糸目糊引き
下絵の青花線に沿って、糊を引きます。
三角錐の筒に、針でつついたような小さな穴の開いた先金(さきがね)をつけ、中に糊をいれて、搾り出します。
ケーキのデコレーションでクリームを絞る時に使うような筒の形で、だいたい10cm強ぐらいのサイズを想像して下さい。
染料は液体ですので、にじまないように、糊が防波堤の役目を果たしてくれます。
最終的には、この糊の部分は、柄の周りに白い線となって残ります。
糊の種類は、水で溶ける糯糊(もちのり)と、揮発で溶かすゴム糊があります。
糯糊は、仕上がりが柔らかい線(線があまりシャープでない)で、少し生成り色がかっています。地色・柄色と溶け込むような感じです。
ゴム糊は、シャープな線で、真っ白な線がパキッと仕上がります。線を出したい時、強調したい時は綺麗に出ます。
糯糊は、仕上がりが柔らかい線(線があまりシャープでない)で、少し生成り色がかっています。地色・柄色と溶け込むような感じです。
ゴム糊は、シャープな線で、真っ白な線がパキッと仕上がります。線を出したい時、強調したい時は綺麗に出ます。
青花の線にそって 糯糊(もちのり)で糸目糊置き
伸子針で生地をピンと張る
糸目糊道具 左 糯糊 右 糸目の筒
地入れ
引いた後の糸目糊は、生地の表面についているだけです。
生地の裏から、地入れ液(薄めた豆汁(ごじる)等)を刷毛でぬらして、糸目糊を生地に浸透させます。(もち糊の場合)
ゴム糊の場合は、裏から揮発をかけます。(ゴム糊は揮発で溶けるので)
この地入れによって、液体染料の彩色が、にじまなくなります。
彩色
柄の部分に、筆・刷毛で、色を入れていきます。
ぼかしの技術は、片羽刷毛(かたははけ・・・高さの違う台形の刷毛)を使用します。
片羽刷毛で花のぼかしの彩色
彩色終了
彩色道具 片羽刷毛 筆
蒸し
彩色した染料は、蒸すことで、生地に定着させます。
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