左・・表
右・・裏
古い絹のカビ臭がする。
小さい全体柄なので、よくよく見ないとわからないけれど、全体にシミがある。
茶色で、とにかく地味で渋い。
これだけ渋かったら、帯にするにしてもかなりの年配だろうなぁ。
いろいろ好みはあると思いますが、
私には表地の黒っぽいグレーが暗く見えて、裏地を使用。
裏地はなんとなくゴブラン織の雰囲気で柄に立体感がある。
まず、帯を解いて、茶色く変色した帯芯を捨て、
ジャブジャブと水洗い。
(この感じの織の生地はほとんど縮まないだろうという予測通り)
カビ臭がとれ、ほこりがとれ、すっきり。
しっかりといい生地なので、トートバッグにリメイク。
市販の綿生地を市松に
古布着物地端切れを縦に
絹の方が質感は馴染む
生地の地味さや渋さはどうしても残るけれど、これならまあまあ使えそう。
端切れをつなぎ合わせて、思ったよりも楽にバッグができたので、
手元にある試験に染めた生地で、同じ形の友禅バッグを作ってみました。
昔染めた山茶花の柄
20年近く前?
下手で恥ずかしいけれど、遠目にはわからないかも
額紫陽花の柄
10年?15年?ぐらい前
5月末~6月頃に持つのにいいかも
雪柄
これは最近 2~3年前?
60㎝ぐらい生地があれば、片面友禅柄のバッグができる。
友禅技法を使った手軽に購入できる小物の制作は課題の1つですが、
一から染めて制作するとどうしてもコストがかかってしまいます。
コストを下げるために、柄を小さくしたり減らすと貧弱で、プリント柄の方が安くで素敵・・。
そして、余った10㎝程度の綿端切れをミシンでパッチワークして、
ランチョンマット? 鍋つかみ? 鍋敷き? 3つ出来上がり。
2 件のコメント:
カビ臭のするものでこんなに素敵にリメイクできるなんて。
友禅のバッグ、いいですね。今度見せてくださいね。
きみ藤さん
リメイクおもしろいでしょう?!
山茶花の柄と雪柄は貰い手が決まって手元にないのですが、今度紫陽花柄見せますね。
使えそうなら、端切れを染めてまた作ってみたいと思っています。
試験に染めた端切れもまだ少し残っているし・・
前に言っていた「しみのある博多織の帯」(覚えているかな?)
友禅で柄を足して今仕上げに染屋さんに行っています。
戻ってきたら、ブログでアップしますね。
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