友禅を知ってもらうために、作業工程の主要部分を制作しました。
簡単に半襟で。
左は下絵です。
生地に青花で描きます。
青花は水・蒸しで最終的に消えてしまいます。
中は糸目糊
染料は液体状態で、にじまないように下絵に沿って 糊で防染します。
染料がはみでないように防波堤の役目です。
右は彩色 (これは水元(水で洗って糸目糊を落とす)まで済んだ状態です)
柄を染料で染めます。
本来は、彩色の後、地染め(地色を染める)のために、柄を糊で伏せる作業・地色を染める作業がありますが、今回は半襟なので地色を染めませんでした。
この3工程で、半襟3枚分。
地色も染めたら、糊伏せ状態・地色が染まった状態・出来上がりと、後3枚分半襟が必要だなぁ。
(同じ柄6枚はさすがにいらないな・・・)
いつも作りながら感じることですが、
手間がかかる染めです。
そのわりに、手間がかかっているように見えない。
どうしても平面的で、刺繍などの立体感・厚みがないからだろうな。
たまに、こんなふうに染め見本を見ていただいて、直接説明することも必要かもしれません。
「苦労して作っているんですよ」ではなくて、「手間が掛かるヤツは楽しいんですよ」って・・。
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