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2015年3月19日木曜日

牡丹の袋帯 オークション

振袖の牡丹を彩色しながら オークションで見つけた牡丹袋帯

 金箔のかなり大胆重厚な帯




普通に二重太鼓で締めた感じ

金箔が きんきらで派手ならどうしようかと迷ったのですが、
引きこもり状態の「まぁいいか」感で、落札してしまいました。
届いた帯は、派手どころか、地味なぐらいの渋い素敵なもので、ほれぼれ。

友禅の振袖に写実的な帯よりは、吉祥柄の方が映えるかもしれないけれど、
着物と同じ柄で統一してしまうのはよいかどうかわからないけれど、
振袖に合わせたいという気持ちがありました。

染め上がり、実際に合わせてみなければなんとも言えませんが、
深い濃い青緑とはちょっと合わないかなぁ。

たぶん、この帯は黒留 ?
いろいろ合わせて楽しんでみます。

 


2014年1月29日水曜日

布花のコサージュ

昨年から少しオークションでの買い物を控えていたのですが、1月に入ってから気になる商品がいくつかあって、ついつい・・・素敵な買い物をしてしまいました。

 布花のコサージュ

とても素敵な手作りですが写真ではこの微妙な色が出ない。

なので、
オークションで載せられていた画像を拝借します。



こんな色です。(綺麗・・)

髪飾りをいろいろ調べていて、造花に目が行きました。
造花でもアートフラワー (?)とよばれるものが実物に似せてつくってあり綺麗。
それから、アートフラワーよりも ブリザーブドフラワー(やっぱり本物の花の方が美しい)
でも、これはとても繊細で、髪に飾るのに力を入れたら、バラバラと花びらが崩れてしまいました。
それに値段が高い

そして、最近気になっているのが、布を染めて、こてや糊で形を作られた布花

上の写真の布花はオークションでみつけて、すごく繊細な手作りに感激。
落札してしまいました。(2つとも・・)

今日商品が届いて、深い色にみとれています。
すごくいい色。

手作り好きな人がこだわって作る物は、市販の商品にない味わいがあります。

作者さんに許可をもらいましたので、リンク貼りますね。

ブログ
はなり 布の花、あれこれ  http://hanarihanakinari.blog77.fc2.com/




ついでに昔買ったお気に入り


くちなしの花に樹脂加工したブローチ

やっぱり花が好きです


2013年1月12日土曜日

刺繍の半襟

「今年も福袋を買わなかったし」って理由つけて、お正月の金銭感覚でどさくさにまぎれて、刺繍の半襟を買ってしまいました。
最近、ついつい欲しいものが目に付いていろいろ買ってしまっているので、どうしようか迷ったのですが、これはきっと次につながると思ったので。(欲しいだけなのですが・・・)




八重の梅にツボたれ柄です。
写真よりもう少し柔らかいピンク。

刺繍をされた方は、カルチャースクールで習っただけだと言われていましたが、とても丁寧な手仕事で色使いも優しい配色です。

刺繍半襟 おかいこさん
http://chogakpo.shop-pro.jp/

刺繍の半襟は大好きで見ているだけで満足してしまいます。
配色が微妙に好みと違ったり、仕事が雑だなぁと思ったり、なかなか好みのものには出会えません。
手仕事はどうしても値段が高くなるし・・・。(自分の仕事もそうですが・・・)

この半襟は私が使うには少し派手ですが、振袖に使ったら綺麗だろうなぁ。


以前から刺繍やアップリケには興味があって、染めと組み合わせて使えないかと思っていました。
京友禅は仕上げに刺繍や金彩を使いますが、加賀友禅は、染めのみで仕上げています。
おそらく作家が全工程に関わって、「自作」の印の落款をつけるためだと思われます。
刺繍など他の人の手が加わると加賀友禅証紙貼ってもらえないかもしれません。(?)

