「出口のない海」
横山秀夫 著
講談社 2004年刊
戦争の話は嫌いです。
すごく単純な理由で、怖いから。
なのに、手にとってしまいました。
人間魚雷「回天」の話です。
そして、続いて読んだのがこれ。
「永遠の0」
百田尚樹 著
講談社文庫
こちらは特攻隊の話。
百田尚樹さんは本屋大賞をとられて、本屋さんの手前に山積みされています。
いつも気になりながら「零戦かぁ」って気後れして、 手に取っては積まれた上に戻していました。
今回はとうとう文庫本を購入。
「回天」の勢いで、一気に読みきりました。
この本は、ひとつひとつ戦場を丁寧に追っていてわかりやすく、その文章力にぐいぐい惹きつけられます。
零戦が戦争当初どれだけすぐれた魅力的な戦闘機だったか、そして、戦争末期にどのように失速していったか。
読みながら知らないことだらけで、驚きました。
「日本へのわが遺言」
篠沢秀夫 著
ライフ ハーベスト 刊
新聞で紹介されていた本です。
昔のテレビ番組 「クイズダービー」の回答者でフランス文学研究者 篠沢教授。
「戦前・戦中・戦後ー日本はひとつ 同じクニ」
この本もとてもわかりやすく戦争について書かれていました。
特に、靖国神社の項は「えっ、そうなの?」とびっくり。
「靖国神社を祀っている英霊の始まりが、「1853年以来 」(ペリー艦隊浦賀来航の年)だそうです。
戦死者を祀る社かと思っていたら、・・・((略)・・・ 国難に殉じた人は戦死でなくとも祀られている!
・・・ 吉田松陰 刑死 ・・・・高杉晋作 病死・・・坂本竜馬 暗殺死・・・」(本文P128)
官軍も賊軍も 勝った方も負けた方もともに 祀る
戦争について意見を言うつもりはないのですが、知らないことが多すぎる。
そして、ジブリ作品「風立ちぬ」
綺麗ないい映画だったなぁ・・。
宮崎駿さんが引退されるのは残念。
もう出し尽くされたのかなぁ。
映画を見終わってから、ずっとなつかしい「ひこうき雲」を口ずさんでいました。
本棚から昔の岩波文庫を引っ張り出してきて、これから読み返します。
(字が今の文庫本より小さくて 見難い・・・)
おまけ画像 ・・・とっても綺麗なカードもらっちゃった・・。
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