと色の指定・監修を楠目ちづさんがした着物)


着物サロンのスクラップより

線描き(押し花の形を線のみで表現)

染めや線で表現したり、刺繍で表現したり



 ちづさんの押し花

そして、活けられた花

昔、何度も目に留まり、今、20年近くたって、先入観なしにやっぱり目に留まる。
「好き」って、こんなものかもしれません。
ちなみに、着物には「三越」のタグがついていました。

2012年11月7日水曜日

染帯の彩色

昨日今日と、お天気が荒れています。
雨といっしょに雷が鳴っています。
北陸の冬は雷といっしょにやってきます。
このまま寒くなっていくのかなぁ。

最近ずっとお仕事で、染帯の彩色をしています。
ブログでアップすることはできないのですが、ついでに1~2枚自分の生地を彩色したので、そちらを少しだけ紹介します。

彩色終了状態


生地

西陣織の帯白生地を何本か買ったうちの1枚です。
金糸銀糸で、流線模様が全体に入った生地で、かなりきらきらしています。

ちょっとくせのある生地なのでどんな図柄がいいか迷いました。
この流線に添うようにそして、反発するように、菊の枝を左側に寄せて配置。
そして、最近お気に入りの古典柄の菊花を飛ばす。
しっかりした色を入れようか、色をかなり抑えてしぶく仕上げようか・・・。
結局色を控えて、柄を抑えて・・・。(抑えきれていない・・)

他の帯の彩色が終われば、いっしょに染屋さんに持って行きます。
地色はからし色系統にする予定。
うまくいくかなぁ。
染め上がりはたぶん12月初め頃でしょう。

染め上がったら、帯を締めたらどんな感じになるかまた写真撮ります。

2012年7月30日月曜日

唐草柄の染帯 彩色終了

普段は長い時間テレビをつけていることがないわが家ですが、やっぱりオリンピックに夢中です。・・・睡眠不足・・・・
相方は、柔道が結構好きで、息子はテニス好き。
私はスポーツ一般苦手でルールもほとんど知らないけれど、一流選手のプレイなんでもワクワクしています。
すごいなぁ。人間じゃない。どれだけ努力しているんだろう・・・。
開会式から、空いた時間があれば、テレビのスイッチに手が伸びます。

少し前から、染帯が何本か彩色を終えています。
そのうちの1本。
以前ブログで書きました銘仙柄を染帯にしたものです。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html



横向きになっていますが、後ろ太鼓部分です。
まだ白地で地色が入っていません。
地色でまったく別の雰囲気になるので、どうなるか・・・。
銘仙柄をできるだけ忠実に再現しようと思ったのですが、やっぱり作業を進めているうちに違う物になってしまいました。

おまけ画像
昨日の相方の釣果



 アジ  約20匹

 キス  16匹
カサゴ  2匹

キスにはさまれて、小さいエイ

これも食べれるらしいですが、表面がぬるぬるしていて、尾がとげとげして毒がある?らしい。
ぜんぶ「らしい」で、私よくわからないのですが・・・。

2012年7月19日木曜日

千鳥と舟の麻帯

オークションで柄が気に入ってついつい買ってしまった麻の夏帯が届きました。

 太鼓柄


 前柄

 ちどり部分のアップ


夏用の帯は、礼装用と前に写真をアップしました名古屋帯しか持っていなかったので、この柄を見て一目ぼれ。


前にアップした写真

このカトレア柄は頂き物ですが、本当に好きで、愛用しています。
でも、さすがにちょっと派手かなぁって気がしていました。(好きだから気分次第でまた使う気がしますが・・・)

今回手に入れた麻の帯は、墨と顔彩の素描です。
ふっくらした「ちどり」柄が可愛いい。


千鳥文(ちどりもん)

ちどりの図柄2種

動物の家紋「丸に千鳥」

「着物文様図鑑」から

川原や海辺に見られる千鳥は、古くから歌にも詠まれ、愛されてきました。
蒔絵や染織品などに詩情豊かに文様化されています。
写実的な千鳥、千鳥がつながっているような千鳥繋ぎ文、観世波に千鳥、波に千鳥など海辺模様の中にもあしらわれています。

上の写真のちどりの図柄2種の右側は、「シロチドリ」の図柄。
シロチドリは、わりに細身で、波打ち際などに群れをつくって砂中の虫などをエサにしています。
飛ぶ姿も美しく、かなり早いスピードで飛行。


この麻帯、本当に涼しげだなぁ。
今度、ちどりを柄に取り入れるのもいいかもって思ってしまいました。

それにしても、どこかから、
「このぐらいのすっとした簡単な柄なら、自分で描けばいいのに・・」って声が聞こえてきそうです。

素描はほとんどしたことがないので・・・(高価な生地に一発勝負はちょっと怖い。)
麻を染める染料は、絹の染料とは違って、持っていないので・・・。
言い訳の言葉はたくさん出てきますが、自分で染めるよりも、出来上がりの中古オークションは価格が安いので・・・・ということで・・・・

2012年6月26日火曜日

染帯の下図

ここのところ本や花のことばかりで、着物の話題から離れていました。
今日は下図の話を。

少し前のブログで、銘仙の柄を帯にする予定と書きました。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html

銘仙の図柄をトレーシングペーパーで写したところ、帯のポイント柄にするには、散漫でした。
そのまま写した線は勢いもなくなるし、柄を出来るだけ生かして、図柄を足して、一応下図の形に収まりました。