刺繍の技術的なことはわからないので、どのような形で染めに刺繍できるか、出来上がりのイメージがわきませんが、今年は、是非試してみたいと思っています。
できたらいいなぁ。また素敵な出会いになればいいなぁ。




2012年12月29日土曜日

終わらなかった・・・

大掃除、全然終わらなかった・・。
今日はお昼頃から、「まっ、いいか」モードになっていました。(よくない・・・)

特に自分の仕事部屋が物が多すぎて片付きません。
どこにいったか必要な時にわからなくなることが多いので、
「機能しやすいように片付けること」が、来年の第一目標です。

今日、オークションで手に入れた品物(今年最後です)が届きました。


 時計デザインの小さい小物入れ1つと箸置き8つ

陶製で、手作り感いっぱい。
針の指す時間がそれぞれ違っています。
とっても可愛くて、すごくうれしい品物でした。
9つまとめて、なんと300円での落札でした。
送料込みで650円。
これだから、オークション辞められないんですよねぇ・・。

るんるん気分で「いいでしょう。いいでしょう。」ってみせびらかしていたら、
「でも、うち、箸置きって使わないよなぁ・・。洗い物増えるの嫌がるだろ・・。」って、相方。
うん。確かに・・。
「来年は、箸置き使って、ゆったり食事を楽しめばいいよ・・」(来年の目標2つ目)

普段引き出しの中でも、来客があった時、楽しめばいいかな。
片付けた場所忘れたらどうしよう。(内心・・)

可愛ければ、ディスブレー用にもなるし・・・。いい買物だと思うんだけれど・・・。


明日から、大阪の実家です。
1月3日か4日まで、ブログお休みします。


良いお年を、お迎え下さい。

また、来年もよろしくお願いいたします。

2012年12月18日火曜日

和箪笥の底から・・

着物を片付けていると、箪笥の底から、しつけのついた状態の道中着が出てきました。


 柄のアップ
 紐も菊模様

写真では、黒に見えますが、黒に近いこげ茶色。
菊柄に紅葉が飛んでいます。

着物を自分で着始めた時、母に作ってもらったり、母から譲られた着物や帯等を着ていました。(今も)
身長が私の方が母より高く、羽織やコートは丈が短くて(昔は今より短めだったと思います)、なんだかすごくちんちくりんでした。

オークションを始めたのもこの頃で(安く着物や小物が欲しかったので)、値段につられて失敗した品物がいくつかあります。

この道中着も安い値段で買ったものですが、絹の質は悪くないし、仕立てもとても綺麗です。
でも、柄がどうもちゃち。
プリント柄だと思いますが、手描きだとしても工程で手を抜いているのが見えます。
一見、金彩を使って丁寧そうに見えるのですが・・。(遠めに見れば素敵・・)
着てみると柄も雰囲気があって、長さもぴったり悪くない。
でも、着たいと思わなかったのです。

だいたい、かなりいい加減なのですが、これ、ずっと今まで長羽織だと思い込んでいました。
箪笥の底に眠っていて、久しぶりに畳紙から出してやると、「あれ、道中着(コート)だったんだ」驚き。

お正月にでも着てみようかな。
悪くないのに、着ないのはもったいないと思うので・・。





これは、知人にいただいたダークグリーン(ほとんど黒っぽい色)縞のお召し着物です。
とってもハンサム(?)な着物で、昔の粋な着物です。
でも、残念なことに、元の持ち主がかなり背の低い方らしくて、身丈が全然足りない。
私が着ると対丈(ついたけ・・・おはしょりが取れない、身長にぴったりあった着物)です。
おはしょりがなければ、ちょっとお腹が出ているのが気になるけれど、これも普段着に着ようと思います。
お召しを普段着は、ちょっと贅沢ですが、箪笥のこやしよりはいいでしょう。


燕柄の芥子色半幅など合わせて、カジュアルに・・。どうかな?

最近出した着物は、濃い地ばかりだなぁ。



同じ形

少し寒くなったので、猫用に、座布団の上に小さな電気毛布を敷いて、猫バスタオルをかけました。
居心地のいい場所はすぐにわかるみたいで、一日ぬくぬくまぁるくなっています。

2012年12月10日月曜日

インドネシアの布 タペストリー

織物・布とか、弱いです。
オークションでついつい使わないのに買ってしまいます。


現代のスンバイカット風の布タペストリー インドネシアの手織り。

素材…木綿
約37 ㎝×127 ㎝・房は約8~9 ㎝
(出品者の説明)



 人物の顔部分
歯まで描かれています。

 左・・・横左右の模様
右・・・上下の模様

すごく丁寧に織り込まれたタペストリーです。
長さが127センチもあって、実物は迫力あります。
びっくりしたような顔に、ひょろっとした手足と丸いお腹?お尻?

