何気なく表紙を見ていて、いつの間にか夢中になって読み返し。(整理できなかった・・)
草迷宮・草空間
内田善美 著
1985年 集英社
拾った捨て猫は魂を持った日本人形・・・
絵が綺麗。
カラーページの人形の着物がすごくすごく綺麗。(私が作るものよりずっと素敵)
28年前の本ですね。
購入当時、緻密に描き込んだ絵が、うまいなぁと思っても大好きというわけでなくて、ただストーリーのおもしろさのみ魅かれていました。
猫・人形・着物・・・。
当時そんなに興味持っていなかったキーワードが、今になって琴線に触れます。
(着物の仕事をしていたのに、古典柄にはまったく魅かれなかった)
その丁寧さ、完成度、すごい漫画だったんだと、再認識しました。
そして、こちらも読み返し
星の時計のLiddel ①~③
内田善美 著
1985~1986年 集英社
何度も夢に訪れる少女。 少女の夢を見ている間は無呼吸状態で・・
とても哲学・心理学的。
構成が完璧で、当時の私はストーリーの美しさに夢中になっていました。(やっぱり絵よりストーリー)
他の漫画が読みたくなって、アマゾンで調べてみたら、なんと、この人の漫画すごい値段がついているんです。
「 星の時計のLiddel 」で、漫画で表現したいものすべて出してしまい、きっぱり辞めてしまったそうです。
本人の所在がわからないので、重版することもできず、高値になっているとか。
鮮やかな去り方ですね。
いいとか悪いとか評価ではなくて、 潔い。
内田善美さん、今どうしているんだろう。
2 件のコメント:
いやあ〜、私も実家のマンガをほとんど全部処分して
萩尾望都さんの数冊と、この内田善美さんの同じく4冊だけは処分しかねて
(しなくてよかった!)手元に戻しました。
作品の世界観、香りがいまもまったく失われていないことに感動します。
Tomokoさん
コメントありがとうございます。
パソコン見れなくてお返事遅くなりました。ごめんなさい。
私も萩尾望都さん全部持ってますよ。すごい世界観ですよね。
漫画は捨てられない。
本も捨てられなくて、どんどんたまっていくのですが、今少しずつ処分しています。
時間ばかりかかって、捨てられなくて、思い切って片付けているつもりが本棚がほとんど開かない。
希少価値のある本なんて、ほとんどないのに・・・
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