これ、着物や帯の柄?
って、首を傾げたくなりますよね。

銘仙って、大正ロマンの時代、アールヌーボーの影響を受けていて、写しながら、なんて洋風なんだろうって感心しました。




ART NOUVEAU FLOWERS AND FLORAL ORNAMENT



DECORATIVE FLOWER AND LEAF DESIGNS


花のデザイン集です。
上はアールヌーボーの花の本、下は、レースや刺繍の下図のような本かなぁ。花や葉を大胆にデフォルメしています。


ちなみに、帯の下図は、自分がわかればいいと思って描いているので(人に見せてイメージをつかんでもらう用には描いていないので)、色鉛筆の塗りわけ等、実際の出来上がりとは、まったく違います。
これだけでは、すごく幼稚なお絵かきに見えますね。(出来上がりも幼稚に仕上がったら、どうしょう)

純粋な和柄や、古典柄より、ちょっと異質なテイストが加わるのは、作っていてワクワクします。

他にも古典柄の着物と並行して作業を進めているので、できあがりはまだ少し先です。



おまけ画像
「ごはーん」とねだる時だけ、じーっと私をみつめるヒナ

2012年6月14日木曜日

銘仙の図柄を染帯に・・・なるかなぁ

先日、「ゑり華」さんのコレクションについて少し紹介しました。

「時代銘仙展」
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/06/blog-post_07.html



唐草模様の銘仙

この柄が気に入ってしまい、写真撮影と染帯を作る許可をもらいました。
(お仕事ではなく、単に好奇心ですが・・・)

昨日から、トレーシングペーバーに柄を写し、いろいろ試行錯誤しています。

当初、そのまま太鼓部分と前部分を使って、染めで再現するつもりだったのですが、どうもピンときません。
染めと織りの違いと、連続模様なので散漫な感じがするからでしょうか。

まだ、頭の中で形になっていませんが、うまくいくかな。
できるだけ忠実に原型を残したいけれど、まったく違う物ができる可能性大。

とりあえず、形に出来るように(ボツにしないように)、不思議感覚の帯ができるように(今回の目標)、もう少しがんばってみます。




2012年2月23日木曜日

縦縞の織柄にガマズミ  染帯3

染帯3本目です。

生地は、昨日のサルトリイバラと同じもの。
題材は、「ガマズミ」です。


太鼓柄


 帯を締めた時の太鼓柄のイメージ


 前柄


そして、コーディネイト



サルトリイバラと同時進行で作業を進めていて、彩色もほぼ同じ色を使っています。
柄も同じように実なので、似た感じになりました。
花にして、雰囲気の違ったものの方が良かったかなぁ。

2012年2月22日水曜日

縦縞の織柄にサルトリイバラ 染帯2

 生地

 糸目糊



途中でご紹介してきました、西陣織の縞柄生地です。

そして、仕上がりがこちら・・・。

その1 サルトリイバラ(別名 山帰来)
(2本違う柄で染めたので、まず1本目)

 太鼓柄


 帯を締めた時の太鼓柄イメージ


 前柄


そして、手持ちのコーディネート



金糸銀糸の光沢がなく、少しツルッとした生地(正絹)なので、紬や小紋などのお洒落着用名古屋帯です。

生地色が茶系で秋に合うかなと、「実」の柄にしました。
言われなければわからないと思いますが、縦縞に枝を這わせるように、縦に並べた構図にしています。

帯揚げや帯締めはそれなりにいろいろな色を持っていますが、こうして並べてみると、もっと違う色が欲しくなります。
特に赤系(くすんだ濃いめ臙脂色)の帯締めがあればいいなぁ。
1本持っているのですが、どこへ行ったのやら見当たりません。
濃い目深緑の帯揚げも欲しいかも・・・。

2012年2月21日火曜日

染帯 1

染帯が3本、仕上がりましたので、順番にアップします。

途中経過の記事
http://sorakara11.blogspot.com/2012/02/blog-post_08.html

その中から、今日は、3色の横段染め分け生地に、菊と桜柄


太鼓柄

帯を結んだ時の太鼓柄イメージ


 前柄


太鼓柄も前柄も大きめに描いています。
もともとの生地が、3色で織り分けられていたので、その横線を利用して、直線的に区切って、色遊びをしました。
菊や桜は、色を抑えて。
ほどよい光沢のある生地なので、なかなか色が出ないのですが、雰囲気はこんな感じです。


手持ちの帯揚げ・帯締めで、前の雰囲気をコーディネイト




いろいろと合わせていたら、どれがいいのか悪いのか、わけがわからなくなりました。
着物によって、楽しめそうです。

2012年2月14日火曜日

古い帯のしみ その後

古い帯のしみ隠しに、菊の柄を足した8寸名古屋帯が染めあがりました。

以前の記事はこちら
http://sorakara11.blogspot.com/2012/02/blog-post_05.html



 太鼓柄

 前柄(折れ線はとれませんね。)

 帯を結んだら後姿はこんなのかな
もうちょっと出方が違うかも



帯揚げと帯締めを変えてみました
前はこんな感じ・・やわらかい・・・


彩色の色は以前紹介しました、薔薇柄の一重帯を参考に。



菊の色をグレーの濃淡のみで変化を付けずに。
ピンクが可愛い感じなので、少し渋めに抑えて。

古い帯なので、どうしてもくすんだ感があって、濃いめや派手めの小物を合わせると余計に古くさくなりそう。

しみはまったくわからなくなったので、もう少し、活躍してくれるかな。



おまけ画像

今日、友達が送ってくれた、にゃんこ写真。
うーん、細くて美猫。