きっと上下左右の模様にも意味があるのでしょうね。

とりあえず写真はとったものの、どこに飾るかはゆっくり考えることにします。
私と娘は好みだけれど、息子はきっと好みじゃないので、私の部屋かな。



あやめの帯留め

タペストリーと同じ出品者のオークションで、同時に落札した帯留め。

ちょっと気になっていたものの、これ単品だと入札しなかったと思います。
タペストリーがかなり安く落札できたので、いっしょに送ってもらったら送料もかからないし、勢いで落札してしまいました。

こちらもかなり安い落札で、黒地に金。
おもちゃみたいでもいいかなぐらいの気持ちだったのですが、届いてみた商品にびっくり。
実物はかなり綺麗で、葉脈や花の表現がすごく細かく丁寧。
写真ではわかりませんが、金の色も渋めで重厚。

本物かどうか、作家物かどうか、わかりませんが、大満足。
丁寧に作られたものは見ているだけでうれしくなります。

来年のあやめの季節に使いたいなぁ。
でも、これに合う、ちょっと重みのある帯、持ってないかも・・・。
帯締めの色で合わせられるかなぁ。

使い方考えずについつい綺麗から・・・の買い方は、問題あるけど、まあいいか。








2012年12月6日木曜日

楠目ちづさんの着物

以前、オークションで楠目ちづさんの帯と着物を落札しました。

帯については少し前のブログで画像をアップしています。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/11/blog-post_1063.html

着物は洗い張りして自分サイズに仕立て直しました。

全体 斜めに2色の染め分け

 うすめ地色・背の柄

 濃いめ地色・上前柄

袖の柄

まったく写真の色が実物と違っていて、どうしても出ません。
実物は、赤みががかった紫の濃淡で、2・3枚目ぐらいが近いかなぁ。
もう少し渋めかなぁ。

ぽってりとしぼのある縮緬で(鬼しぼ縮緬)、重めの生地です。
斜めに大胆に赤紫系統で染め分けしていて、八掛(裏地)も表地にあわせて染め分けられています。

柄は、オオデマリの白い花(ちょっと紫陽花みたいですね)とエビネラン。
季節感たっぷり春の着物です。
一見友禅のように見えますが、たぶん顔彩かなにかで生地に直接描かれているのでしょう。
葉脈など白い線は筆で描かれているし、輪郭が糸目の糊線ではないので・・。

手法は何であれ、少ない柄ながら綺麗な写実で、生き生きした表情の着物です。

実は、この着物を手にしてから、私もオオデマリを題材にしてとても簡単な着物を1枚作りました。
もともと紫陽花の花が大好きなのですが、紫陽花だと本当に着る時期が限られてしまって、なかなか着物にはしにくかったのです。
考えたら、オオデマリ・ヤブデマリ・コデマリなどいわゆる手毬草なら、梅雨時のイメージの強い紫陽花よりは春に限られますが少しでも長く着られます。

もう手元にないので、アップできませんが、派手過ぎない可愛いい柄になりました。
とても楽しかったので、そのうちきっとまた題材借りると思います。


さて、今日の金沢、暴風です。
日が落ちてから、あられが降り、道路が少し白くなりました。
天気予報によると、ちらほら雪だるまマークで出ているので、そろそろ積もるかもしれません。
寒いなぁ・・。





2012年11月18日日曜日

オークションで買った帯 楠目ちづさんの着物

2ヶ月程前(時間感覚がずれているので大体そのぐらい前)、どうしても欲しくて、オークションで着物と帯を落札しました。

着物は今自分の寸法用に仕立て直しに出しているので、今日は帯を紹介します。
落札した時、紹介したかなぁ。(記憶があいまいなので重複していたらすみません)


