平成15年制作「山芍薬(やましゃくやく)」
一昨日の「椿」よりさらに2年前、9年前の作品です。
上の方が実物よりも濃く、下の方が実物よりも薄く写っています。
上から下へ、薄い水色グレーから紫がかったグレーのグラデーションになっています。
格子の中の地色を部分的に変えて、山芍薬の蕾、花、咲き終わり、実、を描いています。
これは、衣桁に掛けて見栄えのする着物です。
色を柔らかく抑えているので、見た目ほど、着にくい着物ではないと思いますが、好き嫌いが出るでしょうね。
「椿」の着物の作りなおしの後、この着物も1枚作ります。
今まで作った着物は、写真を撮っていないものが多いのですが、残っている写真を時々、ブログに載せていこうと思います。
作ってすぐには自分の作品を客観的にみることができません。
依頼があって、昔の2枚を取り出してみて、やっぱり客観的に見れませんが、時間を置くこと、距離を置くことの、大切さを実感しています。
いいものが作りたい。
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