横山秀夫著
「陰の季節」 「動機」
文春文庫
最近いろいろ読んではいますが、あまりお気に入りがない。
その中で、横山さんの本はどっしり重厚な文体でぶれない硬派な印象でした。
「陰の季節」の解説で北上次郎さんが書かれている文章の冒頭を紹介します。
「横山秀夫『陰の季節』が決定的に新しかったのは、警察小説でありながら捜査畑の人間を登場させなかったことだ。いや、主役にしなかったことだ。・・・」
こういったちょっとひねった構図っておもしろいです。
昨日の夜、日曜洋画劇場で、「臨場 劇場版」をやっていて、横山秀夫原作となっていたので、少し見ました。
型破り検視官倉石が挑む真実・・・なんて新聞に書かれていたのでちょっと気になって・・
結論から言えば、「私は活字が好き。」です。
ドラマ(映画? )になって、俳優の大げさな表現や怒鳴り声・泣き声など見ながら興ざめしてしまって、その上、急に鳴り出す音楽も突然でものものしい。
もっとあっさりした方が好みです。
途中で消したのですが、今朝になって、結論だけ知りたかったなぁなんて、勝手なことを思ったり・・。
以前、横山さん原作の映画「半落ち」をテレビで見たときも重っくるしいなぁっ思いました。
それで原作は読んでいなかったのですが、読んでみようかな。
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