太鼓柄

前柄

白地の塩瀬、名古屋帯です。


染めの着物や帯は、自分で染めることができるので、オークション等で買うことはほとんどありません。
でも時々、色の組み合わせやデザインなどの参考に買わないけれど覗いています。
そんな中で見つけたのがこの染帯と、同一作者のサインのある着物。
帯はスイートピーかなぁ、ちょっとわかりませんが、小さい写真が目に付いて、柄も配置も気になって気になって・・・。
これ、実物観てみたい。逃したら後悔するかもと、かなり強気でがんばりました。(お金が山ほどあればドキドキしなくて済むのですが・・・貧乏人なので・・・)

手に入れることができて、品物を観て、本当に無理してよかったと感激しました。
娘に「これ、いいでしょう・・」って見せびらかすと、
「お母さんが作ったカトレアの帯に雰囲気似ているよぉ」
その後、
「でも、お母さんのより、すっきりしてシャープでいい感じ・・」(どうせ・・・)


ちなみに私のカトレア帯
(実物の色はもう少し落ち着いた色ですが・・)
確かに並べるんじゃなかったかも・・・



さて、この帯の作者の「ちづ」さんですが、勝手に「楠目ちづ」さんに違いないと思っています。


スクラップ帳を見ると、また同じ物をスクラップしている。とか、同じページをコピーしているとか、よく、よく、あります。

10年以上前(もしかして20年ぐらい前)の着物雑誌「きものサロン」で何度も重複してスクラップしている「楠目ちづ」さんの着物。


彼女がどういう方か詳しくはわかりませんが、切り抜いたページによると、

いけばなの先生で、「むらさき会」という独自の流派を作られたようです。
お手紙に自作の押し花をさり気なく添えるそう。
その押し花に感動した方がたくさんいて、その一人デパートの呉服担当者がその押し花を模して着物を作らせ、「楠目ちづ」の着物としたらしい。(着物のデザインと色の指定・監修を楠目ちづさんがした着物)


着物サロンのスクラップより

線描き(押し花の形を線のみで表現)

染めや線で表現したり、刺繍で表現したり



 ちづさんの押し花

そして、活けられた花

昔、何度も目に留まり、今、20年近くたって、先入観なしにやっぱり目に留まる。
「好き」って、こんなものかもしれません。
ちなみに、着物には「三越」のタグがついていました。

2012年7月19日木曜日

千鳥と舟の麻帯

オークションで柄が気に入ってついつい買ってしまった麻の夏帯が届きました。

 太鼓柄


 前柄

 ちどり部分のアップ


夏用の帯は、礼装用と前に写真をアップしました名古屋帯しか持っていなかったので、この柄を見て一目ぼれ。


前にアップした写真

このカトレア柄は頂き物ですが、本当に好きで、愛用しています。
でも、さすがにちょっと派手かなぁって気がしていました。(好きだから気分次第でまた使う気がしますが・・・)

今回手に入れた麻の帯は、墨と顔彩の素描です。
ふっくらした「ちどり」柄が可愛いい。


千鳥文(ちどりもん)

ちどりの図柄2種

動物の家紋「丸に千鳥」

「着物文様図鑑」から

川原や海辺に見られる千鳥は、古くから歌にも詠まれ、愛されてきました。
蒔絵や染織品などに詩情豊かに文様化されています。
写実的な千鳥、千鳥がつながっているような千鳥繋ぎ文、観世波に千鳥、波に千鳥など海辺模様の中にもあしらわれています。

上の写真のちどりの図柄2種の右側は、「シロチドリ」の図柄。
シロチドリは、わりに細身で、波打ち際などに群れをつくって砂中の虫などをエサにしています。
飛ぶ姿も美しく、かなり早いスピードで飛行。


この麻帯、本当に涼しげだなぁ。
今度、ちどりを柄に取り入れるのもいいかもって思ってしまいました。

それにしても、どこかから、
「このぐらいのすっとした簡単な柄なら、自分で描けばいいのに・・」って声が聞こえてきそうです。

素描はほとんどしたことがないので・・・(高価な生地に一発勝負はちょっと怖い。)
麻を染める染料は、絹の染料とは違って、持っていないので・・・。
言い訳の言葉はたくさん出てきますが、自分で染めるよりも、出来上がりの中古オークションは価格が安いので・・・・ということで・・・・

