来年、姪が成人式です。
黒地の振袖は、娘の成人式用に作ったものですが、
妹に二人娘がいるので、みんなで着ればいいと思っていました。
その時々で、できる限りよくなるように努力しているのですが、
仕上がった時にいいと思っていても、時間を置くと欠点や失敗した部分が見えてきます。
着姿が思っていたのと違っていたり、
柄の流れ・直線が着るとゆがんでしまったり、
綺麗に見せようと思って開けた空間が、よくなかったり、
本当に難しい。
黒の振袖も反省点が数個所があり、 「姪のために」を名目に、リベンジしたくなりました。
(作りたい・・)
姪にはどんな色が似合うだろう・・
「深緑好き?」って聞いてみると、「大好き!」
「何の花が好き?」って聞くと、「桜か、梨」
それで、去年の早い段階で、もう一枚「深緑で枝垂れ桜・・(ポイントは牡丹と芍薬)」を作ることにしました。
今年のお正月、姪と話をしていて、好きな色が青みの深緑で、私の思った通り。
イメージが一致してホッとし、作ることに迷いがなくなりました。
(気に入らなければ黒を着ればいい)
去年のうちに紙に下図を完成させていたので、
今年になってから、白生地に下絵・・
青花で
先に着物の形に仮縫いした生地に下絵を描いて
ちょっとわかりにくいけれど、
振袖なので総柄
飾った時の柄の配置や流れを確認・・
ボディに着せてみて、
着姿の確認 ・・
胸の部分は柄が綺麗に出るか?
着付けて、枝の流れは 不自然になっていないか?
前裾は、おはしょりで隠れても柄が詰まった感じにならないか?
後は、お尻の位置に柄が不自然に入っていないか?
空間があきすぎていないか?
いろいろと着姿のポイントを確認してから、仮縫いの仕付け糸をほどいて、
あいくち(生地の縫い合わせ部分で柄がつながるところ)を描いて、
下絵完成
仕上がりの柄配置は、去年お人形用に作った「桜と芍薬」柄を参考にして
人間サイズに
( 地色が深緑なので、雰囲気はまったく変わります・・)
これからしばらくは、この振袖に集中、
今まで作ったものより、いいのができますように、
姪に似合う着物になりますように・・
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