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2015年12月10日木曜日

引き振袖 仕上がり

引き振袖が仕上がりました。(反物状態)


 前裾部分と八掛(裏地)
いつもより大きい画像で 



地色が白なので、前回の彩色終了時と ほとんど変わりませんが、
柄部分の糸目が取れて、すっきり柔らかくなりました。

そして、すごく心配していた地色の白牡丹・・・

 



 ちょっとだけアップ

糸目が取れて、
思っていた以上に白のぼかしが綺麗に出て、
糸目部分が出過ぎず、引っ込み過ぎず、はっきりベージュ色にあがってきました。 

だいたい仕上がりはちょっとガッカリすることが多いのですが、今回の白はいいバランスで糸目が残り、本当にうれしくてうれしくて・・ 

少し反物状態で眺めてから、
打掛といっしょに仕立てお願いしようと思っています。

仕立て上がりはいつになるかまだまだ先ですが、楽しみだな。




2015年12月6日日曜日

引き振袖 彩色終了

 
引き振袖の彩色がやっと終わりました。

全体の雰囲気

  袖




胸・衿部分は色の牡丹はなしで白のみ


赤い打掛とほぼ同じ柄の牡丹配置(打掛より少し柄が多い)

明日、蒸し・水元・湯のし 糸目糊を落としてもらい、最後の仕上げに出します。 

色を彩色した部分は糸目の輪郭が取れて、今よりも柔らかく(予定)
白地牡丹は、胡粉が浮き出て、糸目が取れて輪郭がなくなっても糸目が薄くベージュがかって残ってくれたらと期待して(予定)

もしかしたら、白地牡丹は全部柄が見えなくなるかもしれないなぁ 
柄が消えてしまったら、糸目部分の輪郭を薄く描くことになるかな?

白がきれいに出ますように、もうちょっと最後までドキドキです。



「加賀の赤を探る会」



「加賀の赤を探る会」

日時  12月12日(土)  14時開演
入場料  2000円
会場  宮本酒造  石川県能美市宮竹町イ74

一部  九谷焼「赤絵」・加賀友禅「臙脂」から読み解く色と感情の関係
二部  落語の赤を詠む「厩火事」  落語家・・入船亭扇治



赤をテーマに、伝統工芸・落語の分野でのアプローチです。
会場は 宮本酒造さんの蔵を使用した空間で、朱色の壁で、京風中庭もあるそうです。

今回、「赤」がテーマとのことで、私も1枚 打掛を展示させてもらうことになりました。


少し金沢市から離れていますが、ご興味ありましたら是非お越しください。