2012年5月27日日曜日

初めてのオフ会? 素敵な絵本

昨日、ブログで知り合ったイラストレーターさんとその相方さんに金沢でお会いしました。
ひょんなことからTさんのブログをみつけ、その素敵な絵と文章に共感して、リンクさせていただいたことから、お近づきになりました。

最近の子供たちは、ごく当たり前にネットを駆使して、知人を増やしていきますが、アナログ人間の私はなかなかついていけなくて、初めてのオフ会です。
(オフ会って、死語じゃないですよね。)
なんとなく、ドキドキ。

Tさんも相方さんも、思っていた以上に自然体で素敵な方でした。
着物、絵、カメラ、ダイビングに山、その他いろいろ、話題が豊富で、多趣味、・・・・
あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。

このごろ、ちょっとだけ生活の変化があって、楽しい。
大きな変化はいらないけれど、このぐらいがちょっと刺激あっていいなぁって、思ってしまいます。

また、次お会いできる日を楽しみにしています。(わざわざ時間取っていただいてありがとうございました)

いただいたお菓子・・抹茶クリーム入りでおいしー。




そして、またまた、オークションで買った絵本。(この頃、本ばっ
かり買ってるなぁ)


 M.ブーテ・ド・モンヴェル
「Chansons De France」
1996年 洋書絵本・楽譜

モンヴェルの挿絵が好きで、以前から欲しかったのですが、やっと1冊手に入りました。
ただA6サイズぐらいかなぁ、思っていたよりも小さくて、・・・。
でも、絵は本当に素敵。





さっそく、2枚コピーして、飾りました。(百均の2L写真サイズ のフレーム)
これもまた、ほんの小さな非日常・・・(いや、日常か・・・)

2012年5月22日火曜日

お得な買い物したー

以前、「季刊装飾デザイン」に載っていたアール・デコのファッション画を、ブログに書きました。
http://sorakara11.blogspot.jp/2012/01/blog-post_27.html


まとまった安い画集がないか、気になりながら忘れていたのですが・・・。
たまたまオークションでみつけて、Amazonの中古本と値段比較し、あまり中身を確認しないで購入したのが今日届きました。(単に表紙を見ての衝動買い)



「鹿島 茂コレクション2  バルビエ×ラブルール 」 
アール・デコ、色彩と線描のイラストレーション
鹿島 茂著
求龍堂 刊
2012年4月 初版


帯までついているすごく綺麗な本で、 オールカラー、270ページ
すごい中身の濃い本でびっくり。
それに、古い本かなぁと思っていたのに、つい1~2ヶ月程前に出たばかりだったのでさらにびっくり。
定価3300円(税抜き)の本ですが、送料込み1000円で落札してしまいました。
まだ、手にしたばかりで読んでいないので、写真を少しだけアップ。


ジョルジュ・バルビエ





ジャン=エミール・ラブルール





値段ばかりつい気にしてしまう貧乏人ですが、オークションでお得な買い物した時は、すごくうれしい・・・。
そうやって、オークションにはまっていって・・・・・。
安い買い物もたくさん買ったら、トータルすると人に言えないぐらいお金使っていたりして・・・。
でも、やめられない。

2012年3月25日日曜日

思い込みは怖い  昨日の百合の刺繍帯の訂正


昨日の刺繍の柄は、「百合じゃなくて、つつじかさつきじゃない?」と、友人から指摘されました。

確かに、草(百合)じゃなくて木(ツツジ)、つぼみも葉もつつじ科ですねぇ。
落札当時、私も葉の形が違うなぁとかすかに思ったのですが、なにしろ約15cmぐらいの大きな花です。
もう、百合って思い込んでしまいました。

当時のオークション記録(もうタイトルしか残っていませんが)を調べてみると、

「豪華な百合の花刺繍・時代袋帯・レトロ」
となっていました。
そして、2008年9月の落札。
うわぁー・・。ほんの1~2年前だと思っていたのが、3~4年前?

