季節の柄や小物が、月ごとに分類されていて、今月はどんな柄を使おうか迷った時にとても便利な本です。
今日はこの本から、1月のお正月柄について少し抜書きしてみます。
左 宝船 右 破魔矢
宝船(たからぶね)
七福神が乗る帆船。
宝船の絵と「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」という回文を添え、枕の下に敷いて眠るとよい初夢が見られるとされた。(室町時代)
初めは米俵や宝物を積んだ帆掛け舟、のちに七福神が描かれるようになりました。
破魔矢(はまや)
お正月に神社で授かる破魔矢の「はま」は、もともと「的」を意味し、的を射る矢=幸運を射止める、あるいは、はま(破魔)=災厄を打ち破る、ということで縁起の良い柄とされています。地域によっては、男児の初正月に贈る習慣もあります。
左から 凧 独楽 羽子板
凧(たこ)
大きな角凧を操るにはかなりの力と技術が必要。
凧揚げは、子供の遊びというより、粋な大人の遊びだったとか・・。
独楽(こま)
お正月の男の子の遊び。
1本の軸で立って自力で回るところから「1本立ちする」に通じ、成長過程にある少年たちにとって縁起がよいから。
小さい独楽や、独楽の絵をお財布に入れておくと「お金が回る」のでよいとも言われています。
羽子板(はごいた)
お正月の女の子の遊び。
厄払いや災難よけのおまじないから生まれたとも言われ、女の子の初正月に飾り羽子板を贈る風習も。
凧も独楽も羽子板も、最近ではまったく見かけませんね。
玄関先の縮緬細工の羽子板
羽子板の後ろにある「ツクバネソウ」のドライフラワー
(羽子板の羽根に形が似ていることからついた名です)
違っているかもしれませんが、「松の内」は、関東が1月7日までで、関西は1月15日まで・・・(?)
あまり出番のない羽子板なので、15日まで飾っておこうと思っています。
おまけ画像
うちの招き猫は、机の上で行儀悪く、気持ちよさそうに眠りの中。
大きくなくていいから、小さな福をたくさん招いておくれ。
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