秋月洋子「おでかけ着物歳時記」 その他参考
雛人形・犬筥(いぬばこ)・桃の花・姉様人形 ・貝桶・蛤
雛人形
由水十久作品集より「ひな祭」(染額)
幻冬舎刊 星星峡3月号
ここ何年も雛人形は飾っていませんね。
子供が小さい頃は、場所がなくてもスペースを作って飾っていたのに、パソコンに占領されて、いつの間にか飾らなくなりました。
今年は、飾りたいなぁと頭の片隅で思いながらも、やっぱり面倒くさいが勝ってしまいました。
画像を探していて、真っ先に出てきたのが、私の恩師初代由水十久先生の染額。(上)
作品集より画像をスキャンしました。
細かく丁寧な仕事です。
対照的に、下の画像は、 幻冬舎刊 今月号の星星峡3月号。
表紙絵。上路ナオ子さん「堤人形」 と書かれています。
星星峡の表紙は大好きです。
幻冬舎の刊行物、ポンツーンと星星峡は、本屋さんの無料コーナーで手にして以来、定期的に購入するようになりました。
数年前、直木賞を取った松井今朝子さんは、この本で連載されていた時からのファンです。
さて、雛人形ですが・・・。
「おでかけ着物歳時記」の説明によると、
向かって右に男雛を配するのは「古式」、向かって左が「現代式」
大正天皇の即位式以来、現代式に変わったそうです。
犬筥(いぬばこ)
「宿直(とのい)の犬」・「お伽犬(おとぎいぬ)」とも言われ、お雛様を守護するものとして、雌雄一対で雛壇に飾ります。
犬は「多産・お産が軽い」ことから子孫繁栄のお守りでもあり、婚礼調度にも加えられました。
おめでたい意匠として、通年で用いることができます。
桃の花
不老長寿と子孫繁栄の象徴。
・桃の花言葉は「チャーミング」
・枝垂桃花言葉は「私はあなたのとりこです」
貝桶(かいおけ)
上 貝桶文様振袖 部分
下 貝桶文様小袖 部分
「染織の美」3 友禅染(京都書院刊)より
蛤(はまぐり)
蛤の貝殻はもともと合わさっていた対の貝殻以外とは合わないということから、夫婦和合の象徴。
「貝合わせ」・・・ この蛤の内側に金箔や蒔絵でさまざまな意匠が描かれ、同じ絵・もしくは関連する絵柄が描かれた対になる2枚の貝を見つける遊び。
貝桶は、その貝専用の入れ物で、婚礼衣装などにもよく描かれるモチーフ。
今日は、ちらし寿司ならず、手巻き寿司でちっちゃなひな祭り気分を味わいました。
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