それにしても、つつじやさつきをこの大きさで大胆に全体に刺繍した作り手に改めて驚き。
古いものとは思えないのですが、時代物・レトロなのでしょうか。

丁寧な手仕事は、それを手にした人にいろいろ経緯を想像させます。
私の作ったものも、時間が経ても大事にされて、どんな思いでこれを作ったのだろうって想像してもらえたらいいなぁ。
(もうちょっとがんばらねば力不足。)

そして、訂正してくれた友人に感謝。
ブログを始めて載せなければ、勘違いしたままいつまでも思い込んでいたでしょうね。

2012年3月24日土曜日

百合の刺繍

箪笥の整理をしていると、1~2年前オークションで手に入れた百合の刺繍帯を解いた生地が出てきました。





確か、落札価格が1000円か2000円ぐらい。
少し汚れていたのですが、オークションに出ていた写真でみるととても丁寧な刺繍だったので、材料として落札しました。

送られてきた品物は、想像以上に刺繍がすばらしい。
とても不思議な帯で、生地が綸子(りんず)のように光沢があって、帯生地ではなさそう。
柄が帯にしては、締めにくいところにあって、それでも長さは帯の長さがあります。
裏表ともに刺繍。
少し汚れていたこともあって、解いてみると、丸帯のように2倍の70cm以上幅があり、表と裏の柄がそのままつながって勢いよく伸びでいたのです。

上の写真は、横幅約70cm、大きい百合が直径15cmぐらいあります。

生地も、写真ではよくわかりませんが、左側が白っぽくて、右に行くほどに黄色がかったぼかし染め。






裏の柄には、1つだけ刺繍を施していない百合の形もありました。
(途中で刺繍するのをやめちゃったのかなぁ。刺繍し忘れたのかも・・)
百合の柄は、上の写真のように、1つ1つ絞り染めで花の形に染めて、その上から刺繍を施しています。




葉やつぼみは、全面に綺麗に刺繍をした上から、葉脈を刺繍。
形も綺麗で、とにかく凝ったものです。



さて、この生地をどのように生かそうか・・・。


手に入れた当初もいろいろ考えて生かしきれず、保留にして、箪笥にしまっていたのですが・・・。



帯として使うことはあきらめたので、一番端っこの小さめの柄を切り取り、帯生地はぎれにアップリケして敷物に1枚。
(まだ、仕上がっていなくて、アイロンもかかっていません。)



大きい柄を切るのはもったいないし、裏をつけて、暖簾?
上から垂らしてタペストリー?
どうしようかなぁ。






2012年1月20日金曜日

談議所栄二さんの画集 染帯



「花」 加賀友禅 談議所栄二素描集
昭和51年 フジアート出版発行
限定800部


談議所栄二さん(1899~1974 明治32年~昭和49年)
加賀友禅の巨匠で、草花の繊細な描写が特徴。

談議所さんは大好きな作家さんです。
上記素描集は、オークションの古本を購入しました。
写真は、素描集の中の椿(上)と泰山木(たいざんぼく 下)です。





「加賀友禅現代作家集」①~⑩
昭和51年
フジアート出版 発行

④と⑤から 談議所栄二遺作集のページより
椿の染額(上)と泰山木の染帯



実は、昨日終了分のオークションで、談議所さんの染帯を見つけまして、欲しくて欲しくて・・・。
染帯は自分で染めた物がいくつかあるので、購入する必要はないのですが、実物が見たくて、つい参加してしまいました。
ただ、職人さんなんて職業は、一部を除いて貧乏人ばかりで、早い段階で高値についていけず、撤退。涙。


そのオークションの写真の1枚がこれです。
(写真無断使用です。ちょっとまずいかな)


加賀友禅現代作家集の「泰山木」の柄ですね。
柄の彩色が本と少し違うので、同じ下図で何本か染めた染帯の1本だと思います。

作家さんから購入された人の手元に行くまでに、間に入った商社・呉服店の手違いか、入れ替わったのか、「白椿」の短冊が付いています。
買われた方はきっと勘違いされていたでしょうね。
(証紙や色紙・短冊・・・、間違ってついていることはまずありませんが、作品そのものを好きで理解して買っていただければうれしいです。)

それにしても、無理してでも、もう少しがんばれば良かったかなぁ。
だんだん悔しくなってきた・・・。