表紙
ちょっと縦長の帯
「横道世之介」
吉田修一 著
文春文庫
おもしろかったぁ。
帯から引用すると
「青春小説の金字塔」となっていますが、本当にその通り。
大学進学で、長崎から東京に出てきた 「横道世之介」君の1年間が書かれた小説です。
4月から3月まで各月ごとの12章からなっています。
押しが弱くて、NOと言えない主人公。
でも結構ずうずうしい愛されキャラです。
最後の3月の章が圧巻でした。
読み終えて、あっちこっちに伏線が張られていて、すごくよくできた小説だって感心しました。
来年の2月23日から全国ロードショー、映画化されます。
好きな小説はできるなら、映像化してほしくないなぁ。
登場人物のイメージが固定してしまうので・・・。
単行本は2009年9月初版 毎日新聞社刊
文庫本は2012年11月第1刷 出たばかり。
文庫本の表紙がすごくいい。
特に文字デザインが好き。(関口聖司デザイン)
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