下図・下絵・糸目糊と進んで、今日は少しだけ彩色をしました。
下図 肩の柄
糸目糊 左上前の柄の一部
彩色途中
人それぞれに似合う色があります。
この着物を依頼された方は暖色系統がよくお似合いでした。
今回はグレーの中間色濃度の地色です。
少し紫がかったグレー。同じグレーでも青みのグレーは顔映りがよくなくて、その微妙な違いに驚きました。
長い間着れるように、白花をメインに色の彩度を抑えること。
袷(あわせ・・・裏地の付いている着物。10月~5月の間着用)の期間いつでも着れるように、四季の花を入れること。
加賀友禅は高価だから、着用期間を限定する柄は依頼が少ないです。
春の花と秋の花が混在する柄が多く、花の種類も限られます。
季節の先取りが粋で、季節を外れると無粋。
日本人の美意識ですね。
ルールに反抗するわけではないのですが、「好きな柄を着る」も私の中ではありです。(1つの柄をデザインする方が統一感があって、作り手としては好き が本音ですが・・・)
彩色が終わって、染屋さんに地色を染めてもらい、反物の形になるのは、12月半ばの予定。
本当に時間がかかります。
メルちゃん 自宅でくつろぐ
ヨナ・ヒナ おまけ
昨日の友人が写メ送ってくれました。
メルちゃんのベスト(?)ショット。いろっぽい後姿。可愛